コクリコ雑記 お邪魔します。 この花は種が小さい・・のでどうしても小麦の種まきの際に紛れ込んでしまう厄介種なんだそうです。 お百姓さんは目に付き次第積んで捨てるため、畑の周りに咲くのだそうです。ちなみに畑の周囲に目立つようにこの花が咲くのは勤勉なお百姓さんでは無い証拠なんだとか・・。 豊かな穀倉地帯の金色の麦秋風景を彩る可憐な花ですが、実は迷惑なんだそうです。 でもシャンソンにも、<コマン プティ コクリコ」・・>をリフレインするのがありましたね。 確か麦畑の中で自らを傷つける悲恋のお話だったような・・。 与謝野晶子が鉄幹を追いかけてパリに渡ったときの歌にもこんなのがありますね。 誰かもう書き込んだかも。 <嗚呼皐月仏蘭西の野は火の色す 君もコクリコわれもコクリコ>
Re: コクリコ雑記、、、シャンソンでは、自ら傷つけるのではなかったような、、、 ぼうふらおじいさん様、皆様、こんにちは コマン プティ コクリコ Comme un petit coquelicot の歌では、 横恋慕した別の男に刺されたような気がしたので、ちょっと調べてみました。 日本語の訳の出ているサイト http://blogs.yahoo.co.jp/alfonsinayelmal/2627313.html 訳は原文にかなり忠実です。 3番まであり、歌詞の4行目までが歌の中の語り手の友人の問いかけで、 問いかけに対して、そのあと語り手が思い出を語る形式。 文脈から、横恋慕した男に刺されたと受け取りましたが、 彼女は板挟みにあって自ら刺したと解釈が出来ないこともない、 明確な表現を避けた内容ですね。 フランス人はどう考えるのか、多少、解説のあるサイトを拾ってみました。 (サイトのサブタイトルは、「歌詞でフランス語の勉強をする人のために」) http://chansons-fr.com/mouloudji-comme-un-petit-coquelicot-1951 右側が歌詞、中央の文章が解説(発音と文法的なことが多い) 解説の中に、 Il a rencontré une femme, il l’a aimée, et elle a été assassinée par une homme jaloux. と言う文があり、「彼(歌の中の私)は娘に出会って、その娘を愛した。でも、彼女は嫉妬した男に殺された。」となっていて、このサイトを書いたフランス人は、男に殺されたと解釈するようです。 カトリックの世界で、自殺はあまり一般的に考えないのかもしれません。 コクリコを歌った歌で、フランスではずっと昔から歌われていて、日本人にもなじみのある童謡はこちら。 (このビデオでは歌詞の全部を歌ってはいない) http://www.youtube.com/watch?v=1_wcGVpxxYw 日本語訳 http://www.geocities.jp/ezokashi/f_gentilcoquelicot.html (男なんてなんの価値もない、若い娘はずっといい、と鳥が教えてくれた、と言う内容です。) コクリコの花は、摘むとまもなくしおれてしまいます。 フランスで、子供がこれを積んで持ち歩いているのを見かけますが、たいていしおれた状態ですね。 持ち帰って、すぐ水を入れたビンにさしておいても、水揚げが悪くて明くる日にはしおれた状態になってしまいます。 やはり野に置けコクリコの花、、、字余り、、、と言うところでしょうか。 あ、そうそう、フランスの造花屋では、あの茎のひょろっとして微妙に曲がった感じのコクリコの造花が売られています。
Re: コクリコ雑記 ぼうふらおじ(い)さん、お久しぶりです。。。 まずまず勉強になります・・・(#^.^#)
赤く咲くのは芥子の花(?) なまじ?「コクリコ」と言う言葉が日本語っぽいものだから、よくわからず、 最近、アニメのタイトルで耳にしていて、 なんだろう〜?と思っていた今日この頃なのでした。 自分的には、『ポピー』というのがしっくり来るのですけどね。 仏語のCoquelicot だったのですね。(自分に言い聞かせている) そして、私がこれだけ目についたのだから、 フランスを訪れた外国人なら?(皆とは言いませんが) 絶対、なにがしかコクリコの花を想うことがあって当然と思いますよ。 やはり、アーティストは絵に描いていたし、 遠い昔にすでに詩や歌にもなっていたのですね。 種が小さいのは芥子の花ですから〜 面白いこぼれ(?)話をありがとうございました。