プロバンス、コートダジュール、建築、町並み こんにちは 石の建築で大きくて古いいものは Avignon 周辺にあるので、 飛行機は Nice イン、Marseille アウトなどの方が良さそうですが、 もう予約したのでしょうか。 行ってみたらいいだろうと思うものを順にあげてみます。 12月末までパリにいたことはありますが、真冬にフランスに行ったことはないので、風の強さや寒さの様子は分かりません。 ニース近辺 1)マントン 海岸に至る町の家が黄色~オレンジ色、またはその他明るい色に塗られていて、観光客の歩く通りや家並みは感じのいいものです。 2)エズ 頂上から海を見下ろした湾の風景がたいへんいいです。村の中は、ちょっと道がくねくね曲がりすぎ。道と家の立ち方の感じは サン・ポール・ド・ヴァンスの方がすっきりしている。 3)サン・ポール・ド・ヴァンス 店は観光客向けの店が軒を連ね、家にかざる美術品や絵画の店が多いが、町並みの成り立ちの観点で見ると、良くできていると思う。村を登っていくと頂上があり、水飲み場みたいな水盤があり、向こう側に道が降りていて向こう側も民家が並んでいる。 この村を降りてから離れて見ると、おむすび山の上に冠をかぶせたように城壁と家々が見えるのがいい。 4)ヴァンスのロザリオ礼拝堂 色彩の魔術師と唱われたアンリ・マチスが最晩年にここの礼拝堂のステンドグラスを作った。色の取り合わせが現代的だが、宗教施設として、美しさと心の平安を与える点で、素晴らしい。 建物の西壁は隣の部屋なので、直射日光が射して光が映えるのは午後3時頃まで。 プロバンス方面 5)ゴルド この村に向かう500m手前のカーブしている道路から見た村の姿が一番の見所でしょう。 村の中の配置はまあ、こんなものでしょう。 薄く割った石を積み上げて造った家は壁の外側を漆喰とかセメントで塗らず、むき出しのままが、フランスでは珍しい。 あんな薄い割った石を積んだだけでは、隙間から雨水が入るだろうし、風が隙間を抜けて来やすいだろうから、塗り込めるのが普通だと思うが、また、内側の塗り壁を長持ちさせるためには、外側も塗るのが一般的じゃないかと思う。 もちろん、内側は塗ってあり、風が漏れるわけではないが。 フランスの田舎に行くと、民家は切石で家を建てるのはたいへん高価なので、山からとれた多角形の石を使うが、この村以外は石の隙間は外から塗ってある。 6)ルシヨン ここでとれる赤い土(オークルという)を塗った家が村全体をピンクにしている。家の並び方も好感が持てる印象だった。 この村下の方に黄色いオークルのとれる村がいくつかあり(ガルガスなど)、プロバンス方面では黄色の家の方が多い。黄色は黄色と薄い灰色を混ぜた感じの色合いのもので、ちょっと上品な感じがあり、好まれるのかも。 7)Marseilleのバジリク・ノートルダム・ド・ラ・ガルド(寺院) このあたりで寺院で大きいものというと、これが思いつく。 大きいし、内部はたいへんきれいです。 Marseille(現地の発音はマルセーユと聞こえるが、日本のカタカナではマルセイユと書くのを習わしとしているようなので、マルセイユでもOK)の旧港の南1km程度の丘の上に立っている。 Marseilleの町並みやイフ島やその近くの島が一望できます。 旧港の角の近くから寺院まで上る路線バスがあります。 宗教施設としては荘厳な感じです。 8)オランジュの古代劇場 大きな石造り建築でローマ時代から残っているものの一つ。(ポンデュカールなどもあるが) 古代劇場では、原形に近い。 ローマ時代には、舞台部分の上方にはロープを引いてキャンバスの覆いがあったそうで、現代のフランスでは、プラスチックで作った覆いを舞台の上の方に設置しています。 非常に高い所だし、ロープをどのように張ったのか下からは分かりませんが、庇状に張り出したプラスチックの覆いは手前の方には支えがないのに全くたわんでなく、どのように上の方から引っ張る形になっているのか、不思議に思いました。 興味あったら、見学してみてはいかが? 9)Marseilleの ル・コルビュジエの集合住宅:ユニテ・アビタシオン 建築関係の仕事なら、ル・コルビュジエのユニテアビタシオンに泊まってはいかがでしょう。 私は、一人で広めの部屋に泊まりましたが、天井がそんなに高くなく日本のアパートと同じか少し低い程度の天井なのに、開放感を感じました。 そのときのレポート(ここの掲示板にレポートを投稿しておきました)↓ http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/546347/-/parent_contribution_id/385836/ 予約するならコルビュジエのサイトから http://www.hotellecorbusier.com/reservation.html 私は建築関係ではありませんが、趣味で何となく見て歩いたものを挙げてみました。 良い旅を
