4日目・南翔へ このホテルのベッドは寝心地が良い。 昨日までの上海大厦は固くてよく眠れなかったが、このホテルは自分的には合っている。 しかし、上海大厦もそうだったが、「海洋汚染防止のため、使わなかったタオルはそのままお使いください」 とか、この東方濱江大酒店に関してはシーツも3連泊の間は換えないという。 海洋汚染に気を使う前に、もっと気を使うことがあるだろう!!!!!(要はホテルの費用削減?!)と ちょっと怒りモードで思った。このスモッグは何なの??中国は発展途上国として大気汚染などの程度を 問われない、と以前聞いたことがあるが、それってちょっと問題なんじゃないの~??? 今日も、特に予定がない。 朝食がついている宿泊プランではないので、うだうだごろごろまったりと昼前まで室内で過ごす。 窓から外を見ると、朝早くから川沿いに向かう人々で通りはにぎやか。。。 周荘などの水都を見てみたい気もあったけど、なんとなく面倒くさくて、まだ手軽に行ける南翔に 行ってみようと出かける。地下鉄を陸家嘴駅から乗り継いで上海体育館へ。 ところが歩き方に、「集遊中心は1号線漕渓路駅下車」なんてまぎらわしいことが書いてあるから 間違ってひとつ先まで乗ってしまい、乗りなおすはめに。 迷いながらも市内バス発着場までたどり着き、ちょうど来た6Aのバスに乗る。 女性の車掌さんが乗り込み、出発。「古稀園」と書いた紙を見せたら、にっこりと笑ってひとり6元徴収。 高級住宅地と昔ながらの住宅地・市場通りなどを見ながら、1時間で到着。車掌さんが親切にも 着いたことを教えてくれ、そして身振り手振りで「帰りは道を挟んで斜め向こうのバス停から」とも。 良い人だった。。。若くてやさしいおねーさんでした。ありがとう。 なんやかんやで朝からコーヒーくらいしか飲んでないのに、もう3時をまわっていたので 早速、噂の小龍包を食べる。20個入り10元、蟹入りは10個で10元。豚肉のを2人前・蟹を1人前注文。 頼むとすぐ来た。衛生的になんともいえない木の箸、埃がついている皿、ティッシュでぬぐいながら食べる。 味は・・・南翔本場の小龍包、ウマいからいちどは食べたほうが良いと以前から聞いていたけど ワタシは好きな味じゃなかった。パクリでも豫園のほうがおいしい気がした。臭みがけっこうあって 苦手な人は苦手かも。一方、大した味じゃないと聞いていた蟹入りのほうがむしろ美味しかった。 これは個人の好みだなぁ~~~。まぁお腹はいっぱいになったので一安心。 古稀園に入場。12元。庭園と公園が一緒になっている。 ぐるりとひとまわり。豫園にあるような石がごろごろ。建築物はそうとう古そう。 1番奥まで行くと、ボート乗り場があり、モーター付きで漕がなくてよいので乗ってみることに。 30分15元・60分30元でそれぞれデポジット10元。30分借りてみる。 乗り込むと、ギアとハンドルで操作。ギアは動く・停止・バックの3種。エンジンが臭かったが 池を何周かして(1周しても10分程度、60分も借りなくて良かった)そこそこ楽しめた。 途中、定員4人のボートにズルして5人乗ろうとしている子供達や(係員に見つかり怒られた) エンジンが止まってしまって、係員が乗ってきたボートに乗り移るカップル、そして長い竿で自力で 故障船を漕いで帰る係員、おもしろがってわざとぶつけてくる中国人、、、面白い人がたくさん。 降りるときに、乗り場のへりにつけるのになかなかコントロールがうまくいかず、係員に「トウ!!」と 何度も言われ、バックギアの「倒」だと気づいてお互いニヤリ。 結婚式の写真などを撮っている2組のカップルもいて、ほのぼのしい雰囲気の地だった。 行きの車掌さんに教えられたとおり、道路をスクランブルに渡った所にバス停が。 何時に来るかわからないので気長に待つしかないね~と話している所に6番のバス。 よかったよかったと乗り込み、ひとり6元をはらう。 もと来た道を帰るだけだし、終点なので安心。 途中、乗ってきた母子と車掌で大喧嘩。子供がまだ小さいからお金は払わない、いや払え、といった所。 結局、おたがい捨てゼリフをはきつつ母子は降りていった。すごいな~チャイニーズパワー。
4日目その2・またまたブラブラ バスを降りる体育館には免税店があったので、ちょっくら寄ってみる。 小規模な、客もあまりいない免税店。手続きと説明ばかり長ったらしい。 ツアーなどで来ると、記念品がもらえるらしく、それ目当ての日本人がちらほらしかいない。 値段はドル表記だけど、決して安くはなかった。ダンナにねだられて仕方なく自販機で買った8元の ペットボトルジュースも惜しい。 なんか物足りなかったので、バスから見えた「FOXTOWN」という建物に行く。一見デパートのようだ。 FOXTOUNといえば、スイスのアウトレットを思い出すのだが、中国にチェーン店あったっけ?? 入り口には「アウトレット」の文字と、ブランド品割引のチラシがベタベタと貼ってある。 一部では、スイスと同じロゴ・キャラクターまで使用。でも、なんかちが~う。 確かにプラダなんかも置いてあったけど、「本物ですか?」という雰囲気。 オリジナルブランドのほうが多く、品揃えは、質が悪いのに日本より値段が高いくらい。 