06/01/08 10:24

Re^7: 報告③上海の四川料理について

 「新世界城」の件、了解しました。やはり海鮮料理のお店なんですね。「紫瀾門大酒店」の紹介にはローラースケートの説明はありませんでした。
 「上海図書館」へは妻は残念ながら行っておりません。今回、図書館の前を素通りして、隣の蟹レストランには行ったのですが…ミケちゃんさんの情報に妻はとても感謝しておりました。次回の上海では行ってみたいと申しておりました。

 私たち夫婦は中国への興味が縁となって一緒になりました。体力と時間とお金が続く限りは、中国へ足しげく通うつもりでいます。今年は夏に、東北部のハルピン・瀋陽・大連か、内陸の成都・西安へ、冬は広州と上海に行けたらと考えています。

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  • Re^8: 報告③上海の四川料理について

     四川料理から離れてしまうのですが昨年の8月に北京市立図書館と北京の国立図書館に行きました。身分証明書を見せると中にはいることは入れましたが十分見学することはできませんでした。2004年に行った上海図書館は受付カウンターで英語が通じ身分証明書を見せて用件を話すと簡単にゲストカードを貸してくれました。中は自由でしたし写真もとることができました。施設はすばらしかったですがパソコンは98を使っていましたし台数も少なかったです。図書館が市民のためになるにはまだ時間がかかりそうです。
     私達も夏は元気があれば中国に行きたいと考えています。北京と西安などを考えたりしていますがまだ実感がありません。
     初めて中国に行ったときに天津に行きました。そのとき中国の大学の研究者が農村問題のことを強く訴えていました。私達夫婦には通訳が付いていましたが意味がよくわかりませんでした。今ではその意味がわかってきました。きっと矛盾や発展、それらは歴史が解決してくれると思っています。
     上海では復旦大学の学生と知り合いました。日本語学科の1年でした。日本に行ったことはないと言っていましたが日本語は大分話せました。1時間ほど話し合いました。これも嬉しかったことです。
     今回は料理の話でなくて申し訳ありませんでした。
      

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    06/01/09 10:39

    Re^9: 報告③上海の四川料理について

     復旦大学は名門ですね。今、中国では日本語を専攻する学生の数が以前よりも少なくなっています。駐日大使の王毅さんや中国政府の指導部、名門大学の学長などには、日本語を話せる人や日本留学経験者も多数いらっしゃいますが、今の若い人はどうでしょう。

     法政大学の王敏教授の講演を東京まで聞きに行ったことがあります。彼女は今の中国の若者の対日意識を「愛憎紙一重」だと表現します。福州路にあるアニメショップをのぞくと、日本の漫画やキャラクターグッズばかりが陳列され、多くの若い人たちで賑わっています。日本のアニメや音楽、テレビドラマなどはよく見られていますし、家電製品も日本のものはよく売れています。日本のそういう面に憧れる反面、政治や歴史の問題になると一様に複雑な顔になります。

     私は顔の見える関係が大切だと思っています。中国人と多く接している日本人なら、中国人の犯罪者がマスコミで報道されても中国人が皆悪いとはならないと思いますが、個人的な交流のない人ならステレオタイプにそう思いがちです。中国人から日本人に対しても同じことでしょう。こんなことがありました。私の知人の韓国人夫婦が大阪のある団地で暮らしていた時に、地域との交流を熱心にされていました。多くの日本人にとっては、その彼らがほとんど初めて接する親しい韓国人でした。それがきっかけで始まった地域と韓国との交流は10年以上たった今も続いています。日韓のぎくしゃくした外交関係もまったく影響がありません。

     私たちは旅行者として中国へ行ってますが、ホテルや一部の観光地を除いて、日本人と接する機会のない中国人も少なくないと思います。もしかすると、そんな時に私たちと接した人が、そのことによって日本人へのイメージを決めてしまうことになるかもしれません。私たちひとりひとりが言わば外交官でもあるのです。私はそのことに恐れを抱いています。そしてもうひとつ。民俗学者の柳田國男は生活者の視点と、旅行者の視点は違うということを言ってます。上海の例をとってもお分かりになると思いますが、行くところも違えば、見るものも違う。お金の価値の感覚も違う。当たり前のことですが、より深く突き詰めたいという人にとっては旅行者の視点だけでは物足りないという気がします。そんな時に現地の方、それもできれば旅行業界とは関係のない方との交流は不可欠だと思うのです。こと上海や北京での滞在においては、私が特に意識しているのはそこです。

     話を戻しますが、ある種反日運動もしばしば起こるこの時期にあえて日本語を学ぼうとする中国の若い人たちも大切にしたいものです。外交上は虚虚実実の駆け引きがあるので見えにくいですが、基本は個人と個人の関係(同済大学の蔡教授はこれを草の根交流だと言っておられました)、その上に成り立つ経済・文化交流だと思います。これだけ関係の強い両国ですから、お互いに自分の利益のために利用しあうこともあると思います。そこは大人の関係として、冷静に見つめていきたいものです。