交通費の目安

金額を書き忘れておりましたが、交通費の目安を付け加えます。

タクシーの場合は近い距離であれば数SドルからS$10程度で、長い距離(空港からホテル、ホテルからナイト・サファリなど)はS$20~S$30が目安です。
これに、加算料金がかかる場合は数SドルからS$10で、長距離の深夜割増しのいろいろありでもS$40を超えることはメーター制の場合、まずはないでしょう。

MRT(LRTを含む)の場合、Standard Ticket (基本的にその都度購入で当日限り有効)に比べると、ez-link card (Suica/PASMO と同様な使い方)は、運賃がほんの少し割引になっています。(だいたい2割弱)
以下の運賃は、ez-link card (adult) で書きます。
近距離でちょっと乗ると、S$1程度です。市内中心部からセントーサの入り口のハーバーフロントまでも、このくらい。
空港から中心部など長く乗るとS$2程度。かなり遠くまで乗ってもS$3しません。

路線バスの場合も、ちょこっとだけ乗るとS$1以下で、かなり長くてS$2くらいです。

シンガポールの運賃には、少し前に改正された「Distance Fare(総距離制)」という制度があります。それ以前にも乗り継ぎの際には乗り継ぎ運賃という割り引き制度があったのですが、今では簡単に言えば、MRTと路線バス(複数)の乗り継ぎ形態が無茶なものでなければ原則的に何をどう乗っても同じ運賃で済みます。(乗り継ぎ時間や路線などの制約はあります。)
例を挙げると、AからBで乗り継いでCに行く場合、
 A→MRT→B→バスY→C
 A→バスX→B→バスY→C
 A→バスX→B→MRT→C
のどの方法でも同じ運賃であり、A→MRT→Cがあればこれも同じです。
ですから、従来はバスでBへ行って、また違うバスでCへ向かった場合、別々の行程だったりしましたが、Bでの用事を手早く済ませてバスに乗れば、乗り換えとみなされて運賃が安くなることもあります。
先に「無茶なもの」と書いた総距離制が適用されない例には、同じ路線バスの区間内で引き続き同方向の路線バスに乗車することなどがあります。つまり「単なる途中下車」ということですが、上の例で書いたように乗り継ぎの場合はBでの途中下車が気軽にできるようになりました。
街歩きでは、従来は安くMRTだけでCに向かうというケースでも、途中のBで降りて、ちょこっとだけぶらついてからバスでCに向かっても同じ運賃というわけです。

他には、Sentosa Express(セントーサ・エクスプレスあるいはエキスプレス)も ez-link card で乗車できますが、これは現在入島料込みで、S$3.50です。(3歳以上)

ez-link card を駅などで購入するとS$12で、そのうちS$7分使えますが、MRTやバス
の場合、3~4往復の乗車、片道7~8回を目安にするとよいと思います。
追加のトップ・アップ(チャージ)はS$10以上なので、さらに10回くらい使うことになるでしょう。

Singapore Tourist Pass という、MRT(LRT)、路線バス乗り放題のパスは、ez-link card に乗り放題機能を搭載したものですが、1日パスがS$10、2日パスがS$16、3日パスがS$20となっており、特に1日パスでは元を取るには結構乗らないといけませんね。
Singapore Tourist Pass では、Sentosa Express には乗車できないほか、深夜バスなどの除外路線があります。

Singapore Tourist Pass の場合、デポジットがS$10かかりますが、パスを返却すると返金されます。
S$12で購入した ez-link card の場合、解約してもS$5分のカード代は返金されませんが、S$7分のうちの残高は返金されます。

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1件のコメント

  • 12/11/08 09:18

    Re: 交通費の目安

    Ice-Cubeさんいつも大変分かり易くご説明を頂きありがとうございます。
    ガイドブックで読んであったのですが良く理解できました。
    いよいよ後二日で出国になります、忘れ物がないように荷造りを始めました。

    シンガポール滞在は多分大丈夫と言うところまできました、これもIce-Cubeさんのお陰です。

    ありがとうございました。


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