先日マダガスカルから帰国しました! 私も女一人旅でマダガスカルを旅行したので、少しでも参考になればと... 期間:16日間 行った所:Fort-Dauphin、DiegoSuares、Morondava、Antananarivo ▽宿 初日のホテル以外は全て予約なしで渡航しました。 空港で拾ったタクシーの運転手さんに地球の歩き方を見せてホテルまで行ってもらい 英語が通じる運転手さんの場合は「予約なしだからもしこのホテル満室だったら 次のホテルまで乗って行きたい」と伝えると ホテルの前で宿の人に空室があるか?など通訳してくれたり何かと親切にしてくれます。 他の国では「俺の友達のホテルを紹介してあげるよ」とか言われ勝手に連れて 行かれるようなこともありますが、マダガスカルでは一度もこういうことはありませんでした(私は)。 ▽マダガスカル航空 欠航・遅延多いです。 私はバンコク経由で行ったのですが、まずいきなりバンコク→アンタナナリボが 33時間遅れでバンコクで1泊するはめに。 バンコクだったのでホテルが保障されましたが、マダガスカル国内で このような事態になった場合はホテルは自費またはマダガスカル航空オフィス内でザコ寝だと聞きました。 帰りの便も1時間半遅れ、バンコクでの乗り継ぎは走らされました。 どちらもバンコクの空港スタッフが付き添ってくれていたのでそんなに心配はありませんでした。 国内線に関しては、予約者全員のチェックインが済み、 機体が空港に到着していれば早くに出発することもありました。 アンタナナリボ以外は空港も小さく、自分が乗る予定の飛行機以外には 何もないような状況ですので、チェックインして待っている間に 自分の飛行機がどこかから飛んできて乗客を降ろし清掃・給油をし搭乗開始となるのが 見えるのでとても分かりやすいです。 その飛行機がなかなか空港に到着しないために時間が遅れるというのはよくありそうでした。 私は計6回国内線に乗りましたが、事前に確認が必要な大幅な時間変更はありませんでした。 が、何があるか分からない国なので前日か当日朝にホテルのフロントに頼んで フライトの変更がないか確認してもらった方が良いと思います。 ちなみに、私の帰国便の一日前には軍隊によるストライキで空港が閉鎖されるということもありました。 本当、何があるか分からない国ですので...。 ▽治安 かなり悪くなってきているという情報はすでにご存知かとは思います。 私もそれを頭に入れ旅行をしていましたが、アンタナナリボ以外は さほど治安が悪いと感じることはありませんでした。 むしろみんな人懐っこくどこを歩いても笑顔で手を振ってくれます。 とはいえ日が暮れたら街灯もないので町は真っ暗ですし、 スリはどこにでも居ますので、市場など人が多い所へ行く時はリュックのチャックは まぁ大体開けられますので小さな南京錠をかけておくことをオススメします。 また向こうは冬で陽も短く6時頃には暗くなるので、レストランが併設されているホテルか 向かいまたは隣にレストランがあるホテルが断然便利です。 ホテルの人に「暗くなっても外歩いて全然大丈夫よ」と言われましたが、 実際暗くなった道を色白の日本人が歩くとかなり目立ちますし、 逆に肌の黒い現地の人は全く見えなくなるのでかなり怖かったです。 アンタナナリボでは物乞いの子供たちに囲まれデジカメやお財布などを 無理矢理持って行かれそうになりました。 「人通りの少ない道では注意」などという文章をよく目にしますが、 私がこのような目にあったのは独立大通りで、かなり多くの人や車が行きかっていました。 日曜日でいつもよりはかなり人が少なかったですが、昼過ぎの あんな目立った所でやられるとはかなり驚きました。 幸い近くにいた男の方が大きな声で子供たちを叱ってくれたため逃げ出すことが出来たのですが、 人通りのない道だったり他の人が便乗してきたら...と思うと怖くなります。 日曜日は休日で人通りが減るので気を付けてください。 万が一その様な目にあったら近くの開いてる商店に逃げ込むか、タクシーまで走ってください。 タクシーの運転手さんならお金さえ払えば身を守ってくれるはずです。 また、スーパーやお土産屋さんなど旅行者が立ち寄るようなお店の前では 待ち構えていたかのように物乞いがやってきます。 ほとんどはすぐにいなくなりますが。
