退会ユーザ @*******
05/12/16 00:00

フィレンツェ、母との2人旅(5)

フィレンツェ3日目、フィエーゾレからバスでもどり、
ピッティ宮、パラティーナ美術館へ。

ラファエロもティツィアーノも、ここで見るのが1番素敵に思えるのですが、
やはり人がまばらで、ゆっくりと見ることができて、
部屋がそれらしい雰囲気だからか、
それとも塩野七生の「銀色のフィレンツェ」に影響されてかもしれません。

あいかわらず、とても寒かったので、ボーボリ庭園はパスしました。

それからヴェッキオ宮を見学。
途中で、ルネッサンスの絵の中から抜け出してきたような、
華麗な衣装を着けた若い男性がふと現れて、駆け抜けていったので、もう、びっくり。
水色の立派な上着が、背中のところで美しいひだを作って円錐形に広がっていました。
あわてて追いかけましたが、見失ってしまいました。

フィレンツェ4日目は午後にボローニャへ移動の予定でしたが、
この日、鉄道ストが予定されていて、
これまで2度そういうことがあって、2度とも直前に解除されていたのですが、
今回は、ばっちり、9時から17時までスト決行でした。
ホテルのフロントの女性に相談すると、イタリア国鉄のHPで素早く調べてくれました。
ストでも全部止まるわけではないのですが、1番早くて5時14分のESでした。
9時少し前に駅に着くと、いつもは長い行列の窓口も、数人待つだけでした。

夕方まで時間ができたので、まず、毎日窓から眺めていたサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。
数年前には修復中で見ることができなかったマザッチョの「三位一体」に
やっとお目にかかることができました。
ギルランダイオの「マリアの生涯」も、じっくりと見ました。

それからバスで、サンタ・クローチェ教会へ。
ここのフレスコ画は修復中で、足場ができていましたが、見ることはできました。
(宮下孝晴先生が手がけていらっしゃるそうです)。
パッツィ家礼拝堂は、フィレンツェで1番好きな建物です。
この教会の右奥に、レザー・スクールという皮革工房があって
いろいろなものがあって、お目当てのひとつでした。

母が、マーブル模様の紙のお店で、ばらまき用のしおりなどを
たくさん買うのにつきあって、それからボローニャへ向かいました。

ボローニャに着いたのは6時過ぎでしたが
Pamというスーパー(Via Marconi 28、駅の方から徒歩10分右側、8時まで)で
チーズやリゾットなどを買いましたが、あとは電飾された塔をみたぐらい。
ホテルは駅前の4つ星スターホテルで、朝食込みで120ユーロ、
広々した部屋で、バスルームにも小さいテレビがありました。

最後は近代的な高級ホテルでしめて、
翌日、ウィーン経由で帰国しました。

母と2人なので、ワインのボトルを開けるわけにもいかず、
しつこいものは駄目だとか、いろいろ言うので、
これ、というほどのものは食べませんでしたが、
母がカプチーノのおいしさを知ったのが収穫ぐらいでした。




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5件のコメント

  • ほあきんぷじょるさん。おかえりなさい。

    ほあきんぷじょるさん。遅くなりましたが・・・
    お帰りなさい。(^^ゞ 
    以前いろいろとレスをいただきました”ネコもも”です。

    お母様との2人旅のご様子、楽しく拝読しました。
    とてもいい親孝行をされましたね。
    お母様ほんとにお幸せですね。
    ほあきんぷじょるさん。えらい!!!

    突然のバッハや、華麗な衣装の男性・・・
    印象深いハプニング・・・素敵ですね。
    こちらまで、ドキッとしてしまいました。

    シエナのホテルには感激です。
    素敵なホテルのようで、立地条件もいいですし
    またシエナに滞在する事があったら
    是非利用したいと思います。

    そして、お母様の健脚振りには、
    思わず微笑んでしまいました。
    楽しいご報告をありがとうございました。



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    退会ユーザ @*******
    05/12/25 17:48

    ただいま、です。

    ネコももさん、こんばんは。
    読んでいただいて、ありがとうございました。

    えらい、と言ってくださって、ありがたい!

    シエナのホテル、ほんとは内緒にしておきたいぐらいでした。
    ロフトは、眺めがよくて、しかも安いので、おすすめです。

    ネコももさんは、1月にまたいらっしゃるのですね。
    グラツィアさんや、ららさらまさんは、今フィレンツェですよ。

    私はすぐには予定がないのですが、
    次はアッシジ、ペルージァか、はたまたアクイレイア(モザイクあり)か、
    などと、漠然と思っています。

    素敵なご旅行になりますように!

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  • 退会ユーザ @*******
    05/12/17 06:01

    シエナのホテル

    ほあきんぷじょるさん、お久しぶりです。
    お母様との旅行記楽しく読ませていただきました。
    わたしは英語のしゃべれない国はツアーでしかいけない弱虫なのに、
    ほあきんぷじょるさんは、お母様のために
    ツアーコーディネーターのみならず添乗員までされて
    感心してるんです。

    今年は初ヨーロッパで南イタリアとシチリアをまわり、
    イタリアすっかり気に入っています。
    次はトスカーナ地方とフィレンツェと思ってますので
    しっかりと読ませていただきました。
    シエナのホテルがよさそうなので、名前をおしえていただけませんか?
    でも、へなちょこ旅行者なので、またツアーで行くかもしれませんけどね。

    わたしの母は来年80になるので、
    お祝いにアラスカクルーズに連れて行ってあげようと思ってるんです。
    やはりしつこい物はダメだと言ってます。

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    退会ユーザ @*******
    05/12/17 11:12

