【3日目】 ミラノ→パルマ→フィレンツェ

昼食を取る以外はミラノでは予定はないので、今朝も美味しく朝食をいただき、ゆったりと過ごす。
10時半ごろに、チェックアウトし荷物を預けドゥオモまで出かける。
「Al Cantinone」を探すと、昨夜あんなに行ったり来たりした通りにちゃんとあった。
やはり昨日は定休日だったのだろう。休みの日は全体的にシャッターを閉めてしまうのか
店名まで確認できない状態になってしまうのだ!!見つけられてよかった。
入り口はバールになっていて、メニューも出ていたが、なんとなく違うような気もしたものの
まだお腹もすいていなかったので、とりあえずリナシェンテをみて、それからまた来ようということに。
リナシェンテはセールを開催しており、活気があった。買う気はなくとも、見ていて楽しい。
この後、フィレンツェとローマのリナシェンテも行ったが、1番品揃えと雰囲気が良かったのが
ミラノだった。値引率もけっこうお買い得になっていたし。

ひととおり見て、「Al Cantinone」に行ってみる。
入ると、バールかリストランテか聞かれたので、リストランテのほうに行くことにする。
奥に案内されると、なるほど、こちらにはきちんとしたお店があったのだ。キチっとしたカメリエーレが
席を促す。「ワインは」・・・姉妹で下戸なので、お水を頼む。
妹は、昨夜食べたのに、またミラノ風カツレツが食べたいと言う。それほどお腹すいてないのになぁ。
若いってすごい。でもワタシもまたスモークサーモンを頼んでしまう。好きなら仕方ないよね^^
スモークサーモンとアボカドのサラダ・ポルチーニの生パスタ・ミラノ風カツレツ。
これをシェアして食べたいのです、とカメリエーレに頼む。
前菜は、これは大きなお皿に取り皿を持ってきてくれる。持ってきてくれたのは女の人だったが
さきほどのカメリエーレに指示され、オリーブオイルと塩などを後から持ってきた。
とてもおいしいサーモンだった。プリモのパスタもとてもよい香りで美味しかった。こちらは皿を
2つに分けてくれた。セコンドは、ワタシは正直言って、昨夜のターキーのカツレツのほうが
美味しかったと思ってしまった。ドルチェのワゴンがたくさんあって、おいしそうだったのだけど
もうふたりで満腹、カプチーノを飲んでお会計。ふたりで48ユーロ、ランチにしてはちょっと
値がはったか。店を出る頃はビジネスマンたちで満席。人気のあるお店なんだなぁ。
(いま考えれば、ランチの定食なんかはなかったのかなぁ・・・今度はバールのほうにも行ってみよう)


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  • 【3日目-2】 パルマで待ちぼうけ

    ホテルに戻り、荷物を受け取り、次なる目的地パルマへ。
    パルマでは、中心地の観光と、やはりこれもグラツィアさんが以前書いていたレポートが、
    とっても美味しそうだった「IL TROVATORE」へ行きたいので、通り道なら、と決めた行程。
    でも、荷物預かりやロッカーがないということだったので、一抹の不安はあるも、
    行けばなんとかなるかな??なんて淡い期待も抱きつつ、ミラノから1時間強でパルマに降りる。
    小さな駅、トイレと鉄道警察の横に、ロッカーがあるも、使用禁止(金額表示はリラだった)。
    荷物預かり所もなく、噂どおりの展開。仕方ないので予約を兼ねてレストランで預かってもらおうと
    キャリーを転がしながらてくてくと歩いていく。15分ほど歩いたか、レストランは分かりやすい場所に
    あったものの、なんと閉まっていて人がいない。開店は19時半。その時点で17時。
    地図を見るも、教会などがある中心地まではまだ歩いていくにはだいぶありそうだし、
    なんといっても荷物が重いので、もう諦めてこのままフィレンツェに向かおうかというワタシを
    「せっかく来たんだから食べて帰ろうよ」と、荷物を置いて着席でき、なおかつ「IL TROVATORE」が
    その席から見える、通り斜め向かいのバールを妹が探してきてくれた。

