パリからシャモニへ

ご両親と子供さんとの4人連れ。を前提に考えますと乗りかえは最小限にというのは大事なポイントです。
パリシャモニ間を最小限の乗りかえ1回にする方法は、パリからジュネーブを飛行機。ジュネーブ空港でシャモニ行きバスを利用することです。おいでの時期には1日４～5便の直行バスがあります。間隔があるため発車時刻が問題ですが、次のバス会社（旅行社）で調べられます。ｗｗｗ.ｓａｔ－ｍｏｎｔｂｌａｎｃ.ｃｏｍ　
シャモニのツ－リストオフィスは　ｗｗｗ.ｃｈａｍｏｎｉｘ.ｃｏｍ　です。
最少乗りかえ回数からいうとこのパスが一番ですが、マルティニー経由の電車も風景を楽しむのにはいいルートです。ジュネーブ空港駅は空港ビルの左に隣接していますから乗りかえの手間と時間はこれも最小限の内です。マルティニーでの乗り替えはせざるをえませんが、スイスフランス国境の乗りかえのない列車もあります。帰りがバスという事ですから回遊するこのコースもいいと思います。レマン湖畔を走り世界遺産のラヴォーの葡萄畑も垣間見ることもできます。マルティニー、シャモニ間の渓谷美に藻出会えます。
シャモニでのおすすめ場所ですが、これはシャモニに滞在する日数にもよります。ミディへは誰でも行きますが、その先イタリア領のエルブロンネルまで行く人は多くはありません。パスポートを持って往復およそ2時間はあった方がいいのですが、もし天候が良ければ他ではなかなか体験できない氷河上を行くゴンドラの旅、遠く近くに見える山岳景観は見る者を圧倒します。ミディだけで降りてしまうのは本当にもったいないと思います。
シャモニとモンブランは切りはなせません。このモンブランを真正面から眺める最高の展望台は谷を隔てた「ブレバン」でしょう。シャモニの中心部から北側の山への坂を上るとブレバン行きのゴンドラ乗り場があります。この坂はちょっとこたえますが約10分です。プランプラ　というところまで一本目のゴンドラ。乗りかえて次は肝を冷やす高さを行くロープウェイです。ごく短時間で行けるのに眺望は抜群。シャモニの谷を隔て、ボソン氷河、ミディの峰をはじめとするシャモニ針峰群が目の高さに見え、その奥にモンブラン　と表現が難しい大展望が開けます。この山頂には係すらいないロープウェイ駅車があるだけですが、昼時であれば弁当を持って行ってモンブランを最高のおかず？にしてランチを楽しむ事が出来ます。頭上に雲がでてきたら早めに下りましょう。雷の危険があります。雑学ですが、この山塊は鉄分の多い赤みを帯びた岩の為雷を呼びやすいのだそうです。他にも行くべき場所はいくつもありますが、この山には日本人団体は行かず静かな！環境と言えます。
時期と花の進みぐわいにもよりますが、シャモニの谷の一番東側の奥「ルトゥール」は峻険な風景の際立つシャモニにあって、もっとも緩やかな斜面で花も多くゆったりとした時間を過ごすのにはいいでしょう。もっとも　ここまで行くのはよほど時間にゆとりがある人たちでほとんどの観光客はミデイとモンタンベールで帰ってしまうのですが。　花が咲く時期であれば楽しい。７月のいつかが分かりませんが、好天を祈ります。