靴下は止めておけ

ホストファミリーということで、文化的に寛容ではあろうが、靴下は下着だ。止めておけ。

たしかに、五本指の靴下に連中は強い興味を示す。が、プレゼントとなると別。セッケンや靴下のたぐいは、おまえ、臭うぞ、という意味になって、失礼。くわえて下着は、別の意味になりかねない。家族や親しい友人ならよいが、保守的な人々の間では、こういうプレゼントは、常識のないやつ、として、強く嫌う。まして初対面ならなおさら。プライヴェートの領域に断りも無く踏み込むもんじゃない。

ちなみに日本でも、靴下は、踏みつける下のものとして、家族や親しい友人以外にはけっして贈ってはいけない。傘ならよい。これくらいのことは、海外留学以前に、日本のじいちゃんやばあちゃんからきちんと習っておけ。

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2件のコメント

  • ハイ!  教授  質問です

    教授 質問があります!!

    日本の古式ゆかしき しきたり???ではこのようなものがあります
    (のりーたの生息地 ばあちゃんからの教え)

    病人や入院中の方へのお見舞い
    ・鉢植えの花は「病気が根ついてしまうから」×
    ・菊などの仏壇に供えるような花「葬式を連想するから」×

    お嫁さんから お姑さんへ
    ・エプロンなどの作業着 
    お嫁さんは「お母様は働かないで休んでください」と 言う立場なので
    「もっと 働け!」とか 受け取りかねないから ×

    下着・・・
    ・本来下着は自分で用意するか、妻や母のように身内が用意するもの
    赤の他人が下着を用意することは、病気・寝たきりになって↑が困難な場合
    あるいは お亡くなりになった方へ・・という意味合いがある
    ※のりーたの生息地では 妻がいる男性が 自分で下着を用意するのは「甲斐性なし」とか言われる
    など 

    これは 欧州でも共通するのでしょうか???
    ご教授ください

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    菊は万聖節の墓花

    昨今、見舞いに、花は、どこの国の病院でもダメなところが多い。治療機器のジャマだし、同室の他の病人の障りになることもあるから。自宅への見舞いやプレゼントでも、花言葉がややこしい(地方の方言もある)ので、それを知らずに、やたらそこらの花は持っていかない方がいい。地元の花屋に、事情を含め、よく相談してからにしよう。

    菊は、ヨーロッパでも仏花(?)なんだぜ。晩秋の万聖節の日に、墓や、自宅の故人の写真に供える。もちろん故人の好きだった花でもいい。輪の形して掛けることが多い。

    ヨーロッパは、夫婦と子供で一世帯。結婚したら別に住居を構える。だから、同じ家の中の嫁、姑ということは基本的に無い。一般に母の日にエプロンを贈るのはよくあること。

    下着は、日本と同じで、家族か恋人だけ。そのうえ、高温多湿の日本より、ヨーロッパ人の考える下着の範囲は広い。ワイシャツも下着だもん。(かつてパンツ兼用だったからねぇ。)



  • 余談 (靴下は下着)

    何かは書かないがロンドンで年1回しか開催されない特殊なウォーキングツアーに参加しました。
    ある所縁のあるレストランの前でガイドが説明するのに店の外の椅子に無断で(当然)土足で
    上がりました。店員が出てきて注意したので降りましたが、道路なので声が通りにくく
    20人ほどの参加者に説明するのに高い方がいい。
    すると車椅子で参加の一人が立ち上がり車椅子を使えと言いました。

    ガイドはありがとう、と言って土足のまま車椅子に乗って説明を続けました。
    日本では考えられないことですが…
    つまりそういうこと。



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    すると車椅子の一人が立ち上がり

    えっ? どーいうこと?