退会ユーザ @*******
06/01/06 13:05

小心者の1人旅inスペイン その2

●食事処に突入

躊躇せず突入したのは、コルドバのエル・カバーリョ・ロホと、宿にポストカードが置いてあった近所のレストランと、マドリードのラ・ボラと、チョコラテリア・サン・ヒネス。

エル・カバーリョ・ロホは20時オープンとあったが19時半頃に灯が付いていたので行ってみるとテーブルで店員3名が開店前の打ち合わせ中。やっぱり8時からだといわれたので宿に帰る。
でもその前にバルでビールとオリーブの実(これしか食わなかった。小心者だから)を食していて、ビールで眠くなって面倒になり、そのまま寝てしまった。
この日は朝のパンとコーヒー以外は、水とビールとオリーブの実ぐらいしか胃に入れなかった。
スペイン旅行なのに。

翌日昼にエル・カバーリョ・ロホに行こうかと思ったけど、宿にハガキがあるのをみて近所の店でもいいかと探検気分で、気取らずカジュアルなレストランへ。
食べてみたかった名物料理、ロボ・デ・トロ(オックステイルの煮込み)の入ったセットメニューを注文。
またもやグラスワイン付き(酒が全然駄目な人は水を注文できます)

観光地だからか、秋冬なのにガスパチョが出た。夏のものだと聞いてたんだけど。
「トマトジュースが苦手な人だと駄目かも」という話を読んだので今まで試していなかったのだが、食べてみたら美味しかった。

オックステール煮込みはすごい量。
牛の尻尾・・・・BSEはどうなんだろう(苦笑)、と思いつつ食べ進んでいくと、けっこう味が濃くて、見た目の量より食が進まない。
こうしてみると、私はそれほど牛肉が大好きなわけでもないらしい。牛肉の匂いが鼻に付く。
付け合せのポテトはまたお腹にたまるし・・・・・。

(後でグラツィアさんに聞いたけど、イタリアでも大衆的な店のほうが料理の量が多いんだそうだ。言われてみれば、日本でもまあ、そうかも)

午後に移動のため行ったレンフェ駅のホームで大正漢方胃腸薬を立ち飲みした。
あれはほんとは食前に飲む!んですけどね。



●ラ・ボラの「コシード・マドリレーニョ」

カスティーリャ名物のコシード(煮込み料理)。そのマドリード風。
昼に行った。
うろうろ歩いて間違えて王宮にたどりついてしまったが、ついでに見といて良かった。大きいですねえ、王宮! 次回は中も見学してみるか?

で、ラ・ボラをやっと見つけた。
赤い外装のお店。あらーと思ったけど、旅行も終盤で慣れて来たので躊躇なし。
突入してテーブルに案内されたが、一人で来てる人はいないなあ。アジア人は、ファミリーが1組。
ここでは飲み物はミネラルウォーターにしといた。

量が多い(日本人なら2-3人前)と本などで読んでおり、しかもこってりオックステイル煮込みで懲りて
いたのだが、たしかにコシード・マドリレーニョは量は多かったけど、味は思ったよりあっさりしていて美味しかった。
壺で煮込む。1皿目に短いヌードル入りのスープを食べ、2皿目に残りの野菜、ソーセージ、肉、ひよこ豆(大量)など食べる。
スープを食べ終わったあと、どうすればいいのか不明・・・・。この後の展開が分からず、若干心細い。
おじさんを呼び止めて「これ?」と壺を指差すと、「あー、お待ちなさい、今開けるから」と、やってきてドバッ!と皿に壺の中身を開けてくれた。
隣の白人夫妻(非スペイン人)の旦那さんと思わず顔を見合わせて笑ってしまった。
(なんで奥さんとでなく旦那さんとかというと、旦那さんのほうがすぐ隣だったから)

中身を開けた後に上に乗せてくれたニンニク風味の強いキャベツの煮込みが美味でしたよ。

付け合せの皿もあるんだが、その中の獅子唐みたいな青唐辛子みたいなのをかじってみたらけっこう辛い。
料理の量が多くていかに美味しくても飽きてきたのでトウガラシを齧りながら続きを食べた。
食べきれるはずもないので残して下げてもらい、コーヒーを頼んだ。

このトウガラシのせいなのか、この後に行ったソフィア王妃芸術センターで腹痛&下痢になった。
2回ぐらいトイレに行ったけど具合悪くて、しょうがないからピカソとミロとダリだけ見て帰った。
(翌日リベンジ!また行きました)


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2件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/01/06 13:12

    訂正。

    >食べてみたかった名物料理、ロボ・デ・トロ(オックステイルの煮込み)

    間違えました。ラボ・デ・トロ Rabo de toroでした。

    ガイドブックにもたいてい出てますけど、これです。

    http://servicios.laverdad.es/gastronomia/receta290703b.html

    この写真よりも美味しそうな盛り付けだったけど。
    スライスしたじゃがいもを揚げたのが並べて添えてあった。



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  • 退会ユーザ @*******
    06/01/06 13:06

    小心者の1人旅inスペイン その3(終わり)

    ●ガンバス・ア・ラ・プランチャ

    海老の鉄板焼き(塩焼き)。
    初日に見たセルベサリーアのウィンドウに出ていたお勧めメニュー。
    カキなど魚介類がある店で魅力的だったのだが初日に気になりつつ入れなかった。
    マドリードに戻ったとき、ついに入店(笑)。

    カウンターでも良かったのだがいっぱいだったのでテーブル席へ。
    テーブル席は同じメニューでも値段がバルより少し高くなる。でも落ち着けるので好きです。
    座るの好きな日本人。

