201211-12月で訪れました

こんにちは。

約2週間前までイエメンに10日間程旅行にいっていました。訪問先はサナア、ソコトラ、ハジャラ(マナカ)です。

まず治安に関してですが、外務省の危険情報にはパッと見全国が危険なような色分けですが、実際はマーリブや北部の部族地域など一部のみが危ないとのことです。基本的にサナア郊外に陸路で移動する際はパーミッションが必要ですがまずそんなところにはパーミッションがおりません。また行ったとしても途中の検問で追い返されると思うので、あまり神経質になることはないかと思います。

滞在中は危ないと思うことは一度もありませんでした。夜の薄暗い旧市街を歩いていてもスリなどもありませんでした。むしろイエメン人の人の良さ、ホスピタリティは私が訪れた過去の国の中でも突出しており、まさに「幸福のアラビア」を体感しました。

またソコトラはまさにテロや反政府組織との抗争とは無縁で、恐らくイエメン一治安はいいでしょう。ここはパーミッションいりません。

ただし私の滞在中にサウジアラビアの外交官が射殺される事件が起きていたようです。基本的によほど運が悪くなければ安全かとは思いますが、こういったことが実際に起きていることは頭に入れておいてください。(まあ日本にいたとしても何かしらの事件に巻き込まれる可能性は0でないのでただの杞憂に過ぎないかもしれませんが)

一つ残念というか当てが外れたのは危険だという話が誇張されすぎて、日本人観光客がいないことです。私は10日間で誰も見ませんでした。日本人宿・マナカツーリストホテルなどでもいませんでした。欧米人は数は少ないもののちょいちょいいました。ここで問題なのが特にソコトラですが、ツアーをシェアしようと目論むとその当てが外れて一人で全額負担しなければいけないことです。よほど時間や予算が潤沢でない限り、出発前に旅仲間を見つけておくか、連れを連れていくなどした方がいいかと思います。
またアラブの春、観光客激減もあり、地球の歩き方に書いてあるものより、物価はかなり上がっています。例:市内ダッバーブ20YER→50YER。ですので予算は多めに見ておいたほうがいいです。



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1件のコメント

  • 投稿ありがとうございます

    つい最近行かれてたのですね!かなり有力な情報ありがとうございます。
    外交官が射殺された時に行っていたのですか。まさか自分がいるときにそんなことが起こるとは思わないですよね。。。。

    予算が僕も問題の一つです。周りにイエメンに行ってくれるような友達はいませんし、世界一周の人も現在はイエメンを敬遠してるようです。
    なので一人でチャーターはさすがにお金がばかにならないので、サナアと近郊だけにしようかと思ってます。

    滞在は9日間なのですが、サナア近郊でおすすめの場所はありますか?また地元のバスなどに乗られましたか??

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    Re: 投稿ありがとうございます

    射殺事件はびっくりしましたが、先にも書いたようによほど不用心な行動をしない限りは大丈夫かと思います。観光客が行くような旧市街周辺は殺伐とした雰囲気もなく、いい人ばかりなので問題ないかと。

    そうですね、私が中東諸国を旅行した2008年は、カイロ→サナア(ストップオーバーで観光)→アディスアベバでアフリカに抜ける世界一周の方が多くて、イエメンに訪れる人も多かったですが、やっぱり減ってるみたいですね。当時はスーダンのダルフール紛争もくすぶってましたし、スーダンを敬遠する人たちのポピュラーなルートだったんですけどね。

    サナア近郊ではハジャラ、マナカ、あとワディ・ダハールのロックパレスをサナア近郊の丘の上から見た程度ですが、ハジャラはよかったですよ。天空にたつ、要塞といった感じでした。また昔はユダヤ人が住んでいたため、建物にダビデの星が刻まれていたり、歴史が好きな人ならより楽しめるかなと。

    ハジャラはまさに観光地といったところなのですが、最近は観光客が激減でモノ売りがしつこいのがややうざいです。勝手にガイドをはじめたりします。また子供によっては写真を撮ったらダラー、ダラーとお金を要求してきて、無視していると石を投げてきたり、観光地ならでは副作用もあります。観光客激減で、必死なことはわかりますが、観光に徹するなら絡まないことが懸命です。尚、ハジャラの旧市街の中は今も人が生活しているので、中に入る場合は挨拶など基本的なことを忘れずに。あくまでも彼らの生活の場を見て回ってますからね。

    ちなみにこのマナカ、ハジャラまで行きは旧市街の長距離乗り合いタクシー(通称:プジョー、10人乗り)から4000YERでマナカへそこから乗り換えて200YERでマナカへ。帰りはハジャラから5人乗りのセダンタイプのタクシーを地元の方とシェアし3000YERでサナアまで帰ってきました。

    大都市間の長距離バスは割安でバーバル・ヤマン近くにあるSafar Transportで聞いたところサーユーン(砂漠のマンハッタン・シバーム近郊の町)で3500YER、ムッカラーで4000YERといわれました。結局時間がなく乗りませんでしたが、前日あいていれば当日でも乗れそうな雰囲気でした。他もタイズ、アデンなど大都市にはバスが出ており、複数の会社が運行しているようでした。タイズなどは地元の人もおすすめをしていました。


    ただし陸路の場合パーミッションが必須なのでその取得やバスが満席など不測の事態を考えると、ある程度、時間には余裕をもって旅程を組む方がいいと思います。9日間ですからサナアも含めて距離にもよりますが3都市程度が妥当ではないでしょうか。ちなみにサナアには累計4日ぐらいいましたが、常に新しい発見があり飽きませんでした。町歩きが好きな人にはお勧めの町ですし、ゆっくり時間をとって散策する町かと思います。

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