12/09/17 09:09

国境

私がここを訪れたのは、1998年です。
翌年の1999年に10周年記念コンサートが行われ、記念公園も整備されたようです。
だから記念公園の事は、良く知りません。

ショプロンは旧市街のある古くて小さな良い町です。
ただこの町では、ベルリンの壁崩壊の序章となった汎ヨーロッパピクニックの足跡を感じることは有りませんでした。
私が見に行ったのは、ピクニックで突破したその国境です。

その国境は、オーストリア側の国境の、ごく小さな町メルビッシュ(Mörbisch am See)から、歩いても10分程です。メルビッシュにはバスで行けると思います。メルビッシュの町は民俗感を感じる素敵な田舎町で、町の入り口には、コウノトリとワイン樽の飾りが出ています。ノイジードラー湖の周りのこの辺は、渡り鳥が多く、夏にはコウノトリも沢山飛来していました。一帯はワイン畑で、ワイン酒場も多く、秋口にはホイリゲのオープンで、松の枝の飾りや、柱を立てています。
隣村のルストもコウノトリの巣が沢山有り、ホイリゲも有って、素敵な場所で、私はこの村で泊まりました。

メルビッシュのハウプト通りを南に行くと、国境が有ります。ここは車は通さない国境で、ゲートがあり国境係員が居ました。歩いて入ることは出来ます。ゲートの脇にはハンガリーを示す「マジャール」と書いてあります。
ここに来ると、汎ヨーロッパピクニックが実施されて、国境が突破された場所なんだと、感じることが出来ます。

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