つづき ▽衛生状態 私はお腹が強い方なのであまりあてにならないかもしれませんが、 乾期ということもありさほど神経質にならなくていいかなと思いました。 9月に旅行されるとのことで、おそらくまだ乾期だと思いますので 日向は暑いですが、日陰に入れば風はとても涼しいですし朝晩はパーカーが必要でした。 洗濯物も昼間でしたら数時間で乾くほどカラッとしています。 ただ後進国ですので、道にゴミがたくさんあり ハエが飛んでいるのは当たり前という環境です。 なるべく火の入ったものをオーダーし、料理に付いてくる付け合わせの生野菜程度は 口にしましたが、サラダは食べないようにしてました。 あまり綺麗ではない食堂で食事をするときは出されたコップは使わず フォークやスプーンも除菌ウェットティッシュで拭いたりなどは場合によっては必要かもですね。 ホテルで蛇口をひねる時はゴボゴボという音がしたら茶色い水が出てきますので、注意してください。 また、マラリア予防薬のマラロンは現地(アンタナナリボ)の薬局で安値で購入可能でした、参考までに。 涼しいアンタナナリボでさえ蚊に刺されましたので、蚊取り線香は必須アイテムです! ちなみに余った蚊取り線香は現地の人(ホテルのフロントとか)にあげると大変喜ばれますよ! (特にMade in Japanだよと言うと良品質に違いない!と喜んでいました)
つづき ▽現地ツアー 現地ツアーというのか分かりませんが、唯一旅行会社にお世話になったのは DiegoSuaresからアンカラナ特別保護区のツインギーと、 その途中のレッド・ツインギーを見に行く時だけです。 てっきり他の旅行者と同じ車に乗って行くのかと思っていたら、 基本的に「ドライバー代、ガソリン代」という感じで一日当たりのそれぞれの料金を提示され、 安くしたければツアーメイトを探しておいでと言われる感じです。 一人で行ったとしてもそんなに高額ではないというのと、ツアーメイトが探せなかったので 私は一人で行きましたがドライバーもいい人だったので十分楽しんで来れました! 私がお世話になったのは地球の歩き方に載っているDiegoで一番安いホテルのオーナーです。 他の旅行会社でも値段交渉してみたのですが、このホテルのオーナーが 断トツで安値を提示してくれたので決めました(ドライバー+ガソリン代で23万Ar)。 Morondavaはバオバブ並木を見に行っただけなので、 路上でタクシーの運転手さんと交渉をして簡単に行って来れました。 ただあまり安く値切りすぎるのも後が怖いです。 実際に私は値切りすぎたのか「愛し合うバオバブ(並木道からさらに15km悪路を進む)」は 連れて行ってもらえませんでしたし、駐車場代2000Arも払えと言われました(ばかか!と断りましたが)。 元々2回バオバブ並木を見に行くつもりでいたので、 2度目のドライバーには念を押したこともあり「愛し合うバオバブ」へも連れて行ってくれましたし、 駐車場代に関しても何も言ってきませんでした。 ちなみに1回目の交渉はかなり粘って45000Ar、2回目は割とあっさり50000Arでした。 後日他の人にも聞いてみたところその人も50000Arで行ったと言っていたので その位が今のところの最安値なのかなと思います。 最初はみんな10万~7万とか言って、もっと値切ろうとすると 「それじゃあガソリン代にしかならないよ」と言われますが、 実際出発前にガソリン入れるのを見ていたら、5リットル程給油して15000Ar程度でしたので参考までに(笑) また、ドライバーも必死なのか自分と交渉した後に他の人ともっと高値で交渉が成立してしまった場合、 約束の時間に来ない場合があるので注意してください。 Fort-Dauphinでベレンティ保護区に行くのは ル・ドーファンというホテルでしか予約が出来ないようになっているため 価格も一定ですし難しくはありませんでした。 ちなみにベレンティへ行く際も往復の車は他のお客と相乗りかなと思いきや 自分だけの専属ドライバーが付いてくれます。