DBSとOCBCじゃ DBSの親会社は政府系投資会社のテマセクです。 テマセクはシンガポール航空、シンテル、キャピタランド、メディアコープ、SMRT、etc...のシンガポールを代表する企業の親会社でもあります。 つまり政府系の銀行であるDBSとOCBCを同列に扱うこと自体がいいのかどうか? シンガポールの場合は自国企業がシンガポールと言う小さな市場のため主戦場は海外と言う企業も多いです。 シンテルの利益の半分以上は海外投資から得られた利益です。 同様にアジアパシフィクブリュワリーはタイに子会社がありタイでハイネケンやタイガーを製造しています。 逆にシンガポールは外資に市場を開放しています。 解放しなければ自国企業が海外での活動に影響がでるからです。 シンガポールは外資とか自国資本とかを気にしないでしょう。 飲料メーカーでは日本資本のポッカがシンガポール市場で大きな位置を占めています。 シンガポールもマレージアから独立直後に自国資本保護策を取りましたが、国際競争力のない自国資本保護より国際競争力のある外資導入の方がシンガポールにとって経済発展につながると考えた当時首相であったリ・クアンユー氏が外資開放へ大きく舵をきりました。