12月23日「エセンレル・オトガルで時間潰し」

メトロ、オトガル駅まで戻り、チャイの店に入って時間を潰そうと試みる。
僕は紅茶を大量に飲むと頭痛と吐き気がする体質なのですが、トルコのチャイは濃くて味はしっかりしてますけど後味がスッキリしていて、数杯飲んでも気分が悪くなりませんでした。

トルコで早速おいしいもの1つ発見。

一杯30クルシュ~50クルシュ位で飲めるチャイは、トルコでは一番お世話になる飲み物でしょう。

店の看板に「24」と言う数字があったので24時間営業と思っていたのですが、10時半で「店じまいだよ」とおっしゃる。

小腹がすいたので吹き抜けの軽食スタンドでドネルケバブとアイランの夜食。
本場のドネルケバブは流石においしいのですが、ちとパンがでかすぎるような気がします。

アイラン(塩味飲むヨーグルト)はこれといっておいしいモノでもなかったのですが、ロカンタなどでは酒を置いていなかったため、トルコ旅行ではよくお世話になった飲み物です。

ここで1時間くらい粘りましたが、隙間風が寒い為、おとなしく暖房の効いたキャミルコチのオフィス内で睡魔と戦いつつ、ひたすら待つことに。

一人旅で荷物を抱えているのでウッカリ眠れない。
一人旅のデメリットの一つです。

ベンチに座ってうっかりウトウト眠りかけていたところに、横の男性が、トルコ語と身振りで、

「ちょっと荷物を見ていてくれ」(多分)

と言って、オフィスを飛び出していく。トイレかな?
何もしていないよりは、何か目的があったほうが起きていやすいものです。
ジ-ッ、と荷物を見張る。

戻って来た男性はお礼を言ってきて、ガムを一つくれました。
新品の封を開けた物をくれたので、睡眠薬は入っていないだろうと確信し1つ頂く。ミント味、これは助かりました。スッキリして目が覚める。


チャナッカレ行きのバスは午前1時発、とありますが、一体何分前から乗車可能なのか、そもそもどこからバスが出るのか、ふと気になりカウンターに行って訪ねる。

15分前にオフィスの裏から出る、とのこと。
ふと時計を見る。

もうその15分前の時間じゃないか!!

急いでオフィスの裏手のバス乗り場へ行きバスのチケットを見せてバックパックをトランクに預け乗車。

しかし座席指定のチケットのはずなのに、肝心の座席番号が車内に見当たらない。困ってウロウロしていると座っていたおじさんが座席番号を指差して教えてくれました。助かったぁ。

1時を3分過ぎていよいよバスが動き出す。

発車してからしばらくして、お茶とお茶菓子のサービスが。
コーヒーかチャイかを聞かれるも、コーヒーはインスタント、チャイはリプトン、お茶菓子はパック入りの市販のケーキ。
ヴァランやウルソイなど、サービスがよいという一流バスではどんなのが出るのだろう。

飲み食いが終わるとレモンの香りがするコロンヤを手にかけてくれました。
個人的には好きな匂いなのですが、好みの分かれそうな香りです。


一連のサービスが終わると、ようやく消灯。
飛行機に10時間以上乗った後の長距離バス内一泊はキツイか、と思っていたら、不思議とぐっすり眠る事ができました。


しかし、まだ日も昇っていない明け方にバスが急に止まる感じがして目が覚める。
バスごと大型フェリーに乗りこむようです。
ブルサ経由のルートかと思っていたら、ガリポリ半島からダーダネルス海峡を渡ってチャナッカレへ入るルートだったらしい。

フェリーが動き出すと、思わずバスを降りる。
周りには同じようなバスから大型トラックまで、フェリーでチャナッカレへ行くらしい。

対岸にチャナッカレの町の灯が見える


有名なダーダネルス海峡を船で渡っちゃったよ。
なんだかすごい体験をしたような気がしました。


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