Re: 理想は船旅

わたしも、5月で定年退職の爺さん仲間入りです。このまま、メキシコに留まります。

最初の海外は、1964年、あの頃のヒコー機はまだ太平洋を一気に飛び超すことはできず、ウエキー、ホノルルの給油経由。
その次に船がよかろうと、こんな言葉はもう死語ですが、三井商船の移民船「ぶらじる丸」で神戸・横浜・ホノルル・ロスへと。一日が23時間で時差ボケなどなし。船の中で始めて外地に出る若いのに、たった1回なのに、経験者ということで、話したり、学校で教えてくれない英語とか、テーブルでの好感をもたれる食べ方とか。皆、真剣に聞いてくれました。
その次の一時帰国後、再び移民船「ぶらじる丸」か「あるぜんちん丸」に乗船希望でしたが、廃止になっていました。

今の若いのは、日本中心に世界が回っているとでも思っているのか、嘆かわしい限りです。旅行にしても、そこにいくのが目的で、そこから何を学ぶかは興味なしみたい。わたしの住んでいるところから30分くらいのところに、繫栄期には8000人以上の町で現在0のゴースト・タウンがあり、強者どもの臭いがかけ、歴史もからだで覚えられる、鉱山の中にも入れるんですが、そこに行く日本人学生は皆無。質問すると、「地球の歩き方」に記載されていないので、行く価値なしです、って答えが。メキシコ版「地球の歩き方」はメキシコの独立記念日すら知らない歴史に無関心な日本人が書いているんですから、仕方ないです。

若い女性の一人旅予定の人が、治安のよい安い宿の質問に、男は部屋が空いていれば安く泊めてくれる、女性は無料の売春宿をおススメしていたり。ほとんどが回答者がNETで海外のことを調べあげるのが趣味だし。日本時間の朝方3時とか4時の書き込みなど、一体何をされている方なのか想像もつきません。

歴史を知らなければ、石碑もただの石ころ。時差ボケで疲れた人の、ヨイショと座る休憩場所でしかありません。



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