航空券は早く買う方が通常高くつくという路線も多くあります。

誤解をされる方がいるといけないので、書かせていただきます。

航空券の販売施策は運航会社や路線によってバラバラです。路線による座席の埋まり方の特性や、季節によっても異なりますし、どこの航空会社と競合する路線かによってもまた異なります。政治的又は社会的な影響も当然に受けます。中国へ行くつもりだった方が他方面へシフトすれば、他路線は乗客が増え、中国線は減ります。連休でも中国系の航空会社であれば楽に座席が確保できるような状況が発生するということにもなります。冬場に異常な寒波で、とんでもない状況が生じれば、欧州線の乗客が著しく減ることもあるでしょう。何らかの要因で航空券が売れなくなれば、その路線の販売価格は急に下がります。

質問サイトを安易に信用すべきではないでしょう。回答されている方が満遍なく多方面の航空券の相場を常にチェックしている可能性は極めて低いからです。元投稿者さんが信用しても良いのは、年間を通して何回もロサンゼルスを訪れる方で、しかも航空券を買う時期がバラバラ（早い時も遅い時もある）、なおかつ利用航空会社にこだわらず、常に最安値のものを探しているという方だけでしょう。

それはさておき、個人の好みの問題もあるかとは思いますが、もし自分が元投稿者さんと同じ条件で航空券を買うのであれば迷わずシンガポール航空を選びます。燃油特別付加運賃や現地空港税を入れても、八万円を切るからです。イスラム教徒の方や、A380が嫌な方、マレーシア好きの方でもない限り、マレーシア航空を積極的に選択する理由はないでしょう。気分を害してしまい大変恐縮なのですが、元投稿者さんは探し方が悪い（＝努力が足りない）のではないかと思います。

安い航空券を買うポイントは、とにかく比較することです。そして正しい知識を持つことです。
旅行会社の中には、購入者の知識のなさにつけ込み、相手がわからないのを良いことに空港税をボッたくるところもけっこうあります。個人的には、犯罪者系旅行会社のリストをつくっており、そこは使わないようにしていますが、そういった会社は価格比較サイトで航空券本体の価格を低めに設定し、総額では他社より高い金額を得ようという悪質な行為を繰り返しています。米国路線は特に切り込みが多いので、顧客を騙すのに絶好の路線ともいえるでしょう。旅行会社によって、切り込みの額が何千円も異なるという悲しい現実があります。

今後ロサンゼルスで伝染病でも流行れば、航空券は実質価格ゼロ、燃油特別付加運賃と現地空港税のみで行けるような状況になるとは思いますが、その可能性はあまりないですし、暴動が起こったり、異常な大雪が降ることを期待するのも確率的にはどうかという気がします。
この時期に航空券を確保することによって、今後二箇月間頻繁に航空券の価格をチェックする煩わしさから逃れられる訳ですから、八万円を切る今の相場での購入をお勧めいたします。