冬のヴェネツィア&ミラノ~その2 さて今回の旅の主目的は、1) アクア・アルタを見る 2) フィガロ・ジャポンのヴェネツィア特集号に載っていた散歩2コースを実践する、でした。 1) アクア・アルタを見る 強~く願っていただけに、叶いました。しかも、ヴェネツィア初日から(←つまり移動日。詳しい話は後ほど)。お蔭様で、初日から3日連続でアクア・アルタを体験しました。強運というべきか、何というべきか。アクア・アルタを知らせる警告のサイレンも聞きました。写真もばっちり撮りました。 アクア・アルタにひるんでいるあなた、大丈夫ですよ~。ヴェネツィアではアクア・アルタになったら、プラスチック製のカンジキのようなものをビニールでカバーして付属の紐で止める、膝丈くらいある簡易長靴がであちこちで売られるのです(10ユーロ)。観光客が皆、靴の上からそれを着けてサン・マルコ広場をバシャバシャ歩いている姿を眺めるのもまた、楽しいものです。 2) フィガロ・ジャポンに載っていた散歩道 散歩コースは2通り(1) カンナレッジョ地区 2) ドルソドゥーロ~サン・ポーロ地区)あったのですが、これ、お勧めです。どちらも観光客の少ないエリアです。特にカンナレッジョ地区は路地を歩いていると、洗濯物がはためいていたり、カンポ(広場)では犬を散歩させている人がいたりと、生活感が感じられて良かったです。また、ザッテレ(ドルソドゥーロ地区)を歩きながら見た、ジューデッカ運河にかかる夕陽の色の素晴らしさは忘れられません。 <お勧めのもの/こと> ● ドゥカーレ宮のシークレット・ツアー 当日(日)の朝一番にチケット・オフィスに行って訊いてみると、ラッキーなことに11:35~の分がまだ残っているとのこと。これはとても楽しかったです。カサノヴァが入れられた牢獄や屋根裏など、普段は入れない、興味深いところを見ることができます。ツアー時間は約1時間半でしたが、ガイドさんのお話がとても面白く、全く退屈しませんでした。お勧めのツアーです。 ● サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会 Chorus Pass(共通入場券)を買って、いくつか教会を見学しましたが、私的にはここが一番良かったです。まず色の違う大理石を使った外見がとても愛らしい。そして中に入ると、同じく色大理石を使って配色した内部。歩き方にある「宝石箱のような教会」という記述にうなずきました。絵はいっさいなしというのも良かった(何枚も宗教画を見ていると、どれもこれも同じに見えてきて、ちょっと食傷気味になっていたので)。 ● パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂で見たジョットのフレスコ画と、ミラノで見たダ・ヴィンチの『最後の晩餐』 両者とも、やはり一見の価値があります。ジョットのフレスコ画は、天井いっぱいに広がる深く鮮やかなブルーがとても印象的でした。『最後の晩餐』は、予約を最初はcenacolovinciano.org(多分これが公式サイトだと思うのですが)で取ろうとしたら、空きのある日が全く無く、次にweekendafirenze.comというサイトで試みたらあっさり取れました。何なんだか。「大丈夫かな~、これ。本当に取れてるのかな~」って少し怪しんでいましたが、当日、窓口でちゃんとチケットに換えられました。オーディオガイドも申し込んでおいたので、説明を聞きながら見学時間の15分間、存分に絵を堪能しました。
シークレット・ツアーとホテル ラヴリさん、こちらの情報もありがとうございます。 とても参考になります。 「ドゥカーレ宮のシークレット・ツアーのガイドさんのお話がとても面白く・・・」とのことですが、イタリア語?英語?まさか日本語ではないですよね? サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会にも是非行ってみたいと思います。私も前回宗教画をたくさん見ましたが、フラーリ教会のティツィアーノ作「聖母被昇天」にノックアウトされてしまい、他は記憶に残っていません。。。 アクア・アルタは体験してみたいような、してみたくないような。。。サンタ・ルチア駅の下の階段まで浸水するなんて、かなりの大水だったのですね。ホテルまでご苦労されたみたいで、大変でしたね。 そのLocanda Orseoloですが、メールに添付されていた地図を見て、迷いそうだな~と思いましたが、ラヴリさんは迷わずに行けました?
