【3日目-5】 パルマで待ちぼうけ・その2

タクシーで駅まで行き、料金は荷物も入れて6ユーロ弱だったのに、とっても気分の良くなっていた
ワタシは、運ちゃんに3ユーロもチップをあげてしまった。でも運ちゃんは、それはもらいすぎだとか
なんとか言ってたんだけど、こっちも酔っ払っているから理解できず、降りたら急いで荷物とか
降ろしてくれてかわいかった。思えばこの子もちょっとかっこよかった。

良い気分で構内に入り、電車も無事間に合った・・・なんて思ってプラットホームを確認しようと
モニターを見ると、ん??あれ???45分遅れ?????いっきに酔いが醒める。
確認しようにも、窓口はひとつしか開いておらず長蛇の列、来るはずの番線ホームに行き
待ってみるも、来るのはそれ以降の電車ばかり。仕方がないので待合室で待つことに。
待っている間にも45分が50分遅れになり、ますます不安。たしかこれがフィレンツェ行きの
終電なので、とにかくこれに乗るしかないのだ。
フィレンツェの到着予定時刻は23:30くらいだったのだが、50分遅れとしても、ホテルに着くのは
0:30を過ぎてしまうか、チェックインは23時予定で連絡してあったので、一応連絡しておいた方が
よいかと、コインの使える公衆電話を探すも、ない。
以前、ドイツのバーデンバーデンで2時間チェックインが遅れたとき、ノーショーのため宿泊を
取り消された記憶が蘇った。でもなるようにしかならないと自分に言い聞かせまた電車を待った。

電車の到着予定10分をきったころ、遅延がまた伸びないことを祈りつつ、ホームに出た。
するとアナウンスがあり、ちょうど50分遅れで電車が到着、温かいコンパートメントに乗り
ホッと一息。乗客は少なく、もしかしたら、この車両にはワタシ達だけしかいなかったかも。
安堵の為か、疲れか、妹は眠くなったらしくコンパートメントの席に横になった。
カーテンを閉めてワタシも途中ウツラウツラしていたら、いきなり若い男性がドアを開けたので
ハッとして見ると、なんか慌てたように「失礼」とでも言ったか、笑って閉めて行ってしまった。
本当に間違えて入ろうとしたのか、はてまた・・・・・・

パルマからちょうど2時間ほどでフィレンツェに到着。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅も、あまりひと気もなく閑散。
ホテルはホームを背にして右側出口すぐなので、急ぎ足ですすむ。

○「Hotel Ambasciatori」
http://www.hotelambasciatori.net/eng/index.asp

入り口を入ると、お待ちしておりましたとばかりにホテルマン。
無事チェックインでき、胸をなでおろす。
部屋はせまいながらも、きちんとバスタブがついていて洗面所はなかなか広い。
ベランダからはドゥオモが見えて、景観も良い。なかなか良いホテルだ。
テレビがつかなかったが、疲れていたので、ボーっとしながらも洗濯をして風呂に入ってすぐ寝る。


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