12/12/31 08:31

予測不能だが暗い

為替レートを当てた人は居ない。
今年の経済紙を一年分見て下さい。
見事に外れています。

有名な話。とある雑誌が、調査した結果。
米国の住宅バブル崩壊をきちんと予測した人は皆無に近く、
的確に当てた有名人は、慶應のまっとうな教授(金儲けが好きなほうの
かたではありません)くらい。外した人達の過去の言動を聞くと、”
これで良く専門家を自認できる”なあと感じさせられます。日本のバブルとて
同じ。あのとき煽るだけ煽った”専門家”はその後どう懺悔したか。

私も岡山1さん同様に危険視しています。

経済に精通した人が、客観的な情勢認識に基づき、
国民本位で的確な判断をするのならまだしも、これまでの
彼の頭脳でそれが可能とは到底思えません。また、この間(投げ出し後)、
磨いてきた形跡もないし。さらに、日本経済をズタズタにした
自称経済学者が為替を弄れる立場になる可能性もあるとなると、
将来は極めて暗い。

そもそも、金融緩和が不十分だから、日本経済が不調なのか?
デフレになったのは円高のせい?物価が下がったのは、血のにじむような
努力や人員削減でコストを減らした結果で、これを金融政策で克服できるのか?

日本国債が破綻してハイパーインフレになれば、”円安”程度では済みません。
ブランド品で身をくるんでいた世代が、ブランド買い取り業者に集まるように、
海外旅行旅行は夢、海外(多分あの国)から客が日本製品買い漁りに殺到します。
日本語を話す(しかできない)店員は不要になり、失業で溢れます。

カタストロフィーは別にしても、エネルギーを海外からの輸入に頼っていて、
今や安価な製品を大量に海外に売りさばく時代ではないので(白物家電は全滅で、
携帯端末もアップルやサムスンに完敗し、コンパクトタイプのデジタルカメラは
スマートフォンに駆逐され、ミラーレスと一眼レフタイプが辛うじてシェアを確保し
ているくらい)、円安はじわじわとこたえてくるはず。

”失われた10年”のうちに、将来を見据えた経済政策をすべきだったのに、
やってきたのは被害拡大。この国をどうすべきかが議論になった米国のほうが
まだまともに見えるのこの国の現実。為替レートよりも、この国の将来について
心配すべきではないのでしょうか?誰も何も考えていない・・・。

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1件のコメント

  • Re: 予測不能だが暗い

    JORGE様


    お世話様です。新しい体制に不安を感じておられるようですね。
    私も同じく不安を感じております。政治家にも問題があるだろう
    と感じておりますが、政治家を選ぶ国民の側にも問題があろうかと
    ハンサムな政治家、2世、そういった政治家ばかりにスポットが
    当てられ、そこへ皆が群がる。マスコミに責任があるのか、選挙制度
    に問題があるのか分かりませんが自衛手段が必要ですね。ご意見
    ありがとうございます。

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