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06/01/08 12:12

その2 市場にて

24日は、フィレンツェ観光。
十数年ぶりのウッフィツィ美術館に予約して行きました。
初めてのときは、有名どころをさぁっと見ただけでしたが
その後イタリアに通うようになって少しはイタリア美術や建築への興味が湧き
知識もふえてきたので、あらためてじっくり見たいと思っての再訪です。
8時50分に入って、12時半まで。
3時間半ではやはり時間が足りず、後半は駆け足でした。

12時半で出たのは午後2時には閉まってしまうという
市場に買い出しに行くためです。
25日26日が市場やスーパーは休みになるので
この日のうちに食料を調達しておきたかったのです。

毎夏ちょっと長くイタリアに出かけるのですが、
夏には絶対に食べられない、生のカルチョーフィ(アーティーチョーク)があるのも
冬のイタリアの魅力。
オイル漬けになって売られているものとは格段に味が違います。
(家庭で作ったオイル漬けで、酸味を抑えた美味しいものはたまに味わえますが)

そのほかナスやズッキーニ、トマトなどたっぷりと野菜を調達しました。
定番の生ハムやサラミの他サルシッチャも3種購入。
フィノッキオ(ういきょう)入り、ニンニク入り、ニンニクとペペロンチーニ入りです。

その他に気に入ったのが、今回初の「ペペローネ・コン・トンノ」。
このペペローネ(パプリカ)は、とっても小さくて
プチ・トマトの大きめサイズといったところ。
中にトンノ(ツナ)とケイパー、小さめの黒オリーブを詰めて
オリーブオイルに漬けたものです。
トンノが、アンチョビのような味に熟成されていて
しょっぱいんだけど、美味しい。これは酒飲みにはたまらない味です。

もう1つ気に入ったのが、モスタルダ。
モスタルダはいろいろなフルーツをマスタードと共に漬けたものですが
かつて私が食べたモスタルダって、色がちょっと毒々しくて、
今いちパンチのない味だったのですが、
この店(名前は覚えていません。たくさん味見をさせてくれる店です)のは、
オレンジやレモンの皮のものも、
ベリー系のものもほどよい甘さとパンチのある辛さで
料理に合わせたらさぞ、と思う味。

とりわけ栗のモスタルダがたまらない美味しさで、
まず栗の美味しさを感じ、そのあと結構な辛さが口に広がります。
この店はお願いすれば真空パックにしてくれるので
お土産用に、これとペペローネ・コン・トンノをパックしてもらいました。

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