Re: プロバンス、コートダジュール、建築、町並み 私も便乗かたがたですが、10月末の土曜にニース入り。火曜午後コートダジュール空港発。 エズの中心らしい所を通る112番バスは【日曜運休】なので月曜の始発7時か次の9時の便でエズはバスの窓から眺めモナコまで。営業前の時間でバスは2時間に1本程度なのでそうする予定。 モナコを散策した後、1時間に数本ある100番バスでマントンまで行ってニースへ戻る予定です。 日曜は1日3往復しかなさそうな国鉄タンド線でTendeまで9:25に出かけ13:55にはニースへ戻ります。帰りを1便遅らせると日暮れになるので。 上の文中にある黄色いオークルは園児のころから使ったイエローオーカー(黄土色)の顔料ですね。有名産地を知りませんでした。
タンド往復 失礼します。 この路線は何度か乗っています。 タンドだけではもったいないです。 時刻表は下記。 http://telechargement.ter-sncf.com/Images/Paca/Tridion/TER-FH05_tcm-27-77819.pdf 時刻表で ★(星)がついているのは、ヴァンティミリア行きの イタリア車です。 こいつも利用すれば、タンドだけではなく サオルジュも見て来れますよ。 サオルジュは見栄えが します。 ヴァンティミリア での乗り換えも難しくないし、所要時間 も似たようなものです。 一部区間がイタリアを経由するのですが、フランス国鉄 で通しの切符が買えるはずです。 なお、さらに遅くなって、途中で暗くなったとすると、 マントンやヴィルフランシュの夜景がちらりと見えるかも しれません。マントンの夜景は、いいですね。
Re: プロバンス、コートダジュール、建築、町並み たくさんのオススメありがとうございます! マルセイユの発着はないのです。残念。 マントン 明るくて、規模もそこそこありそうで、冬でも閑散としすぎない雰囲気がいいですね! 他の方の返事にも書きましたが、宿泊はニース以外の中規模の町にしようと思っているのでじっくり調べてみたいと思います。 エズ やはりここは抜かせません!必ず行くつもりです。 サン・ポール・ド・ヴァンス 観光地化されているのがイマイチという方も多いようですが、街の綺麗さはもちろんのこと、都市部にはあまり行かない私にとってとても可愛いお店が立ち並んでいてイイな!と思いました。 アンティークの小物やレースなど買えそうですね! ゴルド こちらもエズ同様、最初から行きたいと決めていました。皆さん挙げていますね。 とてもよく観察されているんですね。妹曰く、「日本では木造しか作れないから石造りをじっくり見たい!」と言っています。 マルセイユは行く予定がなかったのですが、ニースとプロヴァンスを鉄道でいくとすれば通るので、行程の組み立てによっては寄るのもいいかもしれません。 妹の指示が細かく「現在利用している(できる)現実味のある居宅」が好きなようです。 なのでベルサイユ宮殿やロワールのお城はきらびやかすぎる。アルル・アヴィニオンやオランジェの遺跡も興味がないそうです・・・スミマセン(汗) でも、ご意見いただいた場所はすべて参考にさせていただきますね!
石造りの建造物といえば・・・・ みなさん、こんにちは。 「有名どころ」ではないところをご紹介します。 石造りの建造物ということでいくと、ルトロネの修道院 を思い出します。セナンクよりずっと大きいです。 http://fr.wikipedia.org/wiki/Abbaye_du_Thoronet 鷹巣村構造になっていないこと、公共交通手段では かなり難しいこと、大きな町から遠いこと、グラフ雑誌等 のメディアに載りにくいこと、などが有名ではない原因で しょうか。(ブティークがすごく充実していました) ニースからプロヴァンスに車で移動するなら、途中で寄れ ます。ヴァール県の丘陵地帯は魅力的です。