セントーサへのMRTチケット

以前のコメントにお書きしたように、身軽であればホテルからセントーサ島への直行は、タクシー、路線バス、MRTの何でも選択可能です。
MRTの場合は、NELクラーク・キー駅まで歩いた方が早いでしょう。

MRTをご利用になる場合は、その都度、Standard Ticket というICカードを購入して利用後に返却する方法と、Suica/PASMO などと同様なICカードを購入して利用して、利用後に返却するか残高を気にせずに持ち帰るかの方法があります。
(期間内乗り放題のツーリスト・パスもありますが、今回は元を取れないはずなので省略します。)

Standard Ticket は、最初にGTM(多機能券売機)で10セントのデポジット込みの運賃でICチケットを購入します。乗車降車時の改札での使用方法は、Suica/PASMO と同様です。
2回目は持っている Standard Ticket をGTMに入れて、目的地まで運賃を入れてチャージ(シンガポールなどでは「トップ・アップ」と言う)して使います。
3回目以降も同様に毎回乗る運賃をチャージしますが3回目はデポジットの10セントが割り引かれます。また6回目は10セント値引きされます。
Standard Ticket は6回目または30日以内しか使えないので、7回目に利用する場合にはまた新しい Standard Ticket の1回目からやり直すことになります。

以上は、この11月から変更された新しい Standard Ticket の仕組みです。
中心部の駅は最新のGTMに更新されているはずですが、もしかすると古いタイプのGTMで今までの Standard Ticket が発行されるかもしれません。
万一その場合には、運賃にデポジットS$1上乗せして購入した Standard Ticket は、1回限りの使用で、下車した後にGTMでS$1を払い戻す必要があります。

好きなだけチャージして何度も使える ez-link card は、駅などでは、S$12で販売押されています。S$5がカード代金で、S$7分が運賃などに使えます。
セブンイレブンでは、S$5分使えるカードがS$10で販売されています。
まあ、今後使う予定もなく残額を捨てるつもりでも、残高とカード代金合わせて500円程度以下ですね。
S$7と言うと、セントーサ・エクスプレスでも使えますので、セントーサ往復でだいたい使い切ると思います。残高がなくなった場合チャージは1回S$10以上なので、ちょっと入れ過ぎでしょうかね。
初日に ez-link card を購入して、MRTに少し乗車するのであれば、残額を考えてセントーサ・エクスプレスは乗り場で現金でチケットでもよいかと思います。(チケットがお土産になるんでしたっけか。忘れてしまいました。^^;))

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1件のコメント

  • 12/11/07 14:52

    Re: セントーサへのMRTチケット

    Ice-Cubeさんありがとうございます。
    セントーサ島へはMRTで行ってみたいと思いますので、NELクラーク・キー駅まで歩きます。
    考え、計算しながらチケットを購入します。
    チケットの購入方法がこの11月から変更された新しい Standard Ticket の仕組みまで教えていただき本当に感謝です。

    チケットをお土産にといえば30年位以前英国へ行った時降車口でチケットを記念に欲しいと言って持ち帰った事を思いだしました。
    ありがとうございました。

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    交通費の目安

    金額を書き忘れておりましたが、交通費の目安を付け加えます。

    タクシーの場合は近い距離であれば数SドルからS$10程度で、長い距離(空港からホテル、ホテルからナイト・サファリなど)はS$20~S$30が目安です。
    これに、加算料金がかかる場合は数SドルからS$10で、長距離の深夜割増しのいろいろありでもS$40を超えることはメーター制の場合、まずはないでしょう。

    MRT(LRTを含む)の場合、Standard Ticket (基本的にその都度購入で当日限り有効)に比べると、ez-link card (Suica/PASMO と同様な使い方)は、運賃がほんの少し割引になっています。(だいたい2割弱)
    以下の運賃は、ez-link card (adult) で書きます。
    近距離でちょっと乗ると、S$1程度です。市内中心部からセントーサの入り口のハーバーフロントまでも、このくらい。
    空港から中心部など長く乗るとS$2程度。かなり遠くまで乗ってもS$3しません。

    路線バスの場合も、ちょこっとだけ乗るとS$1以下で、かなり長くてS$2くらいです。

    シンガポールの運賃には、少し前に改正された「Distance Fare(総距離制)」という制度があります。それ以前にも乗り継ぎの際には乗り継ぎ運賃という割り引き制度があったのですが、今では簡単に言えば、MRTと路線バス(複数)の乗り継ぎ形態が無茶なものでなければ原則的に何をどう乗っても同じ運賃で済みます。(乗り継ぎ時間や路線などの制約はあります。)
    例を挙げると、AからBで乗り継いでCに行く場合、
     A→MRT→B→バスY→C
     A→バスX→B→バスY→C
     A→バスX→B→MRT→C
    のどの方法でも同じ運賃であり、A→MRT→Cがあればこれも同じです。
    ですから、従来はバスでBへ行って、また違うバスでCへ向かった場合、別々の行程だったりしましたが、Bでの用事を手早く済ませてバスに乗れば、乗り換えとみなされて運賃が安くなることもあります。
    先に「無茶なもの」と書いた総距離制が適用されない例には、同じ路線バスの区間内で引き続き同方向の路線バスに乗車することなどがあります。つまり「単なる途中下車」ということですが、上の例で書いたように乗り継ぎの場合はBでの途中下車が気軽にできるようになりました。
    街歩きでは、従来は安くMRTだけでCに向かうというケースでも、途中のBで降りて、ちょこっとだけぶらついてからバスでCに向かっても同じ運賃というわけです。

    他には、Sentosa Express(セントーサ・エクスプレスあるいはエキスプレス)も ez-link card で乗車できますが、これは現在入島料込みで、S$3.50です。(3歳以上)

    ez-link card を駅などで購入するとS$12で、そのうちS$7分使えますが、MRTやバス
    の場合、3~4往復の乗車、片道7~8回を目安にするとよいと思います。
    追加のトップ・アップ(チャージ)はS$10以上なので、さらに10回くらい使うことになるでしょう。

    Singapore Tourist Pass という、MRT(LRT)、路線バス乗り放題のパスは、ez-link card に乗り放題機能を搭載したものですが、1日パスがS$10、2日パスがS$16、3日パスがS$20となっており、特に1日パスでは元を取るには結構乗らないといけませんね。
    Singapore Tourist Pass では、Sentosa Express には乗車できないほか、深夜バスなどの除外路線があります。

    Singapore Tourist Pass の場合、デポジットがS$10かかりますが、パスを返却すると返金されます。
    S$12で購入した ez-link card の場合、解約してもS$5分のカード代は返金されませんが、S$7分のうちの残高は返金されます。