10) そば粉のクレープ (その1 ポンタヴェンにて) 以前、パリのある家庭でそば粉のクレープを昼食にいただいた。 ブルターニュ地方では、これをガレットとも言うと聞いたのだが、別のお宅のマダム(パリ近郊育ち)は、ガレットというのは丸いビスケットのようなものを言うので、そば粉のクレープをガレットというのはパリではあまり一般的じゃない気がする、と言っていた。 パリでは呼び方の認識が違うようで、ガレットという言い方は限られているのかも知れない。 今回の旅行でブルターニュ地方を何日かかけて回ったので、多少知見を得た。 以下、そば粉のクレープのレポートです。 a)ポンタヴェン ブルターニュ地方の西の端にFinistere(フィ二ステール)と言う県があり、中心都市はQuimper(カンペール)である。 カンペールの南にポンタヴェンという町があり、画家ゴーギャンが初期に絵を描いた町として知られている。 ポンタヴェンのクレープ屋の前にはメニューが書かれているが、 クレープの種類では、ble noir のクレープと froment のクレープとの2種類が書かれている。 蕎麦は sarrasin と言うはずだが、この語は使わないのかな? 観光案内所で尋ねると、ble noir とは sarrasin(蕎麦粉)のことであり、froment は小麦の粉を言うそうである。 そば粉のクレープをgaletteと言わないのかと尋ねると、galetteというのは、ブルターニュのクッキーを言うとのことで、町の案内書のクッキーの写真を説明してくれた。 一軒のクレープ屋に入って ble noir のクレープを注文する。 飲み物は、やはりシードルだろう。 (昼間から飲むには、アルコールがビールより薄めで、大きめのグラスで量があって何しろ安い。) クレープの生地はかなり薄い。 折りたたむのは三方のみで、一方は折りたたまずに開いたまま出すから、上から具の入っている状態がよく分かる。 生地はよく焼かれていて薄いから、切るとき、しっかりナイフを握って切らないと、やや切りにくい。 ホットケーキみたいに、さくっとは切れない。 味は、蕎麦の味がして、まあまあ。(具はいろいろ選べるので、選ぶ具にもよる。)
くれーぷo(^◇^)o クレープかガレットか・・・ なかなか微妙なんですねぇ~ 私は日本食を解る他の国と云えばやはり食文化が発達しているフランスだと思っておりますが正に・・・と確信しましたo(^◇^)o