    メニューをもらって、えーと、えーと、なんだか言い出しづらくて(何を今さら?)
    メニュー表のgambasを指差しつつ「ガンバス・・・・」(おい、そのくらいスペイン語で言えるだろ)
    店員が「ガンバス・ア・ラ・プランチャね、はい」と。
    他には、アセイトゥナス(オリーブの実)とカーニャ(生ビール)。
    スペインは日本より女一人で生ビール飲み安くていいですね。それに量を飲めない私には、グラスが
    小ぶりなのが嬉しい。
    ※普通のビールは「セルッベサ」と言います。こっちのほうがグラスは大きめ。

    値段も見ないで頼んでしまった。
    店内にはしっかり料金表が張り出してあって(観光客が多い都会の中心地だからです)、
    Gambas a la plancha テーブル席料金で27ユーロ。
    27ユーロ? けっこう高いなあ。3000円台?(4000円近い)。
    そんなもん日本で1人では食べません!!

    『地球の歩き方』に「バルの料理も、メニューによっては値段が高いものがあるので確かめよう」
    とか注意を書いてあったけど、なるほどなあ(読んだことを活かしてない)。

    でも初日から食べたかったから、いいんだい。
    私は実は、旅先で財布の紐がゆるむという、典型的日本人なのです。

    オリーブを齧り、生ビールを飲んでいるうちに海老が出てきたんですが、
    まあなんという大皿・・・・ボタン海老みたいなのが16匹!
    うわー、どうしようと思ったけど最終日でヤケになっていたので殻を手でむいて(フォークなどは
    付いてこない)、元気に食べました。
    ああ、出発直前に思いついて買った無印良品のウェットティッシュが役立ったわー。

    食べ切れなかったら残そうと思っていたら、塩味で美味しかったしあとはオリーブしか食べてないの
    で全部食べてしまいました。



    ●チョコラテリーア・サン・ヒネス

    ホテルの側から行ったら最初なかなか見つけられなかったのだが、表通りから見たら見つかった。
    チョコラテとチュロの店ですが、夕方オープンです。
    たしかガンバスを食べた後に、デパートをぶらぶらしてから行ったんだと思ったけど。
    旅行最終日だったのであれこれ行きたいところに思い切り行ってました。。。

    チョコラテリアというのは固有名詞でなく一般的な名称で、チェーン店でチョコラテリアなんたら
    いうのも見かけました。
    また、ダンキンドーナツでもチョコラテとドーナツのセットメニューがあり、これが意外と美味し
    かったのだった。
    朝ごはんを食べたバルで、普通のココアみたいなチョコラテを出した店があったのだが、
    それよりダンキンのチョコラテのほうが美味しかった。
    小心者でバルに躊躇する初心者は、ダンキンドーナツへどうぞ。

    さて、「チョコラテリーア・サン・ヒネス」、絶対ガイドブックに出ている老舗です。
    行ってみるとすでに混んでます!
    20時かもうちょっと遅かったかな。
    (ソル界隈はこのくらいの時間でも危なくなかった。クリスマス前の土曜で特に人出が多かった
    のかもしれないけど、平日の同時間帯と比べてないので不明)

    チョコラテリア・サン・ヒネス・アネックス(別館)というのが並んでいて、「ええっ、別館(笑)」
    見ると本店のほうは混んでいて入れなそう。
    まあいいや、別館で。
    入るととりあえずレジがあってカウンターがあるだけで、内装はいたってシンプル。
    「とりあえずこの店のチョコラテとチュロを食べられます」という感じ。雰囲気も何もあったもんじゃない。

    でも店員は手際よく、すごい混んでるけどお気楽で、混んでるのが嫌いな私ももうその店のノリで、
    人をかきわけてカウンターで立ち食いしてきました。
    太めのドーナツのPorras(ポーラス)というのもあると「るるぶ」か「マップル」で読んでいたので
    (これはちゃんと事前情報を読んでいた)、ポーラスを注文してみた。普通に美味しかった。
    店内を見ると、チュロスを注文する人のほうが多いみたい。
    チョコラテはとても濃厚。他店とはやはり違うのかも。



    というわけで、しばらく滞在して慣れてくると大丈夫なんですが、最初はわたくし、かなり躊躇します。
    一人旅する人種の中では、小心者の部類でしょう。

    ハモン・イベリコのサンドイッチ(ボカディージョ)、美味しかったなあ。
    生ハムやハムって好きだけど、実はそれほど強い興味がなかったのですが、ハム感が変わりました。

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    私も、ゆるむ方です

    ミロ子さん、おけましておめでとうございます。
    同じく、旅先で財布の紐がゆるむという、典型的日本人の、
    どら(^о^) です。

    しかし、ひとりで4,000円近い食事は・・・。
    『地球の歩き方』も目を通しただけとか?
    3回ぐらい店の前を通り過ぎて、結局入らなかったり、
    その他いろいろ読んで感じました。
    ミロ子さんは、やはり終身会長です。
    すごいへなちょこだ~。
    「一生あなたについていきます~」にならないよう、
    “脱へなちょこ幹事長”を目指して、
    とりあえず、一般会員になるよう頑張ります。

    実は私、日本でも公衆電話がかからず、
    「この電話壊れてる」と決めつけたら、
    何と、オレンジカードを入れていたりします。
    先ずは国内からですね。

    レポートを読みながら、ふふふふ・・・「へなちょこだね~」と頬がゆるんできました。
    それに、お腹が空いてきました。
    美味しそうなものをいっぱい食べてきたようで、
    羨ましい限りです。
    私はさっきから、おせんべいで我慢してます。

    ところで、ハムはそんなに美味しかったのですか?