【4日目-3】 夕景のミケランジェロ広場

バスチケット売り場に行き、帰りのことも考えて3時間チケット(1.8ユーロ)を購入。
ちょうど12番のバスが停まっていたので、乗り込んで早速時間を刻印。
間もなく走り出したのだが、途中で悪臭がしたので、「???」と思って振り返ると
ホームレスっぽい人が4人席に居座り、下を向いて居眠りをしている。もちろんその席に
座る人はいない。極力鼻から息を吸い込まないようにしながら、ミケランジェロ広場までガマン。
着いて、降りると、ちょうど良い風景。もう少しで太陽が左側に沈んでいく。
町は赤く染まり、とても綺麗だった。晴れているときのミケランジェロ広場もいいけど、夕景も最高。
階段を下りた下の写真スポットで、英語を話す若い白人男性にカメラを渡され、
彼はおもむろに脱ぎだした。いったい何を☆と思ったら、今からポーズを取るから1番いい所で
シャッターを切ってくれと頼まれる。メガネを外してトレーナーになった所で彼は側転をして
片手で倒立。ここぞ!!とシャッターを切ると、画面を再生してワタシにも見せてくれ
よく撮れていたと満足しお礼を言われた。そして他にもいろんな場所で同じポーズで盗っている
写真も見せてくれて、嬉しそうだった。ブレずに撮れたことをワタシも満足。
階段を登ると、もう夕日は沈んでいく所。風あたりの強いところだったので、体がすっかり冷え
帰るバスを確認すると20分に1本で、見ていたところ、さっき出発したばかり。
広場を後ろにして右手にバールが見えたので、コーヒーでも1杯と思い、かけこむ。

テーブルかと聞かれるが、バスにすぐ乗りたいので立ち飲みで、カプチーノとホットチョコレートを。
たしか4ユーロ。どっちがいくらかというのは分からなかった。たぶん、カプチーノのほうが安いかも。
ホットチョコレートは生クリームまで甘い、チョコレートをそのまま溶かしたようなドロリとした飲み物。
でも疲れて凍えてた体にはとても効いた。甘い甘いと言いながら飲み干した。
13番のバスが広場に停まっているのが見えたので、駆けていく。

駅に着いて、妹が行きたがっていたサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ。
日本語の目録を読むも、何を買っていいか迷っているらしい。相談しようにも日本人のスタッフは
日本人の客につきっきりで埒があかなそうだ。結局リップクリームをふたつほど買って店を
後にする。もう少し買いやすい店だったら、もっと客も増えるだろうしといつも思うのだけど。

トルナヴォーニ通りなどのお店をめぐり、ブランドショップを眺めたり、Bataでブーツの試着などを
楽しみながら、さぁそろそろ夕飯にしようかと向かったお気に入りのお店は、、、なんと閉まっていた。
ブルータスお前もか、じゃないけど、今回の旅は本当に定休日にあたってしまう。恐いくらいだ。
他の店を探す気もなく、思いついたのは、「Procacci」のトリュフサンド。あれを持ち帰りにして
ホテルで食べよう!!妹には申し訳ないけど、あれも実は食べてみたかったから。
店に入ると、日本人女性スタッフが親切に世話をしてくれ、以前この掲示板でじぃなさんのHP
を拝見して知ったBabbiのチョコレートのことなども聞いてみると、もう品揃えが少なくなり、
それならばこのチョコレートをいかが??とか他のおいしいチョコレートを味見させてくれたり、
トリュフサンドを頼もうとしたとき、おいしそうなキッシュがあるのを見つけると、
「これもおいしくておすすめですよ」と言ってくれたので、キッシュとトリュフサンドと
チョコレート(オススメのとBabbiのCremini)を買って店を出る。

ホテルに戻り、持参した野菜ジュースなどと共に、買ってきたトリュフサンドとキッシュをいただく。
トリュフサンドは、正直「1回食べたからいっか」という味だったが(1個1.6ユーロ)、
キッシュにも(おそらく瓶詰めではあると思うが)黒トリュフがたくさん入っていて、
これはとっても美味しかった。温めたらなおいっそう香りも増し美味であろう。(2ピースで8.6ユーロ)
デザートにはBabbiのチョコ(1個50セント)。急遽決めた割には大満足の夕食。
プロカッチのお姉さん、ありがとうございました!!

洗濯物もすっかり乾き、明日はローマに発つため荷物をパッキング。
明日の朝いちばんくらいでウフィッツィに並ばず入れたら・・・と思いながら
フィレンツェ最後の晩を過ごしたのだった。



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