06/01/23 08:05

いつもそう思っていました

この間レッチェで合った日本人カップルも女性が完璧に
旅を仕切っていました。旦那(彼氏?)は、後ろで黙っ
てぼ~としていました。我々二人は、「あんな強行日程
では絶対怒るよなあ。」と後で言い合ってましたが。
折角のレッチェに一泊もせずに、夜行でナポリですから。

随分昔の話し。ポルトガル某有名都市のポーサダに直接
予約を入れて泊まったときのこと。同じホテルに日本人
カップルが来ていました。やはり女性のほうが全てを
仕切っていて、そのホテルも日本代理店を通して苦労し
て取ったとのこと。苦労話や、その旅の準備にどれだけ
時間を費やしたか等々聞かされました。その値段は、我
々が直接予約(当時はFAX)した値段の倍近く。部屋は
同じカテゴリーです。「彼女は楽しいそうだったが、
旦那は楽しいのかな?」と思ってしまいました。

若い大学生くらいのグループでも、テルミネ駅で切符の
買い方がわからず、荷物番をしてぼ~としているのが
男性数人。女性軍は必死に買い方を人に聞いたりしてい
ます。

そもそも、欧州に憧れるのは圧倒的に女性だし、その中
でもイタリアはダントツなのではないでしょうか?
ここで質問されるかたも、例えカップルでも女性のかた
ばかりです。それでうまく行っているのが現状だと思い
ます。

もし旦那の海外旅行経験が乏しく、一方女性は豊富な場合、
成田離婚にならない秘訣は、女性に主導権を与えることだ
と知り合いには言います。まだまだ男尊女卑が根強い日本
では、男が主導権を持ちたがるのですが、そんなくだらな
いプライドは捨てろと言います。そう言えば、男尊女卑で
は日本の上を行くお隣の国でも、海外で出会うカップルの
大半は日本人と同じパターンです。

旅行業界の統計でもはっきりしているのは、若い男性の海
外旅行経験は少ないことです。大学生のときに機会を逃す
と社会に出た後は、仕事での渡航が主になります。子育て
が終わって、やっと夫婦だけの旅行が楽しめると思ったら、
妻に、「あんたとだけは行きたくない」と断れるのが、日
本男児の哀しい現実かも知れません。

以前にここに書いた気がしますが、私の知り合いに、某ア
ジアのリゾートでは、「日本人だけほとんど同性カップル
で、確かにフランス人も同性同士が居たがあれは本物のカ
ップルだったし、異様な光景だった。」と伝えたました。
すると彼女は、「その気持ち(同性同士)は良くわかる。
だって買い物していたら、文句言うし、食べ物には拘らな
いくせに、自分が仕切らないと気が済まない。私の友人は
みなそうよ。でもうちの旦那は違うけれど。」とのろけ半
分で言っていました。

少しは自分の事を言わないといけないでしょう。
計画は全て私がします。これは単に趣味だからです。
幸いにして趣味が全く一緒で、名所旧跡には興味がなく、
街とくに都会をぶらつく、珍しいものや人を観察する、
美味しいものを食べる、良いホテルに泊まる等です。
妻も英語はできるし、ほとんど通じないスペイン語と東南
アジアの某言語は片言できるのですが、イタリア語に関して
は私しか喋らないので、交渉は私がします。それでも服や靴
のサイズや色、大きさ程度の言葉は知っているので、そのよ
うな所では任せています。レストランでも注文もメニュー程
度はできるので、お互いに相談して決めます。これも嗜好が
変わらないので、楽です。酒だけは、妻のほうに任せます。
まず飲む量も違うし、五感のうち食に関する部分は圧倒的に上
ですので。一応、男性がGustazioneをするのが決まりらしいの
ですが、断って彼女にさせます。

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/01/23 22:17

    やはり

    そうお感じでしたか。
    まぁ、それでお互いが楽しめるなら、いいのでしょうけどね。

    >そう言えば、男尊女卑で
    >は日本の上を行くお隣の国でも、海外で出会うカップルの
    >大半は日本人と同じパターンです。

    これには、気が付きませんでした。
    買い物においては、感じていましたが。
    (日本人よりブラン好きのような印象もあります)
    今度観察してみようっと。

    GORGEさんのところは、ごく自然に、それぞれを尊重しあって
    それぞれが得意なところで、出るという感じなのですね。
    お酒は奥様の方がお強いのですか。(ここだけは、うちと同じ)
    我が家は、リタイアするまで2人で海外へ行くのはまず無理なので、
    うらやましいです。

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