シンガポールの天気予報で雨を外すことはできません

熱帯のシンガポールは、日射による気温の上昇やモンスーンの風で雨雲が一年中湧きますので、必ずどこかで、一時的にでも雨が降ります。
つまり、雨季であろうと、そうでなかろうと(ちなみに「乾季」はありません)、一年中、「晴れ時々曇り、所により時によりにわか雨、時に強く」なのです。
ですから、「天気予報を見ると、毎日雨」は普通のことなのです。

雨季は11月から2月くらいの時季で、イメージ的にはそれ以外の時季の倍以上降ります。
それ以外の時季、つまりお出かけになる8月ですと、東京の夏場よりはやや少ないものの、雨が降る機会としては多いでしょう。
東京は台風や前線による雨で集中して多く降りますが、シンガポールは毎日のようににわか雨が1、2時間くらい振る感じです。
シンガポールの雨季以外で1日中雨ということは、まずありません。
また、冒頭に書いたような理由で、雨は夜にはめったに降りません。主に午後、たまに午前中、降ります。

動物園や植物園などの雨除けの施設が少ない場所に行く場合は、傘が必須です。
それ以外の場所ですと、雨宿りできる屋内施設や、ぶらつける商業施設があるので、傘が必須ではありません。(スケジュールがきつい場合は、傘をさして雨の中を移動する必要もあるかもしれませんが。)

雨がぽつぽつ、あるいはざざっと降ってきたら、しばらくは雨宿りの休憩時間と決めて、のんびりすることですね。
逆にかんかん照りの場合、歩き続けると汗だらだらで、しかも日焼けしてしまいます。
日焼け対策と、屋内や車内での冷房対策が第一で、雨対策は第二と考えた方がよいでしょう。

シンガポールの天気予報は、有名サイトでも「雨を出しておけば問題ない」みたいな、いい加減なものもありますが、細かく予報していたとしても、あちこち移動していれば、あまり役に立ちません。
行く先々で晴れていることもあれば、行く先々で雨になることもあります。
雨季でも、ほとんど雨に降られることがなく観光できることもあります。

一番頼りになるのは現地NEAの公式サイトです。
参考
NEAのサイトの3時間予報
http://app2.nea.gov.sg/3hnowcast.aspx

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1件のコメント

  • シャワー(shower)

    以前、ちょっとコメントを付け間違えて、えらい目に遭ったことがありますが、日本人には「スコール」というあまり適切ではない用語の使用が、広く浸透していまっています。

    古くは戦前からの南洋進出による豪雨のイメージ、近年ではアイドルのアルバム・タイトルだとか、イメージ・ビデオだとかそういうエキゾティックな印象から、「熱帯で降るにわか雨」が一般に「スコール」というように信じられておりますが、厳密な用語としてのスコールは、日本でたとえると「台風のときに見られるような暴風(雨)」が近いです。
    ですので、たとえば熱帯で、ざざっとにわか雨が降ってきたときにスコールと言っても何のことやらということになります。そういう場合にはシャワー(shower)、にわか雨という用語を用いる方がよろしいです。

    もちろん、日本でゲリラ豪雨と呼ばれるような「通常のにわか雨よりも激しい雨」が降るのと同様に、現地でも「ものすごい勢いで雨風が激しくなる」状況がたまにありますので、スコールがないということではありません。
    現地の雨は、日本で言えば、「時雨れる程度のお湿り」から、「夕立のようにざざっと降るにわか雨」、そして「台風のような暴風雨」までのいろいろな降り方の雨があります。
    ただし、雨季以外は「日本の梅雨のようにびしょびしょ降り続く雨」は、あまりありません。

    雨が近付くと現地の人は風の気配で勘付きます。雨が降ると雲で日差しが遮られ、雨で冷やされることで多少気温が下がりますが、再び日が差せば蒸し暑さが戻って来ます。

    MRT(電車)の交通網が発達して、それに伴い地下街やショッピング・センターが隣接して作られ、雨に濡れずに移動できる範囲がこの10数年でかなり拡大しました。
    タクシーも安い料金で利用できますので、スケジュールに余裕があれば、ほとんど雨を気にしないで過ごすことができます。
    なお、雨が降るとタクシーは待つ人がどっと増えるので、乗りにくくなります。

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    近年とは

    >古くは戦前からの南洋進出による豪雨のイメージ、近年ではアイドルのアルバム・タイトルだとか

    この近年というのは、松田聖子のことですか??w