その17 ガリシア旅情 (¬¬;) 実は、2日続きで「海老」を食べた結果、やけに ”冷え”を感じてしまった。そういうわけで、温かいスープで 海鮮を楽しむ方向に切り替える。 さて、Baionaの道を歩きながら、日本の高床式倉庫に構造上は似ている、 石造りの倉庫を見た。円形と長方形のバージョン。ネズミ避けで、 ガリシア特有の建物だそうだ。やはりこれは、行った先では、Baionaで しか見かけなかったので、都市化されると無くなる伝統的建築物のひとつ なのであろう。 そして、これは北部地方一帯に言えることなのだが、スペインの パンフレットにある、中庭、これはガリシア地方にもバスク地方 にも、殆ど見られない。理由は、多雨であり、気温が一年を通し、 メキシコ湾流の影響で一定していること。晴れの日が少ないので、 中庭は必要ではないということらしい。 バスク地方では、ベランダを活用して、綺麗に花壇のようにしていたが、 更に多雨なガリシア地方は、何だか日本を思い出させる、こじんまりと した家々が連なっている。色彩的にも、緑は濃いが、街並みとしては 暗め。 気候風土文化に応じて、違うものだな~と感じた。 あと、海辺のリゾート地、と言うが日本人的水温の感覚からすると、 真夏でも冷たすぎて入れない水温である。 やはり、「食べ歩き」が正しい、と思ったのであった。