シークレットツアーとオルセオロまでの地図 ひだまりさん、こんにちは。 ドゥカーレ宮のシークレットツアー、私は英語ガイドで聞きました。 伊、仏、英の3種類ツアーがあります。 日本語ツアーは残念ながらないです。 英語だと午前中に3回ツアーが実施されています。 このツアーは人気だと聞いていたので、出発前にネットで予約しておこうと 試みたのですが、何故か何回やってもクレジットカードが リジェクトされてしまい(他のサイトでもあちこち予約にカードは使って ましたが、こんなことは初めてでした)、予約できませんでした。 ヴェネツィアに着いてすぐにドゥカーレ宮のチケットオフィスに行き、 翌日(日曜日)のツアー予約をしようとすると、「(希望していた)9:55の 分はもうない。11:35の分ならある」と言われました。 自分で考えていた旅程と時間があわないので、どうしようか半日迷い、 最終的にやはり参加しようと日曜朝(当日)にオフィスに行ったら、 幸運にも11:35の分がまだ残っていたわけです。 ツアーに参加した人は、やはり25人の定員いっぱいでした。 狭くて暗い執務室や、カサノヴァのエピソードなども興味深かったのですが、 やはり私には、最後に入った屋根裏が一番わくわくしました。 目で見るだけでなく、実際に剥き出しの梁の上を歩けるのです! そしてその真下は大評議の間の天井絵(ヴェロネーゼとかの) だというのですから! http://www.museiciviciveneziani.it/frame.asp?sezione=biglietti インターネットで予約される場合、このページのSPECIAL TOURSの Secret Itineraries of Doge's Palaceをクリックして、 Bookingsの下のほうにあるVISIT IN ENGLISHをクリックすれば、 予約ページに行きます(英語ツアーの場合)。 そこにカレンダーと各日の残りチケット数(ツアー定員25名)が 表示されています。 ツアーのチケット代は予約手数料込みで12.50ユーロ。 これでドゥカーレ宮内部の見学もできますので、なかなかお得だと思います。 >サンタ・ルチア駅の下の階段まで浸水するなんて、かなりの大水だったのですね。 実はそうだったらしいのです。日本に帰ってきてから知ったのですが、 12月3日はまれにみる大洪水で、日本の新聞にも水に浸かった サン・マルコ寺院の写真が載るなど、日本でもニュースになったらしい ですね。たまたまそんな大水とチェックインがぶつかってしまったのです。 >メールに添付されていた地図を見て、迷いそうだな~と思いましたが、 ラヴリさんは迷わずに行けました? あ、ちょっと迷いましたね~(笑)。 というのも、まず 1) Campo San Galloが想像していたより小さい(「広場」と聞くと、 それなりの面積を想像していたのですが、実際はもっとかわいいものだった) 2) 目印となる黒い鉄の戸が、これまたさりげなく目立たない ・・・かったからだと思います。 道は地図の通り、サン・マルコ広場を横断して、左の道を行けばすぐに Campo San Galloに着きます。途中、左手にホテル(多分、Cavalletto e Doge Orseolo)を通ります。カンポの右手にも、ホテル(多分、 Hotel San Gallo)がありました。 鉄の戸のすぐ隣にバール(私はそこで、毎日ミネラルウォーターを 買ってました)がありますので、それを目印にされたらよいかと思います。 私は行き過ぎて、Calle dei Fabriまで出ちゃいました。 鉄の戸をくぐれば、Campo Corte Zorzi。Locanda Orseoloははす向かいの左手先で、すぐ分かります。 ヴェネツィアに行く前に、ガイド本の地図を見たりして イメージトレーニングしていたのですが、実際に行ってみると 通りの1本1本が思っていたよりもずっと小さいのですね。 この点、ひだまりさんは2度目ですので問題ないと思います。