Re: 海外で出来る登山について

もう、こんなこと書く必要ないと思うんですが、４０００メータ以上の山登りは数日前に到着し、十分な休養をとってから。

何年も前、日本からメキシコ夕方到着、その日のうちに近郊のポポ（５４６５メータ）の車でいける３５００メータ地点の山小屋まで。翌朝、明け方前に山小屋出発、ほんの１時間も登らないところで、高山病で死亡された若い女性の、死亡後のお世話をしたことが忘れられません。
ポポって今は火山活動中で登山禁止ですが、以前は装具なしで簡単に登れる山だったのですが、それでも４２００メータを越えると、急に足の動きが重く遅くなります。亡られた地点は４２５０メータ付近。数回、５０００メータ級を登っていますが、いつも４２００メータからがしんどいです。日本国内勤務の人は、十分な休みがとれず、弾丸的な旅行の人が多いですが、４０００メータを超える登山は、慎重にゆったりしたスケジュールで。
なお、亡くなられた女性の御家族の希望で日本まで遺体搬送となりましたが、登山中で保険適用とならず、ヒコー機輸送代だけでファスート・クラスの倍、その他検視とか手続きで４倍くらいの金額なりました。支払いは彼女の日本勤務先がちょうどメキシコにも支店をだされていたので、問題なく、３日目には御両親に届けることができましたが、あんなのは一生のうちで一回だけでも十分です。
登山前に山小屋あたりをのんびり散歩、翌日登山であれば、あのような悲劇は避けられたのですが。

来週土・日曜日に、メキシコ・ケレタロー近郊のベルナルの岩山に登ってきます。もうこの歳（６５歳）で２０回以上登っていますが、連れ（２１歳）が始めてなので、無理せずにゆっくりと登ってきます。技術的には簡単ですが、頂上には１５０メータくらいの垂直岩肌なので、装備は必要です。先月は７８メータの垂直洞窟に下りてきました。