Re: ポーランドの情報をお願いします

ポーランド在住の者です。それぞれ1度ずつしか行ったことがなく、断片的な記憶ですが参考になれば幸いです。マルボルクは2002年夏に鉄道で、チェンストホーヴァとグルンヴァルドは2005年夏に車で行きました。

1.チェンストホーヴァ(ヤスナグーラ)
敷地内に建物がいろいろあるのですが、ブラックマドンナがある大聖堂は必見です。ブラックマドンナは常時見られるのではなく、ご開帳の時間が決まっています。それから600周年博物館にはワレサ元大統領のノーベル平和賞のメダルが展示されています。いつ行ってもポーランド人の巡礼者で賑わっていると思います。春(3月~4月ごろ)はMatura(高校卒業試験)合格祈願の高校生たちで賑わいます。また、ヨハネパウロ2世の1周忌となる4月2日、そのほかキリスト教の祝日(4月のイースター、6月の聖体節)はかなり込み合うと思います。
最近はポーランド周遊のツアーでもチェンストホーヴァは必ずコースに入っているようです。個人旅行でも、電車、バスで行くことができます。

2.マルボルク
見学はグループごと(個人で行ってもある程度の見学者が集まるまでまたされます)で、全部見て回るのに3時間くらいかかりました。ポーランド語以外のガイドの場合は事前に予約が必要だったと思います。ドイツ人観光客が多い場所なので、ドイツ語のガイドならその場でもつかまえられるかもしれません。とにかく広かった、という印象です。鉄道駅からお城まで徒歩で行くことができます。個人旅行ならグダンスク-ワルシャワ間の移動の間に立ち寄るか、グダンスクから日帰りで行くのがいいと思います。

3.グルンヴァルドの戦場跡
ここは公共交通機関で行くのはかなり難しいと思います。近隣の町からPKSのバスも走っているとは思いますが。車で行くのが一番便利です。車で行くと有料の駐車場があり、トイレや土産物を売る売店が駐車場横にあります。その先に起伏のある野原がほぼ見渡す限り広がっています。駐車場から遊歩道があり、小高くなった丘のところに3本の高い塔のようなモニュメントがあります。丘の下に小さな展示スペースがあり、戦いの様子を表したミニチュア人形の展示や映画(かなり古い映像でした)の上映があります。ただ、この展示スペースは夏季のみ開館で、映画もポーランド語での上映です。展示の説明も外にある記念碑の銘文もポーランド語しかなかったと思います。

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2件のコメント

  • *polka*さん今日は

    ポーランド在住とは羨ましいです。
    ポーランド・ハンガリーオタクのshinesuniと申します。
    *polka*さんのグルンヴァルドの貴重な情報を含め他の旅行記も
    写真でみたくなりました。
    もしホームページが御座いましたらそのアドレスを教えてくださいませんか?もしなければ4TRAVELで簡単に作れますので
    http://4travel.jp/
    参加してみませんか?宜しければお考え下さい。
    私も歩き方掲示板に写真を掲載する目的で始めましたが
    結構面白く張り合いがありますよ。
    http://4travel.jp/traveler/shinesuni/

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  • ありがとうございます

    Polkaさん、貴重な情報をありがとうございます。

    ポーランドは以前から行きたい国のトップの方に入っているのですが、犯罪などの安全性と移動の不便さなどを懸念して、二の足を踏んでいる状態です。
    この国は15世紀ぐらいから現代まで波瀾万丈の歴史を経てきているので、強烈な魅力を感じます。子供の頃に読んだシェンキヴィッチの「大洪水」の日本語訳(昭和10年代に出版された、多分英語からの重訳だと思います)が原体験となっているようです。この三部作は6年ほど前に英語訳で手に入れて読みました。同じ頃、彼の「テュートン騎士団」という本も読みました。歴史的な正確さでは疑問点も多いようですが、彼の執筆当時は存在しなかった母国への思いは伝わって来ました。
    今回お聞きした場所は全て、この辺に関連した場所なのです。具体的なことをお聞きして、更に行きたい思いがつのってきました。
    湖や山の景色も素晴らしいようですし、これからじっくり検討したいと思います。また色々とお聞きすることもあるかも知れませんが、よろしくお願いします。
    上に挙げた二つの懸念(安全と交通)については、本では色々と怖いことが書いてありますが、実際に生活されていて、どの程度に実感されますか。よろしかったら教えて下さい。

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    治安、交通について

    パッペンハイムさんのポーランドに対する思い入れに私も感動しました。
    治安と交通の便の悪さで二の足を踏んでおられるとのこと、まず、治安についてですが、スリや置き引き、ひったくりといった犯罪が多いのは確かです。旅行者、特に日本人は裕福というイメージがあり、ターゲットになりやすいようです。ただ、ポーランドでは、命を失うような重大な犯罪や、テロや暴動に巻き込まれる可能性はとても少ないです。スリ、置き引き、ひったくりといった軽犯罪は、その多くが、典型的な手口を前もって知っておき、それに備え、更に万が一巻き込まれた時の対処方法を前もって考えておけば、遭う可能性がぐっと減ると思います。
    また、交通の不便さは、高速道路が現時点でほとんど未整備のためバスや車の移動も時間がかかりますし、鉄道も特急でも速度があまり出ないので時間がかかります。特急の一等車に乗車しても、古さや簡素さに驚かれるかもしれません。
    ポーランドを訪れる日本人は年々増えているようですし、日本人だけでなく、西欧からの旅行客もこの2、3年でぐっと増えました。ポーランドもどんどん良い方向に変化していると思います。
    お答えになっているかわかりませんが、パッペンハイムさんがご旅行を検討される際の一助になれば幸いです。