    Re: シエナのホテル

    どれにどらさん、こんにちは。
    読んでくださってありがとうございます。

    準備もかなり念入りにして、やりすぎたか、と最後に思う程だったので、
    覚悟はしていたのですが、これが最初で最後にしたいというのが本音です。

    イタリアは普通の観光客が行く所は、英語で大丈夫なようなので、
    どれにどらさんなら、全く問題ないと思います。
    思い切って個人でお出かけになればいいのに。

    シエナのホテルはロンリー・プラネットに載っていたので
    そのせいか、アメリカ人がたくさんいました。
    Pensione Palazzo Ravizza です。
    私は2泊したのですが、もっと長く、のんびりと滞在してみたいです。
    こういうことは、個人でなければできませんものね。

    私はホテルの検索がなかば趣味なのですが、
    個人でしか泊まれそうも無い、せいぜい30室までのホテルは
    こじんまりとして、手入れもよく、あとあと思いでに残ることが多くて
    しかも安いことが多いので、とても好きです。
    でも、あまりにも古式蒼然としていて、いくらなんでも、というときも
    たまにはあるんですけれども。

    TripAdovisor
    http://www.tripadvisor.com/
    なども参考になります。

  • 退会ユーザ @*******
    05/12/16 22:30

    おかえりなさい

     こんばんは。

     美術鑑賞と併せた親孝行の旅,お疲れさまでした。
    お母上もご達者なようで楽しまれた様子と,
    効率的に回られたのが伺えます。
     次はボローニア攻略ですネ。(笑)
      

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    退会ユーザ @*******
    05/12/16 23:58

    Re: おかえりなさい

    CosiCosiさん、読んでいただいて、ありがとうございます。

    ボローニアとウルビーノ、
    いつかは、とぼとぼと、ひとり歩きしようと思っています。

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  • お役目ごくろうさまでした。

    親と一緒に旅に出ると、帰宅してから母親に言われる言葉。
    「お役目ご苦労。」
    ほあきんぷじょるさん、おかえりなさい、そしておつかれさまでした。
    無事のご帰国、なによりです♪
    お母様も思い出を抱えて、元気いっぱいおうちにお帰りになられたのですね。

    フィレンツェでマーブル模様紙のお店、
    いつも行きたいのに、いまだに行ったことなし。いいなぁ~
    お母様、良い買い物をしましたね。ワタシもほしい、しおり♪
    手袋をお気に入りを見つけられたのでしょうか^^

    臨機応変の的確な行動、さすが!!と思うばかりです。
    どなたかおっしゃっていましたが、相当計画なさったのが伺えて
    とっても感心しました。親孝行なさいましたね!!

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    退会ユーザ @*******
    05/12/17 00:09

    Re: お役目ごくろうさまでした。

    ともぞうさん、こんばんは。
    読んでいただいて、ありがとうございました。

    ほんとに我ながら、無事でよかったと思っています。

    これから撮った写真をプリントして、アルバムにして送ります。
    いたれりつくせり。

    マーブル模様紙のお店にいらっしゃるなら、
    こちらで割引
    http://www.welcometoscana.com/
    こちらでおみやげ
    http://www.firenzeintasca.com/shopping.html

    私はプリントして行ったのに、持って行くのを忘れました。

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  • 退会ユーザ @*******
    05/12/16 06:31

    ショーペロの功罪

    マザッチョの「三位一体」やサンタ・クローチェ教会フレスコ画を見たり
    (宮下孝晴先生が手がけていらっしゃると聞くとなんだか嬉しくなりますね)
    皮革工房を見たり、マーブル模様の紙のお店で、
    ばらまき用のしおりなどをたくさん買うことができたのはよかったですね。

    でもボローニャが、ほとんど泊まっただけになったのは残念。
    きっと次に行く理由が出来たとお母様は思っていららっしゃるのでは。

    ボローニャは、ガストロノミアを覘くだけでも楽しいですけどね。

    >母と2人なので、ワインのボトルを開けるわけにもいかず

    素晴らしい!本当に添乗員に徹していたのですね。
    私も秋に行ったときは、初イタリアの、お酒を全く飲めない友人と行ったので、
    半分は専属ガイドのようでしたが、
    食事のときは、ワインを私のペースで飲みました。
    (ワイン代を別にして割り勘と言うことで)
    ハウスワインのある店だと、4分の1リットルのカラフもありますから、
    あまり我慢せずに軽く飲んでも良かったのではないでしょうか。

    私がフィレンツェを見て回ったのは十数年前で
    その当時は、特別な興味を持っていたわけではなく、
    ガイドブックにあるものを一通り見ればいい、と言う感じでしたから
    「銀色のフィレンツェ」も読み、宮下先生の本もいくつか読んだ今、
    再び見るフィレンツェは、全く違った感じ方ができるように思えて
    ちょうど1週間後に迫った出発が、とても楽しみです。

    私も、初フィレンツェだけど、昔の私よりよほどいろいろと興味を持っている友人も
    ほあきんぷじょるさんのレポートを参考にさせていただいて
    ゆったりと見てきたいと思います。

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    退会ユーザ @*******
    05/12/16 17:14

    Re: ショーペロの功罪

    グラツィアさん、たびたびありがとうございます。

    近々フィレンツェに行くという方が、結構いらっしゃるようなので
    何か少しでもお役にたてれば、と思って書きました。

    私も初めてのときに比べれば、今回はよほど楽しみ方が深かったと思います。
    宮下先生に感謝感謝なのですが、お見かけしたらサインをもらいたい、
    などと、密かに狙っていました。
    修復プロジェクトで、フィレンツェにかなりご滞在のようですよ。
    絵も、名画と言われるほどのは、見る度に発見があって、驚きます。

    実は4分の1リットルのカラフはたまに頼んだのですが、
    やっぱりボトルを開けたかった、などと残念で。

    もう1週間でご出発、お帰りになってのお話を、楽しみにしています。





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