レ・クレドール(Les Clefs d‘Or)

これは、一流コンシェルジュで組織される、フランスで設立のコンシェルジュの国際組織です。一流(っぽい)ホテルに座ってるコンシェルジュなら、誰でも一流かというと、実際の判断基準は、レ・クレドールの会員になっているかどうかを質問するのが、一番信用おける基準になりえるかとおもいます。

レ・クレドールの正会員となっているコンシェルジュは、日本の(一流)ホテルにも何人もいるので、こういうシロウト寄せ集まりの場で、チップについて、ああでもない、こうでもない、と不毛な議論を展開するよりは、正会員ご本人がいる一流ホテルに電話して、おたずねになるのが一番です。

なお、コンシェルジュの役割は、自分が就労するホテルに滞在する客のヘルプ&快適性を上げる事が第一義的ではありますが、ホテルに外部からいきなり電話をしてきて質問だけをする、売り上げに全く関係しない第三者からの電話による質問にも、「やさしく」「無料で」持てる知識を分け与えて下さいます(たとえば、レストラン情報など)。

よって、コンシェルジュが金銭を期待して情報提供している訳ではないことは、ここからも伺う事ができます。なので、いきなり電話で、質問ばかりしている人は、いつかは、そこのホテルに収益還元できる余裕を持ち合わせていてほしいものですね。

私の場合は、お金は渡しませんが、世話になった度合いにより、お土産をあげる事はあります。最も、旅をする場合は、いつどこで誰と会って世話になるかわからないので、私はいつもちょっとした日本っぽいお土産を持ち歩いてます。その持参品をあげる場合もあるし、更に、事情は略しますが、例えば事前に非常に手間かかけてヘルプしてくれて助かった(主に出発前に面倒なアレンジを頼んだ)時は(コンシェルジュに限らず)、本人専用に予め、ヨックモックその他の一番小さい箱のクッキーを用意して行った事もあります。これは、手みやげとして、現地在住の友達にモノを持っていく感じに似てます。「気は心」ってことで、これはコンシェルジュに限らず、日本で生活する上で、身近な所でも、そういう気遣いする方が、何かを依頼したい場合、結果、自分に返ってくるサービスのリキに入れ方が違ってきます。別に、それを下心に、期待してやってるわけじゃないですが、どうせやるなら、わかりやすくやる方がお互いに、ハッピーという考えもあります、ということです。

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1件のコメント

  • 05/12/09 08:29

    まあ、趣味の世界の話しですから

    確かに不毛と言えばその通りなのですが、所詮趣味の世界の話しです。

    良く、「チップを受け付けてもらえなかった。」という声を聞きます。
    私自身もそのような経験があります。しかし、それはチップを差し上げ
    ほどの頼みではなかったからだと思っています。

    実に不思議なのは、コンシェルジェにチップは通常しなくて良いなど
    という意見は世界の何処を探しても出てこないことです。

    以下の、コメントは的確だと思います。

    Here are some guidelines for tipping: Generally, salaried
    staff such as hotel managers or cruise captains are not
    tipped. Gratuities are given to service employees---

    要するに、オナーや管理職には払うものではない。
    ホテルならば、普通のホテルならば経営者が表に出て、客にサーブする
    ことはあり得ないので関係ないですが、個人経営ホテルで、経営者兼
    フロント掛かり、よろず相談員を兼ねている場合はやってはいけないこ
    とになります。普通のホテルのマネージャーも客からチップをもらうよ
    うな業務に就くことがないでしょう。コンシェルジュはマネージャーで
    はありません。彼らの顔としての評価は当然高いのですが、雇われの身
    で、しかもよろず相談が守備範囲なのです。マネージメントには通常関
    与しません。米国を例外としてチップは賃金の代用でも何でもないので、
    給与が低いから云々も関係ありません。

    上の、続きで、具体的には、
    Concierge: nothing for simple questions. But, if they make restaurant reservations, obtain theater tickets for you,
    make travel arrangements, then $5-$10 per task performed.
    Put the gratuity in an envelope with a note of thanks and
    give to the concierge.

