12/12/21 08:16

夜行自体を再考

まず、夜行の短所を把握しておきましょう。

特別会員用に遅くまで部屋を使わせる場合を除き、
確実に12時には追い出されます。その後12時間も
宿無しで、多分、大きな荷物を抱えているので、ヤドカリ状態。
しかも、南欧を除き、24時近くにうろついている人間にはあまり
宜しくない者が多い。要するに危険で、上記ヤドカリ人間ならば、
明らかにネギを背負ったカモでしょう。日本の大都会のように、
深夜でも明るいのは例外中の例外。

到着時も同じ。早朝は仕事する人のためにあり、観光客には辛い時間。
本来なら、ベッドから起きて、朝食をとって、一日の計画を練ったり、
次の場所への移動を考える時間帯なのに、またもや宿無し。
完全な買い手市場であるヴェネチアなら、昼過ぎまで(イタリアの昼過ぎは
日本の夕方近く)宿無しでしょう。

他の夜行は到着が8時過ぎなのでまだ良いが、
ICN 771
Udine --> Roma Termini

Venezia Santa Lucia 23:52 0:08
Roma Termini 6:35
しかも、深夜に多くの駅に停まるので、熟睡なんか無理でしょう。

もしも宿代節約のためと思っているのなら、考え直すほうが良い。

時差ボケ対応にはある程度、場数を踏むことが必要で、もし、時差ボケのまま、
夜行を繰り返すと、身体がボロボロになるばかりでなく、日中に強烈な睡魔に
襲われ、気がついたら無一文。その時は、命だけでも残っていたことを感謝
しましょう。

日本では寝台がなくなったのは需要がないからで、一部の観光用のものを
除き絶滅種です。ビデオを松下幸之助に直訴した時代ならいざ知らず、
今は仕事にも使えません。目的地に、職場や自宅があれば、そこで休息も
可能ですが、日本からの観光客には叶いません。

CNL40463
München Hbf --> Venezia Santa Lucia

Salzburg Hbf 1:18 1:34
Venezia Santa Lucia 8:34

RP Subject to compulsory reservation
J2 2nd class only seated accommodation
SW Sleeping-car
LW Couchettes

EN 477
Berlin Hbf (tief) --> Budapest-Keleti pu

Praha hl.n. 23:26 0:01
Budapest-Keleti pu 8:35

SG Special offer Spar-Night
RP Subject to compulsory reservation
J2 2nd class only seated accommodation
AP Global price or ticket plus supplement
SW Sleeping-car
LW Couchettes

全てにLW Couchettesがあります。最低限、これにしましょう。
座席は勿論、机の上でも駅のベンチ(今は日本でも危険か、できない)でも
生きて行く上で十分な睡眠が可能なら、止めません。

夜行は直行が他にないSalzburg-Veneziaくらいに留め、他は日中に移動する
ほうが良いと思います。特に知らない土地には明るいうちに着くほうが、
何かと良い。以前は、宿は現地でしか取れなかったが、今はネット予約できない
ほうが少数派なので、事前に、しかも割安料金で確保すれば、無駄な時間も
減らせる。

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