05/12/16 04:49

Re: 複数国を回る際の免税手続きについて

最終出国地で免税手続きする理由は、EU加盟国すべてが、
単一市場を形成しているためです。
EU加盟国相互内では、免税が受けられない代わりに、
居住国に持ち帰ったときに関税がかかりません。
例えばイタリアに住んでいる人はフランスで買い物しても
免税は受けられませんが、イタリアに帰国したときに関税がかからないことになります。
このため、EU内の最終出国地で手続きすることになります。
ご質問のケースでは、フィレンツェでも滞在されると考えられるので、
CDGでの手続きはできません。

EU加盟国内で飛行機に搭乗したときに、預けた荷物のクレイムタグに
黄緑色のラインが入るのは、到着地がEU内であった場合に、
EU諸国の税関は税関検査を省略せよ、というサインになっているので参考にしてください。

空港での免税手続きは税関で行います。
従って、免税の可否を決めるのも税関です。
税関から承認をもらえると、承認印のある免税書類を郵便でお店へ直接、
又はグローバルリファンド等の代行業者に送付して初めて税金の払い戻しが受けられます。
封筒はお店でもらえます。
免税書類を郵便を送る場合、切手を自分で買って貼らなくてはならない場合もあります。

EUでは通常、税関は確認するだけで、直接返金するわけではありません。
他の国では税関が直接現金で返金するケースもあるようですが
(例えばオーストラリア)、EUはそうではありません。
くれぐれもご注意ください。
現金で返金される場合でも、税関とは別の、
グローバルリファンド等が委託している窓口(例えばCDGの場合指定されたAMEXの窓口)
に免税書類を持って行くことになります。
お店がグローバルリファンド等に加盟していない場合は、
現金での返金は不可能となります。
カードで買い物した場合は現金では受け取れないので
カード口座に振り込まれるのを待つことになります。

EUの場合、付加価値税(日本でいう消費税)の払い戻しは、
税関ではなく購入したお店が直接購入者に対して行うルールになっています。
理由は、免税になった部分は、お店が税金として国又は地方自治体に
納付するのをやめることによって、その分のお金を購入者に返金するからです。
(お店が一度納税して、あとで国や地方自治体から還付されるわけではない)
グローバルリファンド等の代行業者は、そのお店から委託される形で
返金支払い手続きを代行していることになります。
(代行手数料は返金される税金から差し引かれます)

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    05/12/16 05:36

    Re^2: 複数国を回る際の免税手続きについて

    関税とVATとに関連性はないだろ?

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