11/10/17 14:48

Re: 旅行保険 携行品盗難

こんにちは!
一瞬の空白時間、災難でした。ひととおりレスが出揃ったようですので書き込みます。
今回の盗難は、トピ主さんの標記どおり「携行品担保の盗難保険」ですから、①携行する意志がなく放置したと考えられる物品、②一瞬でも置き忘れた物品、③所有者の管理下にない物品、これらについては保険金を払わなくて良いことになっています。kisai03117865さんの場合、前記の①③が争点になると思います。
「携行品盗難保険」なる加入保険項目は、単に「盗難保険」と標記しないところに意味があります。状況からすると、お釣りが無いから自ら両替する必要があり、そのため貴重品だけ持って残りの荷物をリクシャーに置いた訳ですから、詰まるところ争点は、「荷物をなぜ全て自分で持たなかったのか?」だけです。派生する保険会社側の質問として考えられることは、「お釣りが無いと判明した後、なぜ自分が両替をしなくてはいけない状況になったのか?」これも考えられますが、ここまで細かい状況を聞かれるようになれば、保険金が下りる状況は厳しくなっていると推測できます。
一方、携行品盗難の保険金請求ですが、旅好きな人はことごとく出かけますから、それだけ保険加入の回数も増え、リスクは必然と増す訳なので請求回数も増えます。つまり、携行品盗難保険請求は一人で複数回請求している人が多くそれが特徴でもあるのですが、例えば成田空港のATM型の海外旅行保険加入機では、加入段階の入力画面で「過去3年以内に海外旅行保険:携行品盗難を請求したことがある。」を素直に画面選択して進むと、最後の支払い画面の一歩手前で「あなたはこの保険に加入できません。」と断られます。保険代理店を手伝った経験のある私自身が、この状況を知りませんでしたので、事前に旅行保険に入るのを忘れて成田で入れば良いかと簡単に思っていたのもつかの間、中東旅行は無保険状態になりました。(クレジットカード附帯保険を除く)
また、保険会社によっても請求の方法が違いますし、請求書類についても「いつまで種類のやりとりが続くの?」数ヶ月も小さな質問や書類のやりとりが続いて呆れる保険会社もあれば、感謝したいほど親切に「クレジットカードで購入した物品も盗難に遭ったのですからショッピングプロテクションに該当します、こちらから直ちにカード会社に連絡しましょう。」と言ってくれる保険会社もありました、これは事実です。海外旅行保険は加入する会社や評判も事前に良く調べるのがベストで、最高の保険会社という存在は無いにしても、請求する過程で根気を失いかけたり、面接を強要する会社は次回から加入を避けましょう。
そして今回の盗難ですが、ナンバーの付いているリクシャーやタクシーに乗る際は、必ず乗車前に運転手も背景に含めて写真に撮っておくことで持ち逃げが防げた筈です、写真を撮るふりをするだけでも良いです。内容は逸れますが例えば高額紙幣を両替する場合、窓口がある対人両替所を除き、ホテルや土産物売り場などで一度こちらの手元からお金が離れる場面では、紙幣の番号と相手の顔が同時に写るよう写真を撮っておけば、偽札のすり替えも防げますし、相手は持ち逃げしようとも考えないです。細かいだの面倒だのとは言えません、被害者にならないための防備です、私はそうしています。
これも過去の話ですが、アジアのN国のように、「盗難に遭ったリポートに希望の品物を全部記入するから、100$チップをくれないか?」と、N国インターポールセクションの職員が悪の道に誘導してくる場合もありましたが、きっぱり断りました。数年前のマドリッドでは、中心部で途方に暮れている大学生と会ったのですが、もう帰国便の時刻が迫っているのに、盗難に遭った届け出をしたいのに、警察に「あっちの部署だ、こっちの部署だとたらい回しされ、盗難被害の届出ができない・・」と言う人に、被害センターSOS東京に直接電話をしてあげたことがありました。その時のやりとりは鮮明に覚えていますが、「添乗員さんのサインがあれば?」{個人旅行なので添乗員は居ません。}「警察の盗難被害受理書があれば?」{帰国便が迫り、バラハス空港に急がなくてはいけません}「目撃者は?」{目撃者が居てもスペイン語が解りません。}「では帰国後に今のやりとりを盗難被害証明ができない理由として簡単な文章にして下さい、乗り遅れずに帰国して下さい。」とする会話がありました。その先はどうなったのか解りませんが、これで請求できたのだと思います。

ともあれ、保険金を請求する必要がない旅行が一番、被害に遭わないのが一番、掛け金が結果的に無駄になってしまった旅行が一番です。しかしkisai03117865さんは盗難に遭ってしまった訳ですので、何としてもめげずに保険金を手にして下さい、保険会社は民間企業、ここで諦めてはダメですよ!

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