その1 車内放送がない 車内放送がないことは聞いていました。 まあ、ぺらぺらやられてもわからないけれど、次の停車駅くらい放送してくれればいいのにね。 ぼーっとしていると、本当に、今どこにいるのかわからなくなります。 行き先がターミナル駅の場合は、それでもいいのですが、そうでないときに、現在地がわからないのは相当に不安です。 放送がなくても、駅の前後に大きく駅名表示があるから大丈夫、と聞いていましたが、あまり大丈夫ではありませんでした。 確かにわかりやすい表示のある駅も多かったのですが、看板が倒れていたり、表示が小さかったり、中には注意していても表示が見つからない駅もありました。 実は、出発前に国鉄HPで、乗車予定の列車の停車駅と発着時間を調べてメモして行ったのですが、これがあって良かったです。ないと、かなり不安だったと思います。 私のような心配性の方は、HPからプリントアウトして行かれるといいです。 また、イタリア国鉄では、JRでいう各駅、快速、特快がすべて「R」表示になり、同じR列車でも、所要時間が大幅に違います。また、同じような所要時間の列車でも、停車駅が微妙に違っていたりします。 利用予定列車の前後の便も、いくつか調べておいた方が安心かと思います。 私はそのメモも作っておいて、実際、役立ちました。
車掌によって・・・ 私たちが、ピストイア、プラート、アレッツォに行った列車は、 毎回車掌が放送していました。(珍しいことですが) おまけに、イタリア語だけでしたが、 「この列車は、定刻どおり運行しています」なんて とっても誇らしげに頻繁に言っていました。 (1、2分遅れていてもそれは定刻なのでした) もしや、イタリア国鉄フィレンツェ支部が、 「定刻で走ろうイタリア鉄道!(せめてトスカーナは)」運動でもしているのかと思うほど。 その後の南への移動では、ほとんど放送がありませんでしたから、 車掌によるのでしょうか。 イタリアでは、バスも、運転手の好みによって、 音楽がかかったり、かからなかったり。 ときに自分も一緒に口ずさむ方も。 駅もホームも、イタリアではとにかく人に聞けですね。 その、聞く人もいないようなところは本当に困りますが。