【5日目-5】 若さには勝てない ここまで来たなら、ナヴォーナ広場まで行ってしまおう。 着いてみると、想像とは違い、寂しい雰囲気。以前来た時は、メリーゴーランドや屋台がたくさん 出ており、お祭のようだったが。いつもやっているわけではないんだネ。 3つの噴水を見て、パスクィーノの像も見ると、時間は20時を越えていた。 なんだか疲れて、妹に「もうホテルに戻りたい、夕食は駅のセルフサービスレストランでもいい??」 と聞き(半ば有無を言わせず)、タクシーを拾ってテルミニへ。 タクシーを降りて、駅構内に入ろうとしたとき、1人の若い女性がダダダッと妹に近づいてきた。 んん!!新手のスリか???なんて瞬時に思うも、その彼女は何かまくしたてている。 姉妹で驚きもあって怪訝な顔をしていると、彼女はやっと雰囲気を察知したらしく、英語で 「英語は話せますか?」と聞いてきたので、「少し」と答えると、「アナタは中国人ですか?」だって。 ちがいます、というと立ち去っていった。 何か困った様子ではあったが、とにもかくにもワタシ達はびっくりしたし、妹いわく、 「彼女が連れの女性の所に戻ったら、その人が『ほらね、違ったじゃない』っていう顔をしていた」 と言うので、おそらく、妹のことを中国人だと思い込んだその娘が、何か聞きたいことがあって 夢中で話しかけてきたということだったのだろうという結論に行き着いた。 中国人に間違われたことで少々ショックを受ける妹に、「ワタシなんか、さっきホテルの前で 露店の人に『アンニョンハセヨ』って声掛けられたよ」と慰め、セルフサービスレストランへ。 サラダバー・カルボナーラ・マカロニのトマトソース・フライドポテト、しめて16ユーロくらいだったか。 構内が見渡せる席に座ったら、途中から、下の階から若い男達がなんやかんやとウルサい。 何を騒いでいるんだろうと思って見たら、なんとこっちをみて、手招きをしたり、話しかけてくる。 うちらがからかわれているんだー☆ヤダな~ちょっとコワい気もするし。 さっさと食べて、見えないように移動し、降りるかに見せて別のバールでカプチーノを飲んで 様子を見ていると、しばらくして、立ち去っていったので、ホッと一安心。 駅地下のコンビニで水やジュース、ヨーグルトを買い、急ぎ足でホテルに帰る。 そうそう、セルフサービスレストランのお味といえば・・・まぁあのお値段であの味なら問題なし。 熱々ならむしろおいしいかもしれない♪とも思えた。 シャワーのお湯は問題なく熱いのがたくさん出る。不幸中の幸い。 明日は朝一でコロッセオに行き、午後からバチカンに行くことにする。