日本ではほとんど経験できなくなった食堂車は欧州個人旅行の目的の一つにもなってるほどです

日本ではほとんど経験できなくなり、欧州個人旅行をする皆さんが楽しみにしている食堂車に関して誤解を与える表現がありましたので、ひとことだけ。

リュックやスーツケース持参で通路を通る方はいませんので、ゆっくり2時間のフルコースを楽しめます。皆さんちゃんと席に置いて手ぶらでいらっしゃいます。

私もリュックで通路を歩くなんて無粋なことは致しません。入ったすぐ手前に荷物を入れるスペースがあります。シートの後ろですが、かなり広くリュックくらい楽に入ります。

食堂車はECやIC中心にまだ沢山あります。ICEのだって今年随分利用しました。ぼうふらさんをはじめ、少し表現が極端で誤解を招きます。原則全部のICE、特急に付いていた以前より減ってセルフにカフェテリア車やブッフェになったというだけです。

観光時間優先で食事は車内でと思ったら、その列車を選べばいいので、確実に食堂車の付いた列車に乗れます。1~2時間ごとにはありますから。

予約制になっていても、入口で待つことを避けるための一応予約制ということなんです。空席があれば問題ありません。全席が満席なんてことはまず在りません。無駄足を押しますダメ元でトライする方に幸運が待っています。

私の場合は空席がないから食堂車という感じでは全然ないのです。観光に夢中になり、腹ペコで直接食堂車に乗り込むわけです。ウエイター、ウエイトレスさんも笑って、荷物をそこに置いてねと指示してくれます。

忙しいビジネスマンも、そういう利用が多い?のか慣れてる感じでした。まあ、たいていは自席に荷物を置いてでしょうから幸いふさがっていることはありませんでした。

ふさがっていれば、隣の1等車に行って席を見つけてから手ぶらで来ます。

適正食事時間が過ぎれば、絶えず、待ってるかたがいないかは気をつけますよ。

それから、コーヒーやケーキ、ワイン、ビールなどを注文して食堂車ライフを楽しみます。空いてる時間に注文をしてくれるのは食堂車側も大歓迎で、いつもスタッフは友好的ですよ。

それでは指定席を取ったほうが安くなるのではと見当違いの欧州未踏者の方がおられましたが、お金ではなく、日本では豪華寝台特急を除いて経験することができなくなった、食堂車を一度体験してみたいという日本人はとても多く、欧州旅行の目的や楽しみの一つになっているほどです。

サンドイッチとコーヒーなら車内販売で自席で食べても同じと考えがちですが、広い窓で雰囲気のいい食堂車で景色を味わいながら食事を楽しむのはヨーロッパならではの魅力です。

YHに泊まるので同じ1日の滞在費なら食事代をふんだんに使えます。
よく日本人とも相席になりますが、聞くと1日の滞在費はほぼ同じ。

私のほうが高い料理やお酒を頼むので「お金持ちなんですね!」とよく言われます。「いや、滞在費はあなたと代わりませんが、たいてい、YHに泊まるので食事代が余るのです」というと、驚かれます。

YHに泊まる人→食事もファストフードなど安い所という固定観念を抱いている方が多いようです。宿なんか清潔で安眠さえ出来れば、どこでも同じ、安いほどいい、ホテルとの差額で美味しい物を食べたほうがお利口と考えて者がいたって少しもおかしくないのに。

仏、伊、ベルギー、西、オーストリア、ハンガリーなどグルメ国ぞろいのヨーロッパでは、それが一番いい旅行方法だと思っています。

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1件のコメント

  • 合理的なお考えで

    マルコポーロ3 さん

    欧州の食堂車の魅力がどんなものなのか、経験がないと分からないものです。
    日本の新幹線で昔利用した食堂車ともどうも雰囲気が違うようですし。

    宿を寝るだけと割り切って安宿にして、食事をその分リッチにというのも
    旅慣れた方の合理的なやり方だなぁと思います。つまり私と逆なんですね。
    宿だけは中級レベルの安心を求めて、食費は抑えるためにスーパーで買い出し
    して簡単な自炊というパターン。おかげで一人レストラン食でリッチといかず、
    貧しい食のパターンです。(笑)
    これじゃ海外で食べる楽しみを捨ててるようなものですね。(泣)

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    YHの個室も選択肢にされては

    いや、トピ主さんのほうが普通ですよ。
    ただ、私も中級ホテルは泊まったことがありますが、何か中途半端で、中級5泊に泊まるならYH4泊で1泊シャトーホテルやその街一番の高級ホテルに泊ります。ピンとキリでその落差が楽しいです。

    ただ、YHでなくても宿は清潔で安眠さえ出来れば安いほどいい。その分美味しい物を食べたほうがいいと考える人のほうが旅空好きな方には多い気がします。
    そういう方にとてもよく会うんです。

    慣れてきたら、思いきって、田舎の場合、個室の一番安い宿に泊まるのも面白いですよ。
    レストランも慣れで一人で食事を楽しまれている日本人女性も結構います。
    でも、やはり一人でレストランで食事は苦手な方も多いです。
    そういう方はYHがお薦めです。

    今は若い方だけの宿ではなく、学校休み以外は中高年のほうが多いことさえあります。
    ドミトリー(相部屋)が中心ですが、個室も必ずあって、談話室で他の日本人と親しくなり、食事に一緒に行くことはきわめてポピュラーです。

    食事の相手を探すためにYHに泊まるという中年の女性もいました。

    ヨーロッパはどこもレストランでの食事が美味しいので、自炊だけではもったいない気がします。

    私などは美味しい物を食べるのが目的でヨーロッパに行くくらいですから。