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05/12/13 02:49

おっさんひとり,とぼとぼイタリア見聞録 その10-2

Roma 11/12 の2

 ポポロ広場のオリベスクは改修中。それをプリントした養生幕で覆われている。

 S.M del Popolo 教会でカラヴァッジォの二作品にも再会。
某作家の『天使と悪魔』の影響か,キージ家の礼拝堂はすごい人だかり。
 だけど彼の作品中で示されるベルニーニの『予言者ハバスク』の
天使の指先,これが物語の行方を示すのだが,実は指が欠けていてドコを示しているのか分からない。

 ホントにリサーチしているのか?後作の『ダ・ヴィンチ・コード』でも
『最後の晩餐』をフレスコ画なんて間違えたことを書いている。ダ・ヴィンチのそれはテンペラ画です!
  
  
 宿へ戻ってから出直すつもりが時間が無くなり,着替えもせず,トラムで再度,Auditrrium へ向かう。

 今晩は一番大きなホール,Sala Cecilia でヴェルディの『レクイエム』。
上演間近には,ほぼ満席。シートも広く肘掛けも広いので約 90 分連続の長いこの曲も楽。
 但し,疲れから途中で眠らなければいいが・・・。

 シェル型の会場。天井の音響吸収装置もかなり大型の木造ポッド。外壁などもすべて肉厚の
木造。すべてアメリカン・チェリー材。定員約2700人。
 Piano 氏は音響効果も考え,むやみに定員の多いホールでないものをと造ったそうだが,
ちと残響が日本のホールより長い気が。

 Antonio Pappano 指揮,ソロボーカリスト四人と合唱団。ここの付属国立楽団。
第二楽章などは感動物。さすが,地元の楽団。
月間,10日ほど同一指揮者と楽団でさまざまな演目が組まれている。日本では考えられない
スケジュールとそれを支える観客・・・うらやましいかぎり。

 演奏後は十分近くも拍手,最後は手拍子。合唱団まで最後は一緒に手拍子も。
明日は隣のホールでも鑑賞予定。会場内外の案内係は容姿も含め,すぐれた応対。
  

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