ホテル名が変わることはよくあります

日本だと旅館の場合、オーナーが経営者であり運営者ですが、ホテルの場合はオーナーがいて、運営を運営会社にまかせることはよくあります。
ですから、オーナーがこっちのホテルよりはあっちの方がよいと思えば、ブランドの乗り換えが起こります。
まあ、それほど単純なことばかりではないのでいい加減なことを言うと専門家の方に怒られちゃうので、あえてわかりやすく一例を説明したということで。(笑)
買収だとか、大手のブランドに加盟した方が儲かるとか、単純に「より見栄えのする名前」に替える(CIのような)例もありますね。
見栄えのする名前というと、「Grand」だとか「Royal」だとか好まれる単語がありますし、ホテルの雰囲気・立地で「Park」だとか「City」だとか「Plaza」なんかもよくあります。

ということで、かつて「Park Royal」があれば今も「Royal Park」があり、「Grand Park」に替えれば「Grand Pacific」に似てくる、と面倒なことになります。
タクシーで最新の名前が通じずに似たような(あるいは昔まったく同じだった)名前のホテルに連れて行かれそうになることもあるようです。(似たことは経験しました。)

スイソテル・スタンフォードも昔はウェスティン・スタンフォードでしたし、フェアモントはウェスティン・プラザでした。
今はラッフルズ・ホテルをも含んでスイソテルその他が同じ経営の下にあるはずですが、いつそのうちのどれかがどこかに買収されるかはわかりません。
私が勘違いしたグランド・パシフィックも長らくオールソンであり、まだ通じるでしょう。

今でこそ、シンガポールの日系百貨店は高島屋と伊勢丹が双璧ですが、そごう、三越、東急だのヤオハンがかつて存在していて、他のデパートにとって代わられたり、取り壊されたりしました。大丸は明治屋に入れ替わりましたが、そのリャン・コートに入っていたニュー・オータニはノボテルになっています。
日本のデパートやホテルが撤退したのは、まあ業績によるところがメインなので、他のホテル名のお話とは別ですけどね。^^;)

ということで、シンガポールではホテルの名前をタクシーで告げる際は、名前だけでなく場所も付けて、さらに念を押すこともお忘れなくと言うアドバイスでした。

ああ、それからホテル名や地名を告げる場合は、くれぐれも日本風に後ろ上がりになったり、変に伸ばしたりしない方がよいでしょう。(それが正しい発音である場合を除いて)
一般にシンガポール化された英語(Singlish)は、多くは頭にアクセントがあって、ごく短く、語尾がほとんど省略される傾向にあります。
日本人が間違えやすいホテル名には、たとえば「Fullerton」があります。
「フラートン」と言うと通じません。(こういう場合「ラー」にアクセントを付けてしまいます。)
正しくは「フラトン」で「フ」にアクセントがあります。
「Grand Park City Hall」の場合は「グラン・パ セティ・ホー」と言うとよく通じるでしょうね。(旧名の Parkroyal Coleman パークロゥるコーゥマの方が通じるかも・笑)

発音に関しては通じなくて頭を悩ますよりは、いろいろ試して楽しんでみる方が精神的によいでしょう。

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1件のコメント

  • 12/11/04 09:44

    Re: ホテル名が変わることはよくあります

    Ice-Cubeさん色々ありがとうございます。
    発音は難しいですね、シングリッシュがあるとは聞いていましたが英語とは全く別物ですね。
    教えていただいたように名前と場所を言うように致します。
    ありがとうございました。

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