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05/12/30 23:33

冬のヴェネツィア&ミラノ~その3

<ちょっと愉快なエピソード>
● ホテルにどうやって辿りついたかというと…
ヴェネツィア到着日、正午前にサンタ・ルチア駅に着くと、階段の下はもう既に水で、木橋が出されている有様。なんとかヴァポレットでサン・マルコ広場に辿りついたものの、広場ももちろん水でどっぷり。事前にホテルからもらった地図では広場を横断しないとホテルに辿りつけないことになっていたので、広場横断を試みるが、木橋は回廊北側でぷっつりと途切れ、それ以上先に進めない…。

それでもなんとかかんとか広場の西外側を迂回して目指すカンポ・サン・ガロに辿りついたのですが、ここでまた問題が。ホテルはカンポの北側にある黒い鉄製の戸をくぐって更に中にある小カンポの向こう側にあるのですが、この小広場がまた水につかって…。うーん、このままではいつホテルに辿りつくのだろう、本気で困ったぞー、と鉄の戸の中でウロウロしていたら、通りがかったお兄さんが「ロカンダ・オルセオロ(ホテルの名)に行くの?通れないの?じゃあこうしよう」と、なんと最初にスーツケース(重い)を、次に私をおぶって運んでくれたのでした(後で分かったのですが、そのお兄さんはご近所の方だとのこと)。断っておきますが、私は身長174cmの大女です。体重も標準範囲です。お兄さん、さぞや重かったでしょうねー。


● ヴァレンチーノおじさん
ミラノで『最後の晩餐』の見学をした後、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の写真を撮ろうと思い、道の反対側に行って教会を眺めていたら、向こうから自転車に乗ったおじさん(おじいさんかな?)が手を振っています。「え?私に振ってるの?」と思っていると、そのおじさんは近付いてきて日本語を話し出したのでした。最初は私もちょっと警戒していた(怪しい人かも?)ので、「怖がらないで」とか言われたりして。聞けば日本が好きで毎年旅行しているとか。おじさんいわく「日本語は独学です」、でもお上手でした。おじさんはしばらく私と話した後、「もう行きます」と言って、自転車で去って行ったのでした。あまり海外で(国内でも、ですが)知らない人から話しかけられることのない私にしては、珍しい体験でした。

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