政情不安の恐れ

11月16日でモンティ首相が1年になるが、結果がでない。どころか、以前よりもひどく悪化してきている。このために、左派の労組と右派のベルルスコーニ前首相が両側から攻勢をを強めており、ギリシアの繰り延べがまとまっても、まとまらなくても、イタリアも先延ばしを、ということで、11月後半からガタガタになる危険性がある。

イタリアは日本とは違う。遅延がどうのこうのどころか、ある日、突然にゼネストになって、全部が止まる。無いものは無いが、有るものも無くなるのが、あの国。

すでに今週末、ローマほかで十万人規模の暴動が起こっているが、11月16日に向けて、事態は悪くなり、下手をすれば、不信任可決で首相不在の政治空白になる。そうなったら、銀行その他も、どうなるかわかったものじゃない。

それにしても、日本は平和でいいな。政治が止まっても、石ひとつ投げるやつがいないんだから。

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