インドの紙幣は過酷な運命をたどる

松谷大樹さんへ

臭いだけだったらともかく、妙にべとついてしわくちゃになった紙幣はキケンです。

大腸菌だけならまだしも、どんな病原菌が付着しているか、その可能性だって捨てきれませんからね。
触ったあとは手洗いを実行しましょう。　　　(^^;)

つい近年までRs100 の札束は銀行で渡されるときに、極太のホチキスでがっちり留められていました。
で、さすがに政府も、紙幣に穴を開けるのは具合が悪いということで、ホチキス留めはなくなりました。
当然、多くの人びとのあいだを行き交う小額紙幣のほうがボロボロになりやすいです。

かつてお釣りに受け取ったRs5 紙幣はすごい代物でした。
破れて穴の空いた面積のほうが大きくて、輪郭と色、そして5 という数字で紙幣だとかろうじて分かるだけで
その紙くずともいえるものをなんと丁寧にビニール袋に包みこんでありました。
記念に取っておこうと思いましたが、釣り銭に必要なためまもなく財布からサヨナラしました。