チェファルー2 そして再び町へ出て、駅と港を見てから昼食。 午前中の散歩で目をつけていた店は休みらしく、となりの、海の見えるテラスのあるレストランへ。 シチリアらしく、マッケローニ・フレスケ・コン・サルデ(いわし入り生マカロニ) そしてスカロッピーネ・アル・リモーネ(仔牛のソテー、レモン風味)をオーダー。 そしてガス水とハーフボトルのワイン。 普通に美味しいのですが、どうも店が観光ずれしている感じでいい雰囲気ではありません。 それに、生マカロニと書いていながら、生ではなく乾燥のものでした。 感想のものは、腰があって好きだから構わないのですが、 どうせ分かりゃしないでしょ、的な感覚が嫌な感じ。 やっぱり私は田舎が好き、と思ってしまいます。 この時期でも、ドイツ語や英語圏の人たちやイタリア国内からの人たちが 結構来ているほどのところですから仕方がないのでしょうけれど。 さて、食後は、天気も良かったので岩山へ登ることにしました。 だんだん小さくなる街を見下ろしながらゆっくりゆっくり。 この時期でも、ブーゲンビリアやタンポポ、名も知らぬ白い花などが咲いていました。 途中には5~8世紀頃第一の城門、第二の城門の址。 そして、中腹にそれとは別の紀元前5~4世紀のディアナ神殿も。 やっとたどり着いた岩山のてっぺんには城址。 私が午前中に歩いた街の全貌が小さく見えます。そして海! そこまでは想像がつきましたが、その城壁に沿って歩くと、しばらく絶句・・・ 逆側のチェファルーの街や、ヨットがたくさん停泊しているマリーナ、 私が前夜鉄道で通ってきた海岸線などがずっと遠くまで見渡せます。 しかも光の関係で海の色が本当に青く、美しく。 岩山登りの後でぶらぶら街を歩いて、ドゥオーモ広場でジェラートを1つ。 カッサータ・シチリアーナとピスタチオの2種盛り。 お昼を結構しっかり食べたので、夜は近くのピッツェリアで食べようと思ったのに、 この散歩の途中で、「本日のスペシャル、魚のクスクス」と書いてある店をみつけてしまい、 すっかり頭はクスクスモードに。 部屋で一休みして、徒歩15分かかるクスクスの店まで食べに行きました。 クスクスは結構ボリュームがあると思い、アンティパストもプリモも飛ばし、 魚のクスクスとコントルノに焼き野菜ミックス(定番の茄子、ズッキーニ、ペペローネ)。 ハーフボトルのワインとガス水。 クスクスは、魚、小エビ、ちょっと大きいエビ(1匹)イカ、アサリの出汁が良く出たトマトソースのもの。 その出汁をクスクスが全部吸い込んで、とっても美味しく仕上がっています。 でも、予想通りすごい量なので、同じ味を食べ続けていると飽きてきます。 そこで野菜を食べたり、ワインを飲んだり。 こういうときは、ワインが飲める体質でよかった、と思ってしまいます。 ここまでは美味しくて、満足だったのに、 ドルチェにティラミスをオーダーしたら、市販のメーカーのティラミス・アイス。 カップのまま出てきて、興醒め。 やはりここも観光客をたくさんこなす店だったようで。 10時頃、ぶらぶらと歩いて宿まで帰る道は、まだまだ宵の口と賑わい、 クリスマスイルミネーションがキラキラと街中を飾り、とてもきれいでした。
懐かしくて今写真出してみました。 わたしは典型的なツアーで行ったので、どの町も分きざみのスケジュール。 ところが、チェファルーは、何かの理由で3時間くらい居たのです。 それで、わたしの大好きな「町をブラブラ」が出来ました。 ニューシネマパラダイスって映画は知りませんが、 小さい港見ました。海の底が全部見えるくらい透き通ってましたね。 一応港だから深さ5mはあるんじゃないかと思いますけど。 長い浜辺では、初夏だったので地元の人が泳いでましたよ。 わたしたちは水着がスーツケースの中だったので足だけ水に入りました。 グラツィアさんの宿泊されたお宿はあの辺だったのですね。 わたしはドゥオーモ広場でお昼のサンドイッチとカプチーノコーヒー、 浜辺沿いのお店でおやつのジェラートいただきました。 ブラブラしながら、洗濯物いっぱいの窓とか、 街角あちこちにあるキリストやマリア像、宗教画が飾ってあるドア、 シチリア陶器に植えられたカラフルな花、 古い石垣につたうツタ類の太い幹とか(藤なのかな) 小さな三輪トラック(わたしが小さい時日本によくあった)、 魚網を満載した小トラック、網を準備してる漁師、 あげくのはてには、真っ赤な可愛い消火栓まで 色々な写真があります。 あの岩の上に紀元前5世紀の神殿と紀元後5世紀の城址があるなんて! 写真みたら、ありますね。城址みえます。気がつきませんでした。 あの岩をみた時、わたしも登ってみたかったのですよ。 色々思い出させていただきました。 ありがとう。
写真 >ブラブラしながら、洗濯物いっぱいの窓とか、 街角あちこちにあるキリストやマリア像、宗教画が飾ってあるドア、 シチリア陶器に植えられたカラフルな花、 古い石垣につたうツタ類の太い幹とか(藤なのかな) 小さな三輪トラック(わたしが小さい時日本によくあった)、 魚網を満載した小トラック、網を準備してる漁師、 あげくのはてには、真っ赤な可愛い消火栓まで 色々な写真があります。 私も同じようなものをたくさん撮ってきました。 イタリアの町は、たくさん見ているのですが、 それでも、そんな何でもないものに、魅力を感じるのです。 ドゥオーモ広場の天板が陶器の小さなテーブルは、 模様が、いちぢく、インドのいちぢく(サボテンの実)、レモン、オレンジで 思わず、全部の柄を、真上から撮ってきてしまいました。 写真を見返すと、そのときに一緒にいた人、 話した言葉、聞こえた音、風・・・いろいろな記憶が蘇りますね。 次回は、是非個人旅行で出かけて、まち歩きをたくさん楽しんでください。