「ユーレイルパスは、旅人の人格を変えてしまうので、手を出さないほうがいいかもしれない」という話。 拍手が思いがけなく2つ付いてて、誤解を与えたのではないかと心配になり、 ちょっと説明しておきます。 お金と時間が有れば、特別な計画をたてずに、その時の気分で、次々と旅をするのがいい。 また、気に入ったところにしばらく滞在するのもアリ。 これが僕が最初の世界一周旅行の、最初の部分でした。 英国へ行って、語学学校へ行く。 それが終わったら、寒かったので、フランス経由で、スペインに入り、 バルセロナでスペイン語学校に通いました。 そのあと、アンダルシアを回ったときも、その場その場で、鉄道やバスの切符を買いました。 モロッコ、アルジェリア、チュニジアと、北アフリカを横断して、 ローマに飛び、 そこから、北イタリアの各都市、南仏の町を次々移動して、 シェルブールからポーツマスのフェリーに乗って、ロンドンへ戻る。 この間すべて、その場その場で切符を買ってました。 ですから、短距離の移動でも、うれしくて、幸せでしたねー。 そのあと僕は、ロンドンから、(いろいろ細かい旅は除いて)ケニアへ行きました。 ここで結構長く滞在していて、またエジプトへ飛び、 そこから、中近東を陸路で抜けて、トルコから東欧へ入り、 オーストリアから、スイスへと移動しました。 この時は、すべて、その場で切符を買ってたんですよ。 ところが、ザルツブルクからチューリッヒの切符が1万円くらいした。 とてもとても、こんなに高くては、ヨーロッパを見て回れない(涙)。 チューリッヒ駅の案内書で相談したら、ユーレイルパスが買えたんです。 チューリッヒ駅へ行て、ユーレイルパスが買えると知る。 http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/europe/zurich-eurailpass.htm このあと、21日のユーレイルパスを買って、 ヨーロッパを、フィンランドから、ポルトガルまで、走りまくったんです。 この時は、人格が変わってましたね。 悪魔のように移動を続けてました。 ですから、お金がたっぷりあって、旅をのんびり楽しみたいならば、 その場その場で切符を買っていったほうが、いいと思います。 確かに、 ヨーロッパの国々を数多く回るならば、ユーレイルグローバルパスが一番です。 でも、パスを持ったら、旅行国数を14カ国に留めることはできません。 長期間のパスを持ってしまったら、絶対に、 「ヨーロッパ中全部旅してやろう!」と、思うものなんですよ。 ユーレイルグローバルパスは、購入者の上品な人格を破壊してしまうんですね(涙)。 ですから、お金がたっぷりあるならば、パスは買わないほうがいいです。 でも僕は、たった21日間ユーレイルパスの旅を、語ることで、楽しんでますけどね(笑) わけがわからなくなりましたが、僕が言いたいのは、そういうセコイ話です(涙)。 みどりのくつした
ユーレイルパスは、激しい恋のチャンスみたいなものだった、かもしれない。 人が生きていると、ついうっかり、落とし穴に落ちるような、恋をしてしまうことがある。 恋愛とは、理不尽なものだよ。 「こんなことをしてはだめだ!」と理性が告げているのに、 恋に夢中になってしまう。 でも、激しい恋は、実を結ぶことはないものだ。 また、実を結んだところで、その後が大変だ。 その情熱を、一生持ち続けられるような人はいない。 だから、理性は告げる。 「恋はしないほうがいい」とね。 ユーレイルパスは、恋愛のようなものだ。 ヨーロッパ旅行をしながら、いつも旅のことを考える。 次にどこへ行こうかと、考え続けていた。 それは、恋人と次はどこでデートしようかと思うようなもの。 でもどんな愛にも、終わるときがくる。 ユーレイルパスにも有効期間がある。 でも、ユーレイルパスの有効期間が終わったときに、 旅行者は、安堵のため息を漏らす。 これでよかった。 終わらなければ、僕は死んでいたかも…。 人は、一度は激しい恋に落ちる。 旅人は、一度は、ユーレイルパスの魔力にわれを失う。 そうして、歳をとったときに思い出す。 あの激しい恋の一時期が、僕が人生で得たすべてだったのだと。 また、ユーレイルパスに振り回された有効期間が、旅人の絶頂だったのだと。 人は、一度は、盲目的な恋をしなければならないし、 旅人は、ユーレイルパスでわれを忘れるような、旅をしなければならない。 みどりのくつした
激しい恋も 2割引き・・・・ フランス ユーレールパス キャンペーンしてますね こんばんは 表題のとおりです http://tabiplaza.arukikata.com/rail/cpn/france.html http://rail.arukikata.com/cpn/cook.html