    バールに入り、荷物を置かせてもらい、席についてオレンジジュースを頼むと、
    疲れも取れて落ち着いてきた。生絞りの赤いオレンジ、でも酸っぱくなくておいしかった。
    地元客ばかりの笑い声が絶えない明るい店。ひとりで取り仕切るお姉さんもとても明るい。
    途中、トイレに行きたくなって、どうも英語が通じないっぽかったので「トイレはどこですか?」という
    イタリア語を調べていたら、その雰囲気を察知したのかカウンターから「トワレット?」と聞かれたので
    「スィ」と言うと、ジェスチャーと片言の英語で、外に回って扉を入れとのこと。
    言われたとおり、外に回ると「ジー」と音がしたので、施錠を解除してくれているのだと思って
    急いで開け、中に入ると、薄暗い中に店のお姉さんが立っていて、あそこよ~と指差してまた店に
    入ってしまった。店の扉は廊下の左手にあり、トイレは廊下を挟んで右奥にあった。
    電気をつけて用を足すも、のんびりしていたら、電気は時間式だったらしく途中で真っ暗になり
    軽くパニックになる。なんとか出てくると、今度はさっき解除してもらったドアがどうにも開かない。
    こういうドアは内側からは開くものなのになぁと施錠のボタンなどを探すもないし、押しても引いても
    ダメなので、仕方なく、お店の裏口を軽くノックする。聞こえなかったようでもう一度コンコンコン。
    最後にはドンドンドンと叩くと、やっと出てきて、笑いながら開けてくれた。
    お店に戻っても、お姉さんはツボに入ったように笑い続け、お客さんもワタシのほうを見て笑っていた
    ので、ちょっと恥ずかしかった。妹に大変だったんだよと説明しながらも、これもまた良い思い出。


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    【3日目-3】 パルマのおいしい親切なレストラン

    1時間ちょっと過ぎたころ、「IL TROVATORE」の明かりがついたのに妹が気づき、
    まずはワタシが行って、19時半に予約が取れるかどうかと、荷物を預かってもらえるか聞くことに。
    店を覗くと、人影が見えたのでノックをすると、カメリエーレらしき紳士が怪訝な顔で開けてくれた。
    まず、19時半に予約できるかどうか聞くと、20時に来なさいと言われるも、食事後フィレンツェに
    向かうので、9:24の電車に乗らなければならない、と言うと、では19時半で良いとのこと。
    次に、駅で荷物を預けられなかったので、荷物を預かって欲しい、と頼むと、問題ないよ、
    よく日本人客の荷物をうちで預かっているんだ、と言ってくれた。話している途中には
    「寒いだろうから、中に入りなさい」と言ってくれたり、親切が身にしみる紳士だった。
    では、荷物を持ってまた戻ってきます、と言い残して妹のもとへ。
    バールでジュース代を払い(ふたりで5ユーロ)、荷物を持って「IL TROVATORE」へ。
    鍵は開いており、中に入ると、先ほどのカメリエーレが荷物を預かってくれ「では19時半に」。
    まだ時間まで50分くらいある。手ぶらなら中心地まで行って帰ってくることもできるだろう。
    寒い中、しかし気持ちは温かく足取りも軽い。幸運なことにドゥオモはまだ開いており、
    中を見ることができた。左右が赤青の対象になる造りになっており内装も立派、妹は感動していた。
    洗礼堂はしまっており見られなかったが、広場で何枚も写真を撮って、
    ホントは観光できなかったかもしれなかったパルマの街を焼き付けた。

    観光客向けのお土産屋などがあまりなく、たまに見かけるブランドショップなどは、
    ミラノよりもだいぶ割引していて、買い物するには穴場だなぁと思いつつ、
    本屋など冷やかしながらも、5分前には店についてしまう。

    店に入っていくと、先ほどのカメリエーレが「ちょっと早いけど内緒だよ」といった表情で
    席に通してくれる。まず、彼がなんとかかんとか言いながら(聞きそびれた)スパークリングワインを
    出してくれて(ランブルスコか??)、ふたりで良かったねと言いながら乾杯。
    ワタシよりも弱い妹は、一口飲んで水に切り替える。辛口の上品なワインだった。
    そしてすぐに、アミューズとしてだろう、ポテトスープが出される。寒かっただろうから温まれ、
    と言いながら出してくれた。コロッケの中身のような素朴な味。それにクルトンとオリーブオイルを
    散らして。バターを使わないでもこんなに優しい上品な味に出来るんだなぁと感心。
    注文は、英語メニューを読んでもなんとなく理解できなかったので、カメリエーレに
    「クラテッロとアスティチェは食べたいの。ふたりでシェアしたいんだけど、プリモも迷ってる」
    と伝えたら、「ではクラテッロとパルマ産生ハムの盛り合わせをそれぞれに、アスティチェはシェアする
    として、プリモは、リゾットなら豚のほほ肉、ラビオリなら・・・」と言い掛けた所で、豚のほほ肉が
    食べてみたかったワタシは、「ではリゾットもシェアしてください」と注文を決定。