「旅の危険」とは、盗難でも、詐欺でも、病気でも、事故でもなくて…。移動に飽きること、旅に疲れること。

東南アジア旅行で、バンコク往復にする特別な理由がありました。
それを説明しておきます。

旅というのは、面倒なものです。
予約した飛行機やバスに乗るためには、早起きしなければならない。

旅をスムーズにやるためには、
バスに乗り合わせた人や、出会った人と愛想よくしなければならない。

細かな値段の交渉に疲れる。
名所旧跡へ行っても、思ったよりもたいしたことない(感動しない)こともある。

長距離バスに乗るのに我慢できない。
しつこく話しかけてくる、現地の人間にウンザリする。

結局旅がイヤになってしまうことは、よくあります。
すると、バンコクに戻ればいい。

バンコクには、
日本でおなじみのファーストフードもあるし、
日本食もあるし、
日本の本もある。

また、最新の映画も見れるし、
夜遊びの場もある。

ほとんど東京と同じような遊びを、安くできる。
つまり、バンコクを起点にすれば、
カンボジアやラオスや、ベトナムへ行って、
つまらないと思った時に、とっととバンコクへ戻ってくればいいんですよ。

最初にバンコクへ入っておくと、土地勘ができます。
ほんの一日でもいれば、そこは第二のふるさとになります。

すると、バンコクへ戻ってきたときに、オキラクに過ごせるんですよ。

これが、「バンコク往復切符で、東南アジア旅行を始める」という本当の理由です。

僕がラオス旅行に出たとき、
夜行列車で、ノンカーイへ行き、ラオスへ陸路入国をしました。

しかし、ルアンプラバン(ルアンパバーン)まで行って、
旅に疲れてしまって、とっととバンコクへ飛びました。

そのあとは、残りの時間を、バンコクで
日本語の本を読んで、
ビールを飲んで、
日本人街へ行って、
日本人旅行者に声をかけて、一緒に酒を飲み、
だらだら過ごしてました。

ルアンプラバンからバンコクへ飛ぶ。
http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/asia/luang_prabang_to_BKK.htm

>>一週間はラオスへの旅で走り回って過ぎたのだから、あとの一週間はバンコクでのんびりと、キモチヨク生活してみるのもいいだろう。

いっそのこと、バンコクでずーっとだらだら過ごしていても、
東南アジア旅行としては、成立するんです。

また、逆に言うと、
旅に疲れて、旅に疑問を持つようになって、
はじめて、一人前の旅行者になったとも、
言えるかもしれません。

バンコク往復切符があれば、
最初から、バンコクから移動しないこともできますから、
楽なんですよ(笑)。

これが、下手に旅行計画を立てて、いろんな予約してしまうと、
動くのがイヤなのに動かなければならないという、悲劇がおきます。

ですから、二週間の東南アジア旅行なら、
まず、バンコクへ行って、カオサンに泊まる。

カオサンが気に入ったら、ずーーーっと、
朝からビールを飲んで、日本語の本を読んでいても、
誰もなんとも言いません。

それが、旅なんですよ。
楽しいでしょ(笑)♪

みどりのくつした

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2件のコメント

  • 「世界一周航空券」が、危険な理由は、ここにあります。

    最近、世界一周航空券を使って、世界一周をする人がいるとか。
    しかし、世界一周航空券は、非常に危険です。

    というのが、人は、旅を続けているうちに、
    旅に飽きて、旅に疲れてしまうものだから。

    ところが世界一周航空券で、ルートを決めていると、
    動くのがイヤになっても、止められない(涙)。

    まるでアンデルセンの童話「赤い靴」みたいに、
    イヤなのに踊り続ける(旅を続ける)ことになります。

    これは、長期旅行者の間では常識です。
    長期旅行に出た人は、途中で、旅に疲れて、動きたくなくなるものです。

    旅に疲れて、情熱を失った旅行者の相談に乗る@昆明
    http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/2002/you-always-long-for-your-first-journey.htm

    >>彼が香港から広州、昆明へと来る途中で、旅に対する情熱があっさり消えてしまった。
    >>彼に、「君は移動続きで、旅に疲れちゃったんだよ」と慰める。

    僕自身も、ヨーロッパから北米に渡り、北米一蹴旅行をしたあと、
    中南米旅行に出る気力が出ずに、
    ロサンゼルスの安ホテルに2か月ちょっと滞在していたことがあります。

    「ホテル加宝」物語・その1(1989/01/01-1989/03/06)
    http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/carver1989/carver1989.htm

    2ヶ月や3か月の旅行ならば、ゼッタイに、途中で疲れます。

    3か月も動き続けの計画をびっしり立てて、そのとおりにやったら、
    帰ってきたときは、旅が大嫌いになっているでしょう(涙)。

    みどりのくつした

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    12/12/29 10:31

    みどさん、私は例外ですか

    私二回共は3ヶ月でしたがその様な事はなかったです。
    今の処未定ですが、ピースポートの世界一周に参加する気がすこしあります。
    唯しピースポートの洗脳にはかかりません。

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  • 「旅の危険」とは、「動きたくないのに、動かないといけない」こと。

    >>「旅の危険」とは、盗難でも、詐欺でも、病気でも、事故でもなくて…。移動に飽きること、旅に疲れること。

    これは間違いでした。

    旅では、もちろん、動くことも旅ですし、
    また、動かずに、ボーっとしてることも、立派な旅です。

    一番の危険とは、予約をしているために、
    「動きたくないのに、動かなければならない」ことです。

    まあ、予約を入れていても、お金を払っていても、
    動きたくない時は、動かなければいいんですけど。

    そう考えると、最初から予約はしないほうがスッキリ、オキラクなんです。

    みどりのくつした

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    Re: 「旅の危険」とは、「動きたくないのに、動かないといけない」こと。

    予約は最低限にして、あとは現地でなんとかしようと思います(^O^)

    バンコクはやっぱり東南アジア旅行では必須のようですね!

    物価も安いし、楽しみです

    回答ありがとうございました。

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