Re: ネットでのアンケートは、世論調査にはならない 岡山1さん、こんにちは。 >パソコンを利用している人たちは、 >母集団から、すでに相当偏っています。 >ある特殊な集団です。 その意見に賛同します。 賛同した上で、このアンケートそのものが 「地球の歩き方」の「オンライン旅行コミュニティ」に限定しての調査なので、 私の解釈としては「特定の集団」に関しての調査、と解釈します。 別の見方をすれば、パソコンを(この場合は特にインターネットを) 利用しない人のことは、最初から考慮していないはずです。 敢えて偏った集団を調べ、それについて研究するのも重要なことです。 ただ、おっしゃるとおりこの調査で「一般的」な傾向をつかむことは 不可能であるのは、言うまでもないでしょう。 観光学の論文の場合、他の人文系の論文同様、文献研究が 非常に大きなウェイトを占めています。 ですから、十分な下調べをした上でのアンケートでないと、 担当教官も実施を認めないと思います。 さらに、これは想像の域を出ないのですが、異なった母集団の アンケートを、全く違う方法で実施している可能性がないともいえません。 また、論文の内容も、私のいる大学の大学院の場合、 一般的な内容をテーマにすると、担当教官の承認が得られません。 特定の分野に絞ったテーマで書くことを求められます。 この研究成果は、あくまでも「特定の分野」「特定の集団」に限って 調べているので、その意味では妥当であると思うのですが、いかがでしょうか。 先生の見解をお願い申し上げます。
難しいんですね 学科系列別の習慣の違い。 先の意見は、理系の博士論文研究の 常識・パラダイムから言いました。 私は文系の大学院にも出入りしたことが あって、習慣というか、 パラダイムというか、 しきたりというか、 まったく違うんですね。 文系では、ずいぶん「いじめられ」 ました。 ビーボイさんのご意見、 この文理の習慣、パラダイム、しきたりの 違いであって、 理系の母集団を社会全体と取る方法とは、 異質の方法であります。 あえて、どっちが良いかなどとは、言いません。 文系の理論も知っていますし、 また、今、発展中の分野の構造的な問題も知っていますから。 だから、どっちが正しいということではなく、 今のそれぞれの学界で、 どういう方法論が認められているかという点に 帰すべきかと思います。 私の意見は理系に軸足を置いた意見として ご聴取下さい。
まったくおっしゃるとおりです まったく同感です。 先日、理系の研究者の方にお会いしました。 結論を取るために必死でデータを取っていらっしゃる話を伺い、 どんなに苦労して「他に影響されないデータ」を取るかに 苦心されているかを知りました。 でも、私もこの考えは文系の研究にもにある程度必要とされるのでは、とも思います。 文系の研究は、ともすれば「重箱のすみ」をつつくような内容に なりがちなので、全体像がぼやけてしまう危険性が多分にあります。 大学の先生方でもそのことを危惧されている方がたくさんいらっしゃいます。 特にイギリスでは非常に内容が細分化されてしまっており、 細かい内容での議論が多くなされているのが現状です。 岡山1さんのご指摘、自分がよく知らない世界のものだけに、 大変勉強になりました。感謝申し上げます。
未だましかもしれない この地球の歩き方は偏ったネットでのアンケートの中では未だましな方かもしれません。 特に政治が絡む問題は全日本平均のの世論調査とはかなり隔たりがあります。 今回の衆議院選挙のインターネットアンケートは珍しく傾向が似通った例外に近いと思います。 この旅行のアンケートにも関連しますが、掲示板の平均年齢が若く未だに私が最高年齢らしい?ですが、 実際に旅行する人を見るとかなり年齢はアップするのではないかと思います。 今パソコンをいじる世代が歳を取る20~30年後には全世代のアンケートが出来るかもしれません。 その時に皆さん呆けないようにお願いいたします。 アンケートによって選ばれる紅白の横文字の歌は私にはさっぱりわかりません。 懐かしのメロディ自体私にはわからなくなりつつあります。