退会ユーザ @*******
06/01/09 18:47

その2 プローチダ島の年越し

ここに3泊したので、中2日のんびりできたのですが、
1日は、ときどき小雨が降るものの、ときおり日も差して
それなりに散歩を楽しめましたが、あと1日は、しっかり雨。

散歩の日は、大好きなマリーナ・コリチェッラの地区まで行きましたが
島でいちばん美味しいレストランは、冬場は休みなのでした。
仕方なく、マリーナ・グランデの開いているお店で
蛸のサラダ、手長エビとカルチョーフィのリングィーネをいただきました。

蛸のサラダは、予想通りの味。
手長エビとカルチョーフィのリングィーネは、
手長エビの出汁に、茹でたカルチョーフィを薄くスライスしたものを入れて味を出し、
パスタを混ぜたもの。
手長エビは大きめのが1匹だけでしたが、ちゃんと味が出ていて、けっこういけました。
ドルチェは、レモンのタルト。これもまずまず。
ワインは0.5L。

雨の日は、ノートPCを持って行っていたので
DVDで「イル・ポスティーノ」(この島で撮られた映画です)を見て撮影場所を確認したり、
日記を書いたり、テレビを見たり、部屋でぐうたらしていました。
ま、こんな日があってもいいかなと。
食事もスーパーで買ってきた食材で部屋ごはん。

今回買って気に入ったのが、ラーペ・ロッセ(赤かぶ)の茹でたものの真空パック。
スライスしてすぐ食べられます。サラダに入れても美味。
見かけはビーツに似ていますが、味は全く違います。
日本の赤かぶとも味が違っていて、イタリアのはトウモロコシのような味。
簡単に食べられ、野菜不足も補えて、今後部屋ご飯の友になりそうです。

大晦日の夜は雨が上がりました。
宿の人が、
今夜11時半から、崖にある海の見える庭で小さなパーティーをやるからどうぞ、
年明けと同時に対岸のナポリやポッツォーリの花火が見えるから、
と誘ってくれたのです。

行ってみると、ビスコッティやフルーツにワインが用意してありました。
他のお客さんたちも、スプマンテやビスコッティ、花火などを持って来ていて、
もう待ちきれずにあちこちからぼちぼちと上がる花火を見ながら
あと何分?私の時計ではあと12分よ。あら、私のはあと8分よ。あら、私のは・・・
みんなの時計が全部違っていて、
でもたくさん花火が上がり始めたところで、スプマンテを開けて乾杯。

「アウグーリ!」「ボナンノ!」と口々に言い合って、握手&バーチ(ほっぺにキス)。
対岸の、島のように見える本土のそこら中から次々と花火が上がり、
同じく島のマリーナ・グランデから上がる花火も見えます。
みんなで「なんてきれいなの・・・」と何度も何度も言い合いながら眺めました。
カップルが持ってきていた小さな花火をみんなに配り、手元でも花火が始まり、
花火、花火、花火の年明け。
1人寂しく年明けを迎えるのはいやだったので、
この島、この宿を選んで本当によかったと思いました。

さて、宿の人から聞いた話。
この島には、四季はなくて、10月下旬か11月上旬にある日突然冬が来て、
昨日まで海で泳ぎ、半袖で快適に過ごしていたのに、
今日からはコートを着ないと過ごせない状態になるのだそうです。
今年は異常気象で、雨が多いけど、
いつもの冬は、もっと寒くても天気は悪くないのだとか。
夏も、3月に同じようにやってくるそうです。

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1件のコメント

  • ショック!

    >島でいちばん美味しいレストランは、冬場は休みなのでした

    いつまでお休みなのか、おわかりでしょうか?
    いつも食べ物の話題ばかり、くらいついてすみません。
    3月もお休みでしたらプローチダ島に行くのはあきらめます。

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    退会ユーザ @*******
    06/01/09 23:54

    きいてみましょうか

    宿にお礼がてらメールを書いて、いつから開くか聞いてみましょうか。
    それから行き先を決めてもいいのでは。

    もしプローチダに行くなら、
    駆け足旅行でも、プローチダ1泊、
    ソレントかアマルフィかポジターノ2泊、
    (その中日に、マリーナ・デル・カントーネのロ・スコーリオで昼食)
    アグリトゥーリズモプリスコ2泊、
    あ、もうこれで5泊になっちゃいますから、
    シチリアは厳しいんじゃ・・・

    もし初シチリアなら、
    パレルモ2泊、アグリジェント1泊、ラグーサ1泊、シラクーザ1泊、
    タオルミーナ2泊、
    あ、これでもう7泊。
    この際、芸術新潮を熟読して、シチリアに絞り込んだ方がいいのでは?