06/01/24 08:22

格安航空券とは

どうも巷には誤解があるようですが、
格安航空券とは、個人包括運賃(IT)、すなわちパッケージツアー
用航空券のばら売りであり、ITとは「航空会社が個人包括用に旅行会
社に卸している割引料金の航空券」のことです。これを世の普及に貢献
したひとりが、先週の沖縄の事件からから突如TVに出るようになった某
証券会社の社長です。

この種の航空券が出た当時は、違法とも捉えられる面があったため、
少しアンダーグラウンド的要素があったのですが、バブル時からそれ
以降には主流になってしまいました。その後、ペックスを始めとする
各社が独自に設定する事前購入割引が勃興し、ネット社会の爆発的発展
とともに一気に主流に踊り出ました。当然、「格安航空券」は消滅する
と思われていたのですが、意外にもしっかり生き残っています。

利用者にとっては、どちらでも関係ないと思われがちですが、予約の
入り易さ、料金の明瞭さ、購入期限、座席指定、変更への対応性、さら
に他社便(大抵は提携会社)利用の可能性、マイレージ加算の有無や
加算率など、多くの長所を持っています。買いやすさもありますね。

価格的には「格安航空券」のほうが安い場合が多いのですが、予約の
取りやすや座席指定(まだありますね、アップグレードの可能性)が
できることなどから、うまく使えば僅かな価格差で、事前割引料金で
飛んだほうが得策ということになります。また、乗り継ぎを強いられ
る目的地や周遊などでは、一社よりも複数社が使えるほうが断然安く
なる場合もあるので、航空券の価格だけでは決まらないことも多いの
です。

どうしても「格安航空券」で行きたいというならば、倒産の可能性
の少ない安心できる会社のうち、手頃な店を探し、最後まで諦めずに
予約を取ってもらうことです。

一方、事前購入割引は、設定クラスさえ空いていれば、その場で予約
が入ります。どこで買おうとほとんど同じ(手数料やキックバックを
引くという消費者には見えにくい部分があるので)です。

大抵の旅行代理店は両方のチケットを扱っているので、今後のことを
考えて、末永いつきあいができる代理店を見つけるのも大切だと思い
ます。何事もトータルで見ることが大切ではないでしょうか?

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