どうなってんだろう~中国。と思いながら建物を出る。(帰国後、FOXTOWNのHPを見るも 中国上海支店などは存在せず。パクリが多い中国。) ちょうどあった地下鉄に乗り、見残したテレビ塔を見に行くことにして、戻る。 東方明珠塔というのが正式名称。 夜景を見に1番上まで行ってみようとダンナも楽しみにしていた。彼は高所恐怖症のクセに高い所好き。 チケットはひとり100元。高いな~。 まず真ん中の球体(263m)まで昇る。正直、ここでも景色は見える。もっともガスってると見えないけど。 ワタシも以前、ここまでは来たことあるけど、もっと上まで行って見たかった。 エレベーターも展望室も人であふれかえっている。ここで気づけばよかったのは、並んでまで上行きの エレベーターに乗る人がいるということは、上も混んでいるという事。 15分はタップリ待って、やっと上の球体展望室(350m)まで行く。エレベーターが開いた途端に人人人!!! 降りるエレベーター待ちの人の列がギュウギュウになっていて、がっくり。 景色も、下の階とそれほど変わらないし、何より曇りガラスでよく見えない。 しばし、景色をみながら列が切れるのを待ったが一向に切れる様子がないので、仕方なく最後尾に並ぶ。 にんにく臭くてしゃべりかたが耳にさわる割り込み大好き中国系の人たちに囲まれながら、 やっとこさ下に降り、ホッとする。なんだかとっても疲れた。 あとは気になっていた、1階の上海歴史博物館に入る。チケットは入場券に込み。 日本語表記もあり、マネキンや小道具等、手がこんでいて面白い。そして広い。よい暇つぶしになりそうだ。
4日目その3・当たったイタリアン、はずれたマッサージ すぐそこなのでホテルにいちど戻り、一息。 今日は最後の夜、上海蟹でも食べたかったが、ダンナはもう中華は食べたくないと言い出した。 じゃあ何が食べたいの?と聞くと、イタリアンが食べたいとか。はじめは無謀なこと言うな~と思ったけど (頭に浮かんだのが、昔ソウルで食べたうどんのようなパスタ) たしかどこかのクチコミで、駐在のイタリア人が集まってくるイタ飯屋があったはず、とガイドブックと情報誌 を、目を皿にして見ていたら、hu-ismぐるグルという日本語情報誌のジャンル別店名さくいんにあった。 「Da Marco」雁蕩店TEL021-6385-5998 雁蕩路62号 新天地から歩いて10分たらず。 23時までやっているのも魅力で、早速タクシーで向かう(日曜はトンネルの規制がないと聞いたので)。 22元ほどできちんと着き、店に入ってみる。客は白人ばかり。メニューはイタリア語・英語・中国語併記。 ビールとオレンジジュース、カプレーゼと魚介のスパゲッティ、マルゲリータのビーフカルパッチョ乗せを 頼むと、ブルスケッタとグリッシーニとフォカッチャのようなパンが運ばれ、それだけでも美味しかった。 これは期待できるね~と言っている所にカプレーゼ、オイルを垂らして塩で食べると、これがまたうまい。 驚いたのはピッツァの大きさ。とにかく大きい。生地は薄いのでパクパク食べてしまう。マルゲリータを謳う ならもう少しチーズが乗っていてもよかったとは思うが、なんといってもスパゲッティのおいしいかったこと、 中国でこんなイタリアンが食べられるとは思ってもみなかったので、その分も美味しく感じる店でしたが、 もしまた上海に来て、中華に飽きなくてもまた訪れたいと思ってしまいました。会計は219元。 本当はもっともっとマッサージに行きたかったけど、それほどマッサージ好きでないダンナと一緒で 行きそびれていたので、最後の夜こそはと、新天地まで歩き、グリーンマッサージに行く。 行っていっぱいでも、予約をしてスタバでお茶でもしていればいいやと思っていたが甘かった。 フロントには3人ほど女性スタッフがいたが、声をそろえて「今日はもういっぱいです!!」と 無碍もなく断られる。すごくガッカリ。あまりにも落ち込んでスタバで甘いものでも飲もうとソファでくつろぐ。 歩き方を見直すと、「桃源郷」というマッサージ屋がやはり深夜までやっているようなので、ダメもとで タクシーで駆けつける。深夜料金で13元。 雑居ビルの5階だったか、待たされるようだが出来ますとのことなので、待ってみる。 待っている間にワタシはお腹を壊し、トイレにこもり、ダンナとスタッフを心配させる。どうも20分位こもって いたらしく、その間に順番が来て、困っていたらしい。 全身マッサージ60分148元。部屋はふたりで貸切で、最初に作務衣のようなものに着替えさせられ マッサージを受ける。正式には着替えの時間を含めて1時間くらい。個人によって腕は違うと思うので なんとも言えないが、ワタシの担当の人は気持ちよくはなかったが、ツボを知っているらしく 疲れは取れた気がする。もみ返しもなかった。チップも要求しない。 最後にウーロン茶をくれて終了。このまま眠りたいくらい。 店を出た所に客待ちのタクシーが何台も。ちょうど見えたローソンで水などを買い、タクシーでホテルへ帰る。 今夜もすっかりイルミネーションは消えていた。 寝心地の良いベッドでぐっすりと眠る。