Re: 海外旅行の今昔 「様変わりしたこと」と「変わらぬもの」 ○様変わりしたこと 20年前なら、海外旅行の計画をする際、「地球の歩き方」 を本屋で買って来て、あれやこれやとプランを練り、「エイビーロード」 で格安航空券を探し、クレジットカードのトラベルデスクでホテル予約 をして、彼らから与えられる少ない情報の中で、全てが決まっていました。 今は全てインターネット ○変わらぬもの 飛行機の速度。子供のころ、コンコルドがデビューした。当然のごとく 飛行時間はどんどん短縮される、そう思っていた。しかし、コンコルド は姿を消し、長く窮屈な旅を未だに続けている。実を言えば、21世紀 には「ワープ」が可能になっている、「宇宙戦艦ヤマト」の影響もあり 本気でそう考えていました(^^;)
Re: Re: ヒコー機の速度 ヒコーキの速度は同じだけど、航続距離が伸びて大幅に時間短縮。初めて太平洋を越えた時は、もうJET機時代に変わっていたけど、サンフランシスコに行くのに、ウエイキー、ホノルル、の2回のテクニカル給油でした。2回目ではホノルルまでノン・ストップ、10回目くらいでジャンボがでてからドンドン航続距離の伸び。1964年では、太平洋超え行き便は18時間、帰り便は19.5時間。ヨーロッパ行きも香港から南アジアや中近東を転々と停まりながら、24時間以上で憧れのロンドンに。それが、アンカレッジ経由の北極航路が、長い間、続きました。 ヒコー機のトイレが水洗ではなく、溜め式なのも覚えています。 米ドルを手にいれるのに、旅程表を大蔵大臣にだして、一日最高25ドルで7日分の認可。足りない分は450円で闇ドルを購入。パス・ポートも一回限りのが。それが、年500ドル、一回500ドル、と増えていき、それでも無制限はかなり後で数字旅券が認められるようになったころ。最初のパス・ポートは、今のより二回りくらい大きい紺色で外務大臣の印刷でない直筆サインと朱印の公用印つきでした。今でも記念に持っています。 初めて泊まったサンフランシスコのヒルトンが18ドルだったのを覚えています。ロンドンまで行こう思えば各駅停車で行けるのですが、当時の何日分のドルの安い正規為替欲しさに、何日もかけていく旅程表作り。最高で25日まで認めてもらったことがあります。 ヒコー機の切符は、国内で円払いでした。 船では、商船三井が移民船の、アルゼンチン丸とブラジル丸が月一で。APLのプレシデント・何とかが、大活躍していました。 一度、入国審査のところで、パス・ポートがニセ物だって別室行きに。日本はアメリカに敗戦後、アメリカの領土になっているのに、なぜ日本のパス・ポートなのかと、質問責めに。その上司がどこかに電話をかけて、やっと無罪放免に。 今は、えらい変わりようです。今の70歳以上の人たちの自分を犠牲にして、主義主張は違えども日本を良くしようという目標で必死に働いた頂いたお陰です。大爺さん、大婆さん、ありがとうございます。あなた方がいなければ、いまの「地球の歩き方」なんて存在しない世界の夢物語なんですから。
勉強になります 私が産まれる以前の事にはとても興味があり、「歴史」 を学ぶのは大好きです。「アンカレッジ経由」これ 子供の頃よく聞きました。パスポートが1回$500 $1=¥360時代の450円「闇ドル」初めて聞いた ことで面白いお話でした。 最近はNHKの大河ドラマが好きで来年放送の「八重の桜」 を楽しみにしており、橋田壽賀子さん原作で、在米国日系人 をテーマにしたTVドラマ「JAPANESE AMERICAN」や ブラジル移民をテーマにしたTVドラマ「ハルとナツ」を見て 昔の日本人の姿を知りました。 これからも、面白いお話があれば「旅のレポート」 として是非読ませて頂きたいです。 ありがとうございました
外貨の持ち出し規制 mxegamiさん こんばんは 貴重なお話をありがとうございます。 アンカレジ経由時代のそのまた前の時代のご経験、たいへん興味深く拝読しました。 >米ドルを手にいれるのに、旅程表を大蔵大臣にだして、 外貨が貴重だった時代のことは、知識としては知っているのですが……、 感覚として把握するのがなかなか難しい。 よくぞここまで復興したものだと、感動してしまいます。 >今の70歳以上の人たちの自分を犠牲にして、 >主義主張は違えども日本を良くしようという目標で必死に働いた頂いたお陰です。 まったくおっしゃるとおり! その気になれば、いつでもどこでも行けてしまう現在の旅行事情も、腹いっぱいが当たり前の日々も、先代の犠牲と努力のおかげ。 日本を良くしようという意思は引き継いでいかねばなと思います。 では!
コンコルドはいずこ? 123456さん こんばんは >○変わらぬもの >飛行機の速度。 たしかに! まるで速くなっとらん! コンコルドはいずこ? 東京NY間を1時間で結ぶという弾丸機計画は? あいもかわらず、飛行機の恐怖と退屈に長時間耐えるのが海外旅行の前提なんですよね。 航空機業界って、競争があまりないのかな。 とりあえず『地球の歩き方』と『エイビーロード』を本屋で買う あったあった(笑) もしかして同世代。