レポート

カオラック

公開日 : 2006年01月16日
最終更新 :

スマトラ島地震の津波で大きな被害があったタイ、カオラックに今年の始めに行ってきました。
電話、電気、水道も普通に使えますし、ホテルやレストランも綺麗に改修されていました。
実は、一昨年暮れにカオラックに行く前々日に津波があり急遽キャンセルとなってしまっていました。色々計画していたのですが被害の最も大きい箇所と報じられていたので当分は行けないものとあきらめていましたが、実際に今年行ってみると、本当に津波の被害があったのか?と分からないほどに復興していました。プーケットからの道路も綺麗で快適に移動できました。シミラン諸島もそれなりに被害はあったようですが、ダイビングサイトとしては充分な景観です。
カオラックも他のリゾートと遜色ないと感じました。

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1件のコメント

  • 私も行ってきました

    去年の春に訪れたときは、中心部・NANGTONGあたりは無傷だったのですが、ビーチへ出てみるとあまりの景色に目を疑いました。
    車が転がって、泥だらけのスーツケースが散乱して、海沿いの建物はほとんど瓦礫と化して、かろうじて残った三階建ての建物は屋根まで破壊されていて、津波のすさまじさを思い知りました。
    そして翌日最も被害が甚大だったBANGNIANGへ移動。ここはさらにすさまじく、
    メインロードの向こう側に軍船が打ち上げられ、TONY'S LODGEという新築のホテル(まさか津波直後に建てたとは思われないので、他より頑丈だったんでしょうか)が一軒残っている他は、一面の荒野…
    言葉を失いました。
    NANGTONG中心にスーパーやATMやゲストハウスやレストランは通常通り営業されていたので滞在には問題ありませんでしたが、「カオラックが普通にリゾートとして楽しめるにはもう二三年かかるだろう」と思いました。
    そして今回の再訪で、また別の意味で目を疑いました。
    長くなりそうなので続きます。

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    私も行ってきました2

    まず、メインロードは津波以前とほとんど変わらなくなっています。
    夜のライトも賑やかで、津波のことを知らなければ
    「オフシーズンの割には人が少ないけどなんでだろう?」という感じです。
    ビーチへ出てみると、なんと、プール付の新しいきれいなリゾートもできていました。
    「暴落した土地を大リゾートが買いあさってる」なんて噂を津波後に聞いたのですが、
    オープンしていたNANGTONG BAY RESORT・GREEN BEACH・GERD&NOIはそれぞれ津波以前から営業していた老舗で、ちょっとホッとしました。
    しかしながらNANGTONGからBANGNIANGに至る、以前はバンガローやレストランが並んでた2kmにわたる場所は、
    津波直後のように瓦礫や車は転がってないものの、ヤシとカジュアリーナが静かに並ぶ無人のビーチとなってて、ところどころに花束を添えられた写真が置かれています。
    BANGNIANGですが、驚いたことにここも多くのゲストハウスが出来て、現在もあちこちで建築中です。
    なんと、セブンイレブンまでできていました(ただしプレハブ)。

    さて、私が以前お世話になったバンガローは、一軒はNANGTONGの街中にあったので大丈夫でした。これは春に確認済み。
    もう一軒はBANGNIANGのビーチ沿いだったので(春の時点では確認すら不可能)、覚悟はしていましたが、家族と従業員全9名のうち、7名がお亡くなりになられていました。
    隣にオープンしていたゲストハウスが、残されたご家族で新しく始めた場所でした。
    知らずに「ここの近くにあったバンガローだけど…」と尋ねて、「悪いこと聞いてしまった…」と大変落ち込みました。
    「妹も娘も死んで、どうしていいか本当にわからなかったけど、新しい生活を始めなきゃいけない。お客さんのためにもね」と涙とともに語ってくれた姿に、
    ひたすら「カオラックが昔以上に賑やかになりますように」と祈ることしかできませんでした。