障害者の定義

ドイツでは、社会法9,2,2-3で、障害があり、かつ、永住者、滞在者(半年以上の期限付き許可持ち)、就業者である者のみが「障害者」。つまり、障害のある外国人旅行者は、ドイツでは「障害者」ではない。「障害者」には、日本と同様のさまざまな割引があるのだが、その場合、その事業者に対し、割引の適用ごとに州が割引分をかならず補填することになっており、運用は日本よりもはるかに厳格だ。

一方、フランスやイタリアは、障害者が無料や割引になるだけでなく、介護者1人無料が当たり前。法律上はEUの永住者・滞在者・就労者のみだが、実際はその他の外国人旅行者にも適用されている。ただし、眼が見えない、足が無い、とかなら、世界共通だが、透析だの、心療だのとなると、その国で「障害」の定義に当たるかどうか。その証明も、日本の基準の日本の手帳では意味がなかろう。

ドイツより保守的なオーストリアも、おそらくダメだと思うが、まあ、フランス人やイタリア人も多く来る観光地でもあるし、窓口で聞くだけ聞いてみたら?

それより、予算的、健康的に、海外旅行さえもできるのに、そんな細かいところの入場料は、あくまで国内同様に割引にしてほしいと思うもなの? 私も親族に一級がいるけど、日常の外出奨励という意味での障害者割引や介護者無料などはわかるが、国内であっても、美術館や音楽会、公園などでの障害者割引の慣習は、むしろいまだに残るイヤな差別(哀れみ)が下地にあるように感じているけれどねぇ。だって、たしかに移動は障害があると大変だけど、絵や音楽、風景を楽しむこと自体には、障害があったって無くたって、ほんとうはぜんぜん影響ないじゃん? (まあ、そんなときでも看護師が付き添っていないとアブナイような障害の人がいないとは言わないけど。)とはいえ、使えるものはなんでも使っておけ、と利用するのも、こんなところで小銭を割り引いてもらう謂われは無い、と拒絶するのも、まあ、人それぞれなのかな。

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1件のコメント

  • こんなところで小銭を割り引いてもらう謂われは無い、と拒絶する話、その2

    さすけねえの配偶者の母は身障者1級です。

    今は脳の病気で本物になりましたが、以前はピンピンの1級でした。

    大昔、孫と一緒に楽しむようにディズニーランドに連れて行ったときに、「私ともう一人は半額でJRに乗れたのに」とホテルに着いてから(涙)。

    「そんな話は出発前に言って」と(支払ったさすけねえは)頭にきましたネ。

    NHKもタダになり、高速も安くなり、車の税金も安くなるはず。

    ところがプライドが高く「そのための恩恵等はうけない」主義のようです。

    ま~~~個人の考え方ですが。

    (トピヌシ様)成功を祈る!

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