    とあるので、上記”salaried staff such as hotel managers ”に
    は含まれていません。

    権威が好きな方にはCNN TRAVELにあるもので、かなり長くなりますが、
    "Nobody knows the rules about tipping," says Laura Powell,
    a freelance travel journalist for CNN and the Washington Post. "And even when you think you know the rules, they
    change when you go to a different country.
    中略
    コーネル大学には旅行学部がありますので、
    Meanwhile, the School of Hotel Administration at Cornell University devised this set of supplementary tipping
    guidelines:
    ドアマン、ベル、ウェイターなどに続き、
    for a concierge who makes your dinner or show reservations, $5 to $50

    もっと具体的には、
    Tipping the concierge isn't necessary unless she or he does something special for you.
    これは当然です。問題は以下の場合、
    Steps:
    1. Keep small bills available for the purpose of tipping.
    2. Remember to take advantage of the services offered by a concierge, who can be a great source of information.
    3. Tip $5 to $10 in a first-rate hotel, depending on the concierge's efforts. If he or she helps you find a limo,
    obtains great seats at the opera or recommends a wonderful
    out-of-the-way restaurant, reward the service with a tip.
    4. Make a mention of your gratitude when handing over the gratuity.

    The word "tip," which originated in England, was originally
    an acronym for the phrase "to insure promptnes."

    そもそも、格の低いホテルにはコンシェルジェは居ません。
    私は、昔、北米のある旗艦フォーシーズンで、客がコンシェルジェに当然
    のように出しているのを見て、そのようにしてきました。
    その後は、レストラン紹介なら、店の名前を口頭で伝えられ、その通りに
    行く場合は、ただの感謝の言葉、電話し席の確保までしてくれれば、金銭
    を差し上げるということにしています。
    物であげるのはそれこそ日本人的発想で、今のご時、知人ならまだしも、
    初対面では食べ物は怖いし、相手が必要としないものかも知れません。

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    こういう事、書jく人が来ると思いました

    素直に文脈からすると、日本人的発想は、外地では適応外で、禁忌とでもいうようにとれますが、それは、やる行為によるでしょう。外地では、外地のやり方に、何もかも従え、そうじゃないと恥ずかしいという解釈が通用するなら、外国で開催されるパーティに、民族衣装(日本ならば着物)を着るのはタブーになります。いい習慣は外国人も理解します。結構な事じゃないですか。少なくとも自国文化を、自ら卑下する必要はない。

    仮にJORGEさんが私の前の発言を受けて言及したのであれば、この事例でいえば、前ログに書いた通り、詳細省略として渡したのは、コンシェルジュというよりホテルのマネージャであること、内容は、事情あって、わざわざ時間外(私的時間に)に、本来の業務外にもかかわらず、親切にも動いてホネをおってくれたので、こちらが多いに助けられた事があり、単なる情報提供の対価に供した訳ではないですよ。ホテルは規模や★に係わらず、ちゃんとしたホテルマネージメントの教育をうけた、気の利いたスタッフがいる、良いホテルの場合、案外、どこまでも親切にやってくれる場合があるので、そういう相手には、それなりの謝意は形に示すべきと思うので、ただし、金銭を渡すのは違うとおもうので、この例を書きました。

    また、手渡した高級菓子箱も、販売状態のまま未開封・完全厳封状態で渡すのが当たり前だし、さらに店舗ラッピングの状態で、デパートの手提げ袋にいれたまま渡されれば、古今東西、先進国から到来の新品をギフトで贈られ、それが食品だからと疑ってかかる人はまずなかろうと思いますし、その時は相手方も、明かに、とても喜んでくれましたよ。日本の洋菓子は、味が繊細なので、案外海外では評判いいです。

    ただ、手作りの食品を、芸能人をはじめ、懇意でない人にプレゼントするのは、大幅に常識はずれでしょう。もらって、陰で捨てられても致し方ない。

    私のまわりのケースでいえば、海外出張で相手会社に赴く際、デパートで売ってるような@5000円見当のお菓子を何箱か持参するのは、よくやることであり、逆に、外国人(アジア圏に限らず)の方がこちらにお出でになるとき、お土産をお持ちになることは、別にレアではありませんね。さらに外国行って、現地の人が、お土産もたせてくれる事もありますし、要するに、モノのやりとりをする行為=「日本人的発想」と、限定的に発想してしまう部分が、いわゆる日本人的発想なんじゃないかなと思いますけどね。合衆国なら、いわれのない(感謝される理由が存在しない)ギフトを渡されれば不信感を抱かれますが、謝意に基づくギフトの習慣はあります。要するに良い習慣ならば、人間同士、普通に受け入